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VANNA・比較・乗り換え

サロン予約システム比較|手数料・指名・事前決済・顧客管理で選ぶ【2026年決定版】

最終更新: 2026年6月29日

サロン予約システムは「月額の安さ」だけで選ぶと、あとで損をすることが少なくありません。判断すべきは、(1)予約・仲介手数料、(2)決済手数料、(3)指名・事前決済、(4)顧客管理(カルテ・名寄せ)、(5)乗り換えやすさ——この5つの軸です。本記事はこの全軸を横断比較し、業態別の最適解まで導く「比較の地図」です。

なお本記事の比較は、各社が公開している料金ページ・公式FAQ等の情報に基づく事実の整理であり、取得時点(2026年6月時点)を明記しています。特定のサービスを優劣で断じるのではなく、読者が自店の優先軸に沿って判断できることを目的としています。

  • まず結論(5軸フレーム)を知りたい方 → H2-1へ
  • 手数料の仕組みを正しく理解したい方 → H2-2へ
  • 製品を一覧で見比べたい方 → H2-7の早見表へ

H2-1. 結論:サロン予約システムは「5つの軸」で選べば失敗しない

多くの比較記事は「おすすめ15選」をいきなり羅列します。しかし製品名を並べる前に、自店が何を重視するかの「ものさし(軸)」を決めるほうが、結果的に早く・正しく選べます。本記事が提案する5軸は次のとおりです。

  1. 手数料:予約仲介・送客手数料と、決済代行(カード)手数料は別物です。両方を分けて理解します。
  2. 指名予約:スタッフ指名・指名料・対応メニューの紐づけができるか。指名制サロンでは事実上の必須機能です。
  3. 事前決済:予約時にカードで前金・全額を受け取れるか。ノーショー(無断キャンセル)対策の中核です。
  4. 顧客管理/電子カルテ/名寄せ:来店履歴・施術記録を残し、重複した顧客を1人に統合(名寄せ)できるか。リピートの土台です。
  5. 乗り換え容易性:現システムからデータを移せるか、解約時にデータを持ち出せるか。

H3-1-1. 軸を「コスト軸」と「機能軸」に二分し、数値の目安で優先順位を決める

5軸は大きく「コスト軸(1の手数料・月額)」と「機能軸(2〜4)」に分かれます。どちらを優先するかは、感覚ではなく次のような数値の目安で判断すると失敗しにくくなります。

  • 月間のカード決済額が大きい(例:月の予約売上の半分以上がカード)なら、決済手数料の料率差が年単位で効くため、まず「手数料率」を最優先で見ます。
  • 指名比率が高い(例:来店の半数以上が指名)なら、指名予約・指名料設定がない時点で候補から外して構いません。
  • 1か月の新規より既存リピートのほうが売上の柱(例:売上の6割以上がリピート)なら、電子カルテ・名寄せ・リマインドの「機能軸」を優先します。

数字はあくまで目安です。自店の数値に置き換えて優先順を決めてください。

H3-1-2. タイプ別:あなたが重視すべき軸の優先順位

  • 個人・ひとりサロン:コストと運用のシンプルさ最優先。月額+総コストの低さ、スマホで完結する操作性。
  • 小規模サロン(2〜5名):指名予約・スタッフ別シフト・顧客管理のバランス。
  • 指名制サロン(美容室・ネイル・まつげ):指名予約と電子カルテが最優先。
  • 物販あり:ネット通販の販売手数料と入金口座、在庫の二重管理を回避できるか。

業態別おすすめ軸の優先順位マトリクス
業態別おすすめ軸の優先順位マトリクス


H2-2. 【最重要】手数料の落とし穴:「予約手数料」と「決済手数料」は別物

サロン予約システム比較でいちばん誤解が多いのが手数料です。多くの記事が2種類の手数料を混同しています。ここを分けて理解できると、「手数料無料」という言葉に惑わされなくなります。

予約仲介手数料と決済代行手数料の概念分離図
予約仲介手数料と決済代行手数料の概念分離図

H3-2-1. 予約・送客手数料がかかる仕組み(予約が増えるほど積み上がる)

(A)予約仲介・送客手数料とは、ポータルサイト経由などでネット予約が成立した売上に対してかかる手数料です。大手予約ポータルでは、ネット予約成立分に対して送客手数料に加え、掲載料が別途かかる料金体系が一般的と言われます(具体的な料率・掲載料は非公開のことも多く、各社の公式見積もりで要確認)。

