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開業販促・プレオープン

まつげ・エステの体験会・お試し施術会・無料カウンセリングの告知から予約導線までの作り方

最終更新: 2026年7月2日

まつげサロンやエステサロンが新規客を獲得する入口として、体験会・お試し施術会・無料カウンセリングは非常に有効な施策です。しかし実際には「SNSで告知したのに予約が全然入らない」「予約は入ったのに当日来店しない(ノーショー)」「体験だけで終わってリピートにつながらない」という機会損失に悩むオーナーが少なくありません。本記事では、企画設計から告知文の作り方、資格・法令面の注意点、予約導線の設計、当日運営、リピート転換までを、まつげ・エステサロン特有の事情を踏まえて実務的に解説します。

なぜ体験会・お試し施術会・無料カウンセリングが新規集客に有効なのか

まつげエクステやエステは、美容室のカットやネイルに比べて「仕上がりの好み」「施術者との相性」「痛みや刺激への不安」「価格が高めで失敗したくない」という心理的ハードルが新規客に強く働く業態です。特に以下の不安が新規予約を躊躇させる典型例です。

  • 価格不安: フルメニューの価格がわからないまま予約するのが怖い
  • 技術者相性不安: デザインの好みや力加減が合うか事前に確認したい
  • 施術内容の理解不足: まつげエクステの持続期間、エステの効果には個人差がある点への理解が曖昧
  • 初回来店のハードル: 「常連客ばかりの店に一人で行きにくい」という心理的抵抗

体験会・お試し施術会・無料カウンセリングは、これらの不安を段階的に解消し、フルメニューへの心理的ハードルを下げる「お試し窓口」として機能します。通常メニューをいきなり予約させるより、コンバージョン(予約完了率)が高くなりやすいと一般的に言われています。

一方で、企画設計を誤ると「安売り客ばかり集まってリピートしない」「利益を圧迫するだけで終わる」というリスクもあるため、次章の使い分けが重要になります。

まつげサロンの施術ブースでカウンセリングをしているスタッフと新規客の様子
まつげサロンの施術ブースでカウンセリングをしているスタッフと新規客の様子

3つの施策の違いと自店に合う選び方

体験会・お試し施術会・無料カウンセリングは似ているようで設計目的が異なります。まず違いを整理しましょう。

施策内容所要時間の目安価格帯の目安向く業態・場面主なリスク
無料カウンセリング型施術なし。ヒアリング・デザイン提案・パッチテストの案内など15〜30分無料開業直後の認知獲得、まつ毛エクステのアレルギーリスク説明が必要な場合施術に至らず離脱しやすい
お試し施術会型通常メニューより短時間・少量の施術(例:部分エクステ、ハンドマッサージのみ等)30〜60分無料〜数千円程度技術力を体感してもらいたい新規オープン店、価格帯を知ってもらいたい店「安いから来た」客が定着しにくい
フル体験モニター型通常メニューにほぼ近い内容をモニター価格で提供60〜120分通常価格の3〜5割引程度が一般的プレオープン期間、新メニュー導入時利益率が低く原価負担が大きい

選び方の目安

  • プレオープン〜開業直後で認知が全くない → 無料カウンセリング型からスタートし、来店ハードルを下げる
  • 技術力・接客力に自信があり「体感してもらえばリピートにつながる」確信がある → お試し施術会型
  • 新メニュー(まつげパーマ、痩身エステ等)を広めたい、プレオープン期間で口コミを集めたい → フル体験モニター型

どの型を選ぶ場合も、「体験後にどう本予約・リピートへつなげるか」を先に設計してから告知することが重要です。先に告知して後から導線を考えると、当日の案内が場当たり的になりがちです。

企画前に確認すべき資格・法令の論点

体験会だからといって、施術内容や資格要件が緩和されるわけではありません。企画段階で必ず確認しておくべき論点を整理します。

まつげエクステは美容師法上の資格者施術が前提 まつげエクステンション(まつ毛エクステンション)の装着は、厚生労働省の通知等により美容師法上の美容行為に該当するとされ、美容師免許を持つ者が行う必要があるという整理が広く知られています。「体験会だから」「無料だから」といって無資格者が施術することは認められません。体験会・お試し施術会であっても、施術者が有資格者であることを企画段階で必ず確認してください。この論点は自治体・保健所によって解釈や指導の運用が異なる場合があるため、不明点は所轄の保健所・美容師法を所管する窓口へ確認することをおすすめします。