この手数料の特徴は「予約が増えるほど積み上がる」ことです。月額が固定でも、ネット予約の売上が伸びるほど支払う手数料総額も増えていきます。一方で、予約仲介手数料を取らないモデルもあります。たとえば自社サイト・自社予約ページから直接予約を受ける設計のシステムでは、予約成立に対する仲介手数料がかからず、売上がそのまま店側に入ります。

VANNAはこの「予約・販売手数料を取らない」モデルの一例です。予約が成立しても仲介手数料は発生せず、支払いは月額のみで、カード決済の売上は店舗自身のStripe口座へ直接入金されます(VANNAは仲介手数料を取りません)。ただし後述のとおり、カード決済の決済代行=Stripeの手数料は店舗負担で別途かかります〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

H3-2-2. 決済代行手数料は"基本どこでも別途かかる"|入金サイクルと入金口座の違い

(B)決済代行手数料とは、お客様がカードで支払うときに、Stripeなどの決済代行会社にかかる手数料です(Stripeのカード決済は基本1件3.6%とされますが、料率は変動しうるため最新は公式で要確認)〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕。これは予約システムの種類にかかわらず、カード決済を使う以上、原則どのサービスでも別途発生します。「手数料0」をうたうサービスでも、決済代行手数料まで0になるわけではないのが通常です。

ここで差が出るのが「入金口座」と「入金サイクル」です。

  • 入金口座:売上がいったん予約サービス側の口座に入り、そこから店舗へ振り込まれる方式と、店舗自身の決済アカウント(例:店のStripe口座)へ直接入金される方式があります。直接入金方式は、売上の流れがシンプルで、月次の入金が第三者を経由しない点が特徴です。
  • 入金サイクル:決済から店舗への着金まで数営業日かかるのが一般的とされます(具体的な日数は決済代行の条件によるため公式で要確認)。月末締め翌月払いか、ローリング入金(一定日数後に順次入金)かで資金繰りが変わります。
  • 返金トラブル運用:お客様への返金やチャージバック(不正利用等での支払い取消し)が起きた場合、誰がどの口座から処理するか、手数料が戻るかは決済代行の規約によります。直接入金方式の場合、返金処理も店舗の決済管理画面から行うのが基本です。

VANNAはカード決済にStripeを利用し、売上は店舗のStripe口座へ直接入金される設計です。仲介手数料はかかりませんが、Stripeの決済手数料(基本3.6%/件・最新は公式で要確認)は店舗負担で別途必要です。入金サイクルや返金の扱いはStripe側の条件に従います〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features ・ Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕。

H3-2-3. 【試算表】客単価×月間予約件数で見る年間手数料シミュレーション

「手数料率の数%」は小さく見えますが、年間で積み上げると無視できません。客単価と月間件数が違えば効き方も変わります。下の3ケースで、仲介手数料がかかる場合の年間総額の目安を試算します(いずれも前提を置いた概算であり、実額は各社条件によります)。

客単価×月間予約件数の年間手数料シミュレーション表
客単価×月間予約件数の年間手数料シミュレーション表

ケース客単価月間ネット予約件数月間予約売上仲介手数料2%の年間仲介手数料3%の年間
低単価高回転(ネイル)5,000円200件100万円約24万円約36万円
中単価(美容室)8,000円100件80万円約19万円約29万円
高単価低回転(エステ)20,000円40件80万円約19万円約29万円

※上表は「仲介手数料の料率×ネット予約売上×12か月」で算出した概算です。掲載料・決済代行手数料は含みません。実際の料率・対象範囲は各社の公開条件(2026年時点)によります。

ポイントは、月間予約売上が同じでも、客単価×件数の組み合わせで手数料額が決まること、そして仲介手数料を取らないモデルなら、この積み上げ分(上表の年間欄)がそのまま店側に残ることです。ただし「手数料0」のモデルでも決済代行(Stripe)手数料は別途かかる点は変わりません。


H2-3. 指名予約・スタッフ管理で選ぶ:指名制サロンの必須チェック

美容室・ネイル・まつげなど指名制のサロンでは、次の4点が事実上の必須機能です。

  1. 指名予約の有無:お客様がスタッフを選んで予約できるか。
  2. スタッフ×対応メニューの紐づけ:スタッフごとに対応できるメニュー・施術時間を設定できるか。
  3. 指名料設定:指名料を予約・会計に反映できるか。
  4. 時間枠制御:スタッフ別のシフトと予約枠を正しく管理できるか(ダブルブッキング防止)。

H3-3-1. 「指名予約」対応の有無と、対応できるメニュー×スタッフの紐づけ

指名予約があっても、スタッフごとに対応メニューや施術時間を設定できなければ、新人スタッフに長時間メニューの予約が入る、といった現場の事故が起きます。スタッフ×メニュー×所要時間が紐づくかまで確認しましょう。

VANNAの場合、スタッフ指名・時間枠・事前決済を含むカレンダー予約はMaxプランの機能です。候補日(リクエスト型)予約はProから使えますが、指名・時間枠制御まで使うにはMaxが必要です。指名制サロンが下位プランを前提に検討すると機能不足になるため、プランと機能の対応を最初に確認してください(機能×プランの全体像はH2-5・H2-7のマトリクスを参照)。

H3-3-2. 候補日リクエスト型 vs カレンダー(時間枠)予約型の違いと向き不向き

予約方式は大きく2つあります。

  • 候補日リクエスト型:お客様が希望日時を複数送り、店が確定する方式。枠管理がゆるく、フリー予約や個人サロンに向きます。
  • カレンダー(時間枠)予約型:お客様がリアルタイムの空き枠を見て確定する方式。指名・時間枠制御・事前決済と相性がよく、指名制サロンや複数スタッフ店に向きます。

指名制サロンが候補日リクエスト型だけで運用すると、確定の手間とダブルブッキングのリスクが増えます。たとえば指名が集中するスタッフの枠を、リクエストの確定作業中に別の予約で埋めてしまう、といった失敗が起きやすくなります。指名・複数スタッフならカレンダー予約型を選ぶのが無難です。


H2-4. 事前決済・ノーショー対策で選ぶ:キャンセル料運用の実務

事前決済とは、予約時にカードで前金または全額を受け取る仕組みです。無断キャンセル(ノーショー)による損失を抑える中核手段になります。

H3-4-1. 事前決済が向くサロン・向かないサロン

  • 向くサロン:高単価メニュー、予約が集中して埋まる人気店、施術時間が長く機会損失が大きい店(エステ・縮毛矯正・まつげ等)。前金や全額前払いにすることで、ノーショー時の損失を抑えられます。
  • 向きにくいサロン:単価が低く回転が速い、当日ふらっと来店が多い業態。前払いのハードルが予約離脱を招くことがあります。

VANNAでは、事前決済(Stripeによるカード決済)はカレンダー予約=Maxプランの機能です。前金・全額の運用やキャンセルポリシーの設計と組み合わせて使います。

H3-4-2. キャンセル料の設定で気をつけること(消費者契約法に配慮した規約づくり)

キャンセル料は自由に高く設定できるわけではありません。一般論として、消費者契約法では「平均的な損害の額を超える部分」は無効になりうるとされています(同法9条1号)〔出典: e-Gov https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕。つまり、実際の損害(予約枠を埋められなかったことによる逸失利益など)とかけ離れた高額なキャンセル料は、取れない可能性があります。「○円取れる」と断定せず、料率・タイミング(前日・当日・無断)を合理的に設計し、規約は専門家の監修を受けることをおすすめします。

事前決済を使う場合も、キャンセルポリシー(何日前まで全額返金・当日は何%など)を予約時に明示し、お客様の同意を得たうえで運用するのが基本です。


H2-5. 顧客管理・電子カルテ・名寄せで選ぶ:リピート率を上げる土台

予約を「取る」ことと、お客様を「再来店させる」ことは別の力です。後者を支えるのが顧客管理・電子カルテ・名寄せ・CRM機能です。集客系の記事はここが手薄になりがちなので、差がつくポイントです。

H3-5-1. 顧客台帳と電子カルテの違い、名寄せ(重複統合)がなぜ重要か

  • 顧客台帳:氏名・連絡先・来店履歴などの基本情報を管理する台帳。
  • 電子カルテ:施術内容・薬剤・カウンセリング記録など、施術の中身を残す記録。次回提案やトラブル防止に直結します。
  • 名寄せ(重複統合):同じお客様が「電話予約」「ネット予約」「別表記」で複数登録されると、来店回数や売上が分散し、リピート判定がずれます。名寄せはこの重複を1人に統合する機能で、CRMの精度を支えます。

施術記録は、本人の体質や肌・頭皮の状態などに触れるデリケートな情報を含みます。病歴や心身の状態に関する情報は要配慮個人情報に該当する場合があり、取得や第三者提供に原則本人の同意が必要とされます。取得目的を明確にし、安全管理措置(アクセス制限・バックアップ等)を講じ、個人情報保護法に沿った取扱いが求められます〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。システム選定時は、これらに配慮した設計・権限管理ができるかも確認しましょう(要配慮個人情報の該当性は個別判断のため、最終確認は専門家へ)。

VANNAでは、顧客台帳の自動名寄せ・電子カルテはMaxプランの機能です。CSVインポートで既存の顧客データを取り込めます(自動移行はなく、CSV整形・手入力での取り込みになる点はH2-9で後述)。

H3-5-2. リピート施策の自動化:誕生日・休眠掘り起こし・クーポン・ポイント会員

再来店を促す自動化として、クーポン配布、誕生日メール、しばらく来ていないお客様への休眠掘り起こしメール、ポイント会員などがあります。VANNAではクーポン・誕生日・休眠メール・ポイント会員はMaxプランの機能です。

販促メール(誕生日・休眠掘り起こし等)を送る際は、特定電子メール法に沿って、原則オプトイン(事前同意)を得たお客様にのみ送信し、送信者の氏名・名称の表示と配信停止(オプトアウト)の連絡先を必ず用意します〔出典: 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕。なお「LINEの友だち追加=販促配信への同意」と見なすのは早計で、配信内容への同意取得や停止導線の整備が必要です。安易に同意とみなさないよう注意してください(特電法・特商法等の最終的な適用は個別事情によるため、判断に迷う場合は専門家へ)。

H3-5-3. 口コミ・LINE連携・メールリマインドの活用

  • メールリマインド:来店前のリマインドメールはノーショー抑制に有効です。VANNAでは来店前メールリマインドはProから使えます。
  • LINE連携:再来店導線として有効ですが、配信は前項の同意・停止導線に配慮します。VANNAではLINE連携はMaxプランの機能です。
  • 口コミ:口コミ・レビューを販促に使う場合、事業者が関与した投稿(依頼・対価・自社による投稿)であることを隠すと、第三者を装う表示としてステマ規制(景品表示法第5条第3号、2023年10月1日施行)に抵触するおそれがあります。事業者の表示であると分かる明示が必要です〔出典: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing (参照2026-06-29)〕。VANNAでは口コミ機能はMaxプランの機能です。

H2-6. 集客・HP・物販まで:オールインワン型 vs 単機能型

予約だけでなく、ホームページ作成・ブログ・SEO・独自ドメイン・ネット通販まで一体化できるかも比較軸になります。ツールが乱立すると、コストと運用負荷が増えます。

H3-6-1. ツールを分けると起きるコストと二重管理の問題

HP・予約・カルテ・物販を別々のサービスで揃えると、次のような負担が積み上がります(下の試算は一般的な月額帯を置いた概算であり、実額は契約により異なります)。

機能別々に契約した場合の月額目安(概算)
ホームページ作成・ホスティング1,000〜5,000円程度
予約システム3,000〜10,000円程度
顧客管理・電子カルテ3,000〜10,000円程度
ネット通販(物販)0〜数千円+販売手数料
合計の目安月7,000〜25,000円程度+各手数料

加えて、見過ごされがちなのが二重入力の工数です。たとえば予約システムとカルテが別なら、来店ごとに顧客情報を両方へ入力・照合する手間が発生します。1件あたり数分でも、月100件なら数時間規模の作業になり、転記ミスや名寄れの崩れも起きます。オールインワン型は、この月額合算と二重入力工数を圧縮できる点が利点です。一方で単機能型は、特定機能の深さ・既存ツールとの連携で勝る場合があります。自店の規模と運用に合わせて選びます。

VANNAはノーコードでHP作成・当日公開ができ、予約・顧客管理・通販までを1つにまとめられるオールインワン型です。ただし、HP作成・候補日予約・メールリマインドはProから使えるものの、電子カルテ・自動名寄せ・通販・LINE連携・経営ダッシュボード・独自ドメイン・カレンダー予約(指名・事前決済)などの中核機能はMax以上のプランに含まれます。「手数料0ですべて入っている」という意味ではない点に注意してください(機能とプランの対応はH2-7のマトリクス参照)。

H3-6-2. ネット通販を併設する場合の手数料・入金先の確認ポイント

物販を併設する場合は、(1)販売手数料、(2)入金先口座、(3)在庫・顧客データが予約側と統合されるか、を確認します。販売手数料を「予約仲介手数料」と混同しないよう、ここでも手数料の種類を分けて見ます。

VANNAのネット通販はMaxプランの機能で、売上は店舗のStripe口座へ直接入金されます。VANNA側で販売手数料を取らない設計ですが、決済代行(Stripe)手数料は店舗負担で別途かかります〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/featureshttps://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

なお、回数券・ギフト券・プリペイドを発行して販売する場合は、資金決済法上の「前払式支払手段」に該当することがあり、未使用残高に応じた供託・表示などの義務が生じる場合があります。「回数券で囲い込み」と安易に書かず、発行前に該当性を確認しましょう。


H2-7. 【比較早見表】主要サロン予約システムを5軸で横断比較

ここでは多軸で横断比較します。各セルは事実のみを記載し、料率・対応状況は各社公開情報(2026年時点)に基づきます。下表のVANNA行も他社と同条件で、弱み(電話サポートなし・SMS非対応・自動移行なし・申込時カード必須)を含めて掲載しています。各数値・対応状況は改定される場合があるため、契約前に各社公式でご確認ください。

主要サロン予約システムを5軸+多項目で横断比較した早見表
主要サロン予約システムを5軸+多項目で横断比較した早見表

比較項目VANNAA社(ポータル併設型)B社(予約特化型)C社(顧客管理特化型)
初期費用0円各社公式で要確認同左同左
月額(税込)Pro 3,300円/Max 5,500円/Max+ 11,000円要確認要確認要確認
予約・仲介手数料0円(仲介手数料を取らない)送客手数料あり(料率は公式見積もりで要確認)要確認要確認
決済手数料Stripe手数料を店舗負担で別途(基本3.6%/件・最新は公式参照)別途あり別途あり別途あり
指名予約あり(Max)要確認要確認要確認
事前決済あり(Max・Stripe)要確認要確認要確認
顧客管理・電子カルテカルテはMax要確認要確認要確認
自動名寄せあり(Max)要確認要確認要確認
物販(ネット通販)あり(Max・Stripe直接入金)要確認要確認要確認
HP作成・SEO・独自ドメインHP全プラン/独自ドメインはMax要確認要確認要確認
サポート形態メール中心(電話サポートなし)要確認要確認要確認
リマインド通知メール(全プラン)・SMS非対応要確認要確認要確認
無料トライアルあり(申込時カード必須)要確認要確認要確認
データ持出し(解約時)CSV等で持出し可(自動移行なし)要確認要確認要確認

※VANNA行の料金・手数料・機能は VANNA公式(https://at-vanna.com/pricinghttps://at-vanna.com/features 、参照2026-06-29)に基づきます。競合各社(A・B・C)の具体的な数値・対応状況は、各社公式料金ページ・機能ページ・公式FAQで取得日とURLを確認のうえ記載してください。本記事では公開情報に基づく事実のみを記載し、主観的な優劣評価は行いません。

H3-7-1. 表の見方:自店の優先軸でフィルタする手順

静的な表でも、次の手順で「自分用の比較」に絞り込めます。

  1. H2-1で決めた自店の最優先軸(例:指名)を1つ選ぶ。
  2. その列で「あり」「対応」の製品だけを残す。
  3. 次に2番目の軸(例:事前決済)で同様に絞る。
  4. 残った製品だけで、月額+手数料の総コスト(H2-10)を比較する。
  5. 最後にサポート形態・データ持出し・SMS対応など、運用上の妥協できない条件で最終確認する。

この「軸で絞る→総コストで比べる」順番が、製品名から入るより失敗しにくい進め方です。業態別の早見はH2-8も参照してください。

H3-7-2. 注意:無料/手数料0の表記は「何が0か」を必ず原典で確認

「無料」「手数料0」という表記は、(A)予約・販売手数料が0なのか、(B)決済代行手数料まで0なのか、(C)無料プランなのか無料トライアルなのか、で意味が大きく異なります。必ず各社の原典(公式料金ページ)で「何が0か」を確認してください。VANNAの場合、0なのは予約・販売手数料(VANNAは仲介手数料を取らず、支払いは月額のみ)であり、決済代行(Stripe)手数料は店舗負担で別途かかります。また無料プランはなく、無料トライアル(後述のプレオープン特典)です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。


H2-8. 業態別のおすすめの選び方(個人サロン/美容室/ネイル・まつげ/エステ・整体)

業態によって重視すべき軸は変わります。ここを起点に、各業種の詳細記事へ進んでください。

H3-8-1. 個人・ひとりサロン(コストと運用のシンプルさ最優先)

予約・会計・連絡を1人でこなすため、低コスト・スマホ完結・オールインが効きます。総コスト目安は月数千円台に抑えたいケースが多く、指名管理より「予約の取りこぼしを防ぐリマインド」と「HP・予約・顧客管理の一体化」の価値が高くなります。

H3-8-2. 美容室・ネイル・まつげ(指名・電子カルテ・リピート)

指名予約・指名料・スタッフ別シフトが必須。施術履歴(薬剤・デザイン)の電子カルテと名寄せがリピート率を左右します。まつげ・ネイルは事前決済とキャンセルポリシーでノーショー対策も重要です。なお、まつげ・ネイル・美容の訴求で「痩身」「若返り」「育毛」などの効果効能をうたうと薬機法に抵触するおそれがあるため、施術の表現には注意します。

H3-8-3. エステ・整体・リラク(コース/回数券・カウンセリング記録)

コース・回数券の管理、カウンセリング記録の電子カルテが重要です。高単価のため事前決済の効果も大きい業態です。回数券・プリペイドを扱う場合は前払式支払手段(資金決済法)の該当性を確認します。また、整体・リラク・エステで「治る」「改善」「効く」など医療類似の効果を想起させる表現は、あはき法・医師法・薬機法に抵触するおそれがあるため使いません。あくまでリラクゼーション・美容目的の表現にとどめます。


H2-9. 乗り換え・データ移行で失敗しないチェックリスト

乗り換えは「やってみたらデータが移せない」が最大のリスクです。実務の手順とトラブル回避を押さえます。

CSVデータ移行フロー図
CSVデータ移行フロー図

H3-9-1. 乗り換え前にやることリスト(バックアップ→試験インポート→照合)

  1. 現システムから顧客・予約・カルテ等をCSVでエクスポートする(エクスポート可否を事前に確認)。
  2. 元データをそのままバックアップ保存する(加工前の原本を必ず残す)。
  3. 新システムの取り込み形式に合わせて列をマッピング・整形する。
  4. まず少数件(10〜20件)で試験インポートし、表示崩れがないか確認する。
  5. 問題なければ全件インポートし、件数とサンプル数件を新旧で照合する。

VANNAは自動移行に対応しておらず、CSVインポートでの取り込み(列の整形・手入力を伴う)になります。データ量が多い場合は、この整形・確認作業の時間をあらかじめ見込んでください。これは正直に開示すべき弱みです。

H3-9-2. よくある移行トラブルと回避策(0落ち/重複/文字化け)

  • 電話番号の0落ち:CSVを表計算ソフトで開くと先頭の0が消えることがあります。番号列は文字列形式で扱う、または取り込み前に補正します。
  • 重複登録:同一顧客が複数行で入っていると、移行後も重複します。移行前に重複を整理するか、名寄せ機能で統合します。
  • 文字化け:文字コード(UTF-8/Shift_JIS)の不一致で発生します。新システム指定の文字コードで保存し直します。

H3-9-3. 「解約時にデータを持ち出せるか」を契約前に確認する

意外と見落とされるのが「解約時にデータを持ち出せるか」です。顧客台帳・カルテをCSV等でエクスポートできないと、次のサービスへ移れず、実質的に囲い込まれます。契約前に「解約時のエクスポート可否と形式」を必ず確認してください。なお、データの移行・持出しでは取得目的の範囲内で適正に取り扱い、施術記録などデリケートな情報の安全管理に配慮します。

H3-9-4. 乗り換え元別の確認ポイント(ホットペッパー/サロンボード/minimo/リザービア 等)

乗り換え元によって、出せるデータの範囲が異なります。「手数料が高いから自社予約へ乗り換えたい」というニーズは多いですが、まずデータの持出し可否を確認するのが先決です。

乗り換え元別(ホットペッパー/サロンボード/minimo/リザービア等)のデータ持ち出し可否と移行時の確認ポイントを整理
乗り換え元別(ホットペッパー/サロンボード/minimo/リザービア等)のデータ持ち出し可否と移行時の確認ポイントを整理

乗り換え元(例)確認すべきこと
大手ポータル/予約管理(例:ホットペッパー・サロンボード系)顧客・予約・カルテをCSV等でエクスポートできるか、対象範囲はどこまでか
アプリ系予約(例:minimo 等)顧客連絡先・履歴を自店で出力・保有できるか
美容室特化の予約管理(例:リザービア 等)カルテ・売上データの持出し形式と範囲

※各サービスのエクスポート可否・範囲は仕様変更されることがあります。乗り換え元の公式情報を取得日とともに確認してください。競合の優劣を断じるものではありません。


H2-10. 料金・プランの考え方:月額だけでなく「総コスト」で比較する

料金は月額だけで比べると判断を誤ります。「総コスト=月額+予約・仲介手数料+決済代行手数料+必要オプション(上位プラン)+乗り換えコスト」で見ます。

H3-10-1. 無料プラン/無料トライアルの違いと落とし穴(申込時カード要否)

  • 無料プラン:ずっと無料だが、顧客数・予約数・機能に上限があることが多い。
  • 無料トライアル:一定期間だけ無料。申込時にカード登録が必要か、期間後に自動課金されるかを確認します。

VANNAには無料プランはなく、無料トライアル(後述のプレオープン特典)があります。申込時にクレジットカードの登録が必須である点は、事前に把握しておくべき条件です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

H3-10-2. プラン選定の目安と、VANNAの総コスト試算(自社も総額を開示)

自社にだけ総額を伏せないために、VANNAの総コストも具体プラン名・税込で例示します。

  • 個人サロンで予約+HP中心:Pro(月3,300円・税込)。年額目安39,600円+決済を使う場合はStripe手数料が別途。
  • 指名・電子カルテ・名寄せ・通販まで使う指名制サロン:Max(月5,500円・税込)が必要。年額目安66,000円+Stripe手数料が別途。
  • さらに上位機能を使う場合:Max+(月11,000円・税込)。年額目安132,000円+Stripe手数料が別途。

つまり「指名・カルテ・名寄せ・通販」を重視するサロンは、最安のProではなくMax以上が前提になります。総コストは「Maxの年額66,000円+Stripe決済手数料(売上に応じて変動)」で見積もるのが現実的です。手数料0なのは予約・販売手数料(支払いは月額のみ)であり、決済代行手数料は別途かかる点を必ず織り込んでください。なお初期費用は0円です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

なお契約形態(継続的役務・サブスク)としての中途解約条件や返金の有無、売主の事業者情報(特定商取引法に基づく表記)も、契約前に確認すべき項目です(特商法の最終的な適用は個別事情によります)。

料金プラン一覧/無料トライアル(プレオープン)案内/特定商取引法に基づく表記


H2-11. よくある質問(FAQ)

Q. 予約手数料が無料のサロン予約システムはありますか?

予約・送客手数料を取らないモデルは存在します(VANNAもその一例で、仲介手数料を取らず、支払いは月額のみです)。ただし、カード決済を使う場合の決済代行(Stripe等)手数料は、どのサービスでも原則別途かかります。「無料」が予約手数料の話か決済手数料の話かを、必ず各社公式で確認してください。

Q. 指名予約と事前決済の両方に対応するシステムは?

指名予約と事前決済を両方備えるサービスはあります。VANNAではいずれもMaxプランの機能として、カレンダー(時間枠)予約とあわせて提供されます。指名制で前金運用をしたいサロンは、両機能が同じプランで使えるかを確認しましょう。

Q. ホットペッパー等のポータルから自社予約へ乗り換えはできますか?

可能な場合が多いですが、鍵は「顧客・予約・カルテのデータをエクスポートできるか」です。乗り換え元の公式仕様でエクスポート範囲を確認し、CSVで持ち出せるなら新システムへ取り込めます。VANNAは自動移行に非対応で、CSVインポート(整形・手入力を伴う)での取り込みになります。

Q. カルテ・名寄せに対応した手頃なシステムは?

電子カルテ・自動名寄せは上位プランに含まれることが多い機能です。VANNAではMaxプラン(月5,500円・税込)で電子カルテと自動名寄せが使えます。「安さ」だけでなく、必要機能が含まれるプランの総額で比較してください。

Q. 個人サロンに最適な予約システムは?

業態より「コストと運用のシンプルさ」を優先するのが個人サロンです。HP・予約・顧客管理が一体で、スマホで完結し、総コストが低いものが向きます。VANNAならPro(月3,300円・税込)からHP作成・候補日予約・メールリマインドが使えます。指名・カルテまで必要ならMax以上を検討します。

Q. SMS通知は必須ですか?メール/LINEリマインドとの違いは?(重要)

SMS必須かどうかは業態によります。違いを整理します。

  • SMS:電話番号宛て。開封率・到達率が高いと言われますが、送信ごとに費用がかかるのが一般的で、文字数制限があります(料金・仕様は各サービスの公式で要確認)。
  • メール:無料で送れることが多く長文も可。ただし迷惑メール振り分け等で見られないことがあります。
  • LINE:友だち登録者に届きやすい一方、登録が前提で、配信は同意・停止導線への配慮が必要です。

重要な前提として、VANNAはSMS非対応です。リマインドはメール(全プラン)で行い、LINE連携はMaxで利用できます。SMS通知が運用上どうしても必須のサロン(例:メールが届きにくい層が中心で、SMS到達を絶対条件にしている店)には、VANNAは現時点で不向きです。これは正直にお伝えすべき弱みです。SMSを必須要件とする場合は、SMS対応の他サービスを比較対象に含めてください。


H2-12. まとめ:自店の優先軸を決めてから比較表に戻る

サロン予約システム比較は、製品名から入らず、(1)手数料、(2)指名予約、(3)事前決済、(4)顧客管理・カルテ・名寄せ、(5)乗り換え容易性の5軸で、自店の優先順位を決めることから始めると失敗しにくくなります。タイプ別の進め方は次のとおりです。

  • コスト軸重視(個人・小規模):月額+手数料の総額を最小化。地雷は「手数料0でも決済代行手数料は別途」を見落とすこと。総額目安は月数千円台+Stripe手数料。
  • 機能軸重視(指名制サロン):指名・電子カルテ・名寄せが同一プランで使えるか。地雷は「下位プラン前提で検討して機能不足になる」こと。VANNAなら総額目安はMax年額66,000円+Stripe手数料。
  • 物販あり:販売手数料と入金口座、在庫の二重管理。地雷は「販売手数料を予約手数料と混同する」こと。

選択肢の一例として、予約・販売手数料を取らず(支払いは月額のみ)、売上が店舗のStripe口座へ直接入金され、HP・予約・顧客管理・通販を一体化できるオールインワン型(VANNA)があります。ただし、中核機能の多くはMax以上のプランに含まれること、電話サポートがなくメール中心であること、自動移行がなくCSV手入力が必要なこと、SMS非対応であることも含めて、自店の優先軸に照らして判断してください。

無料で試す(プレオープン特典)

VANNAは無料トライアルを用意しています。プレオープン期間として、2026年7月31日のお申込みまでは2か月間無料、それ以降のお申込みは通常1か月間無料になります。トライアル中の解約は無料で、最低契約期間や縛りはありません。申込時にはクレジットカードの登録が必要です。本記事は2026年6月29日時点の情報です。締切日(7/31)を過ぎると特典内容は1か月無料へ切り替わるため、最新の条件は申込ページでご確認ください〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

まずは比較早見表(H2-7)に戻って自店の優先軸で絞り込み、気になれば無料トライアルで実際の操作感を確かめるのがおすすめです。

無料トライアル/プレオープン案内


※本記事の料金・手数料・機能・特典は、各社および当社の公開情報をもとに2026年6月時点で整理したものです。内容は改定される場合があります。契約前に各社公式の最新情報を必ずご確認ください。比較は公開情報に基づく事実の整理であり、特定サービスの優劣を断定するものではありません。

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