エステは資格必須ではないが医師法との境界に注意 エステティック業務(フェイシャル、痩身、ハンドマッサージ等)は、美容師免許のような国家資格が施術の法的要件になっているわけではありません。ただし、医療行為とみなされる可能性がある施術(針を使う、医薬品的な効果を標榜する施術など)は医師法に抵触するおそれがあるため、体験会メニューの設計時点で「これは医療行為に該当しないか」を確認する必要があります。判断に迷う施術内容は、専門家(弁護士・行政書士等)や所轄の保健所へ事前相談することをおすすめします。

「体験会だから簡易施術でOK」という誤解 体験会・お試し施術会は価格や時間を短縮しているだけで、施術そのものの法的な位置づけ(資格要件、衛生管理基準等)は通常メニューと変わりません。パッチテストの案内、使用薬剤の説明義務など、通常施術で行っている確認事項は体験会でも省略しないようにしましょう。

開催までの逆算スケジュール(4週間前〜前日チェックリスト)

体験会の告知は思いつきで始めると準備不足になりがちです。開催日から逆算したスケジュールを組みましょう。

時期やること
4週間前施策タイプ(無料カウンセリング/お試し施術会/フル体験モニター)を決定。開催日・定員・所要時間を確定
3週間前告知文・画像素材を準備。予約受付方法(ネット予約/DM/電話等)を確定し、予約枠を開設
2週間前SNS・HP・LINE・チラシで告知開始。予約フォームでの個人情報取得項目を確認
1週間前予約状況を確認し、埋まりが悪ければ追加告知・リマインド投稿。当日のタイムテーブルを確定
3日前来店前メールリマインドの送信設定を確認。当日スタッフの役割分担を決定
前日施術に必要な備品・カルテ・同意書等を最終確認。予約リストと連絡先を印刷またはアプリで確認できる状態にする

このスケジュールはあくまで目安です。定員が少ない小規模サロンでは告知から満席までの期間が短くて済む場合もあるため、自店の集客力に応じて調整してください。

告知文・投稿の作り方

告知媒体ごとに書くべき要素が異なります。以下の骨組みを押さえると、どの媒体でも一貫したメッセージを発信できます。

共通して盛り込むべき要素

  1. 施策の名称と概要(何が体験できるか)
  2. 対象者(新規客限定か、既存客も対象か)
  3. 開催期間・予約可能な日時
  4. 価格(無料/税込金額)
  5. 予約方法・予約リンク
  6. 定員・キャンセルポリシーの有無
  7. 施術者の紹介(資格・実績があれば)

媒体別の作り方

  • Instagram/SNS投稿: 1枚目に「体験会開催中」等の一目でわかる訴求、2〜3枚目に施術内容・価格・予約方法、キャプションに詳細と予約リンクを記載。ストーリーズでの告知はリマインド効果が高い
  • HP(お知らせ・LP): 検索流入を意識し、「地域名+まつげエクステ+体験会」等のキーワードを自然に含めたページタイトルにする。予約ボタンをファーストビューに配置
  • LINE公式アカウント: 既存客・友だち登録者への直接告知に有効。クーポン機能やリッチメニューから予約ページへ直接遷移させる
  • チラシ・ポスティング: QRコードで予約ページに直接誘導。電話番号も併記し、ネットが苦手な層にも対応

Instagram体験会告知投稿のレイアウト例(1枚目に訴求コピー、2枚目に施術内容と価格、3枚目に予約方法を示したモッ
Instagram体験会告知投稿のレイアウト例(1枚目に訴求コピー、2枚目に施術内容と価格、3枚目に予約方法を示したモッ

告知文言のNG例・OK例

体験会の告知は「新規を集めたい」という気持ちが先行し、意図せず景品表示法・薬機法上のリスクがある表現を使ってしまうケースがあります。以下は代表的な注意点です。

効果効能の断定表現

  • NG例: 「まつげが必ず長持ちします」「たるみが劇的に改善します」「シミが消えます」
  • OK例: 「まつげエクステの持ちには個人差があります」「フェイシャルケアで肌の質感の変化を実感いただける方もいます」

効果効能を断定する表現(治る・痩せる・改善する等)や、医薬品的な効能効果を暗示する表現は、化粧品・美容機器の広告表示に関して薬機法上の規制対象となり得ます〔出典: 消費者庁 景品表示法 https://www.caa.go.jp/ (参照2026-06-29)〕。個人差がある旨を明記し、断定を避けることが基本です。

ビフォーアフター訴求 ビフォーアフター写真の使用は、誇大な印象を与えないよう、条件(施術内容・期間・個人差がある旨)を明記することが望ましいとされています。写真の加工・過度な演出は避け、実際の施術結果と乖離しないようにしましょう。

「無料」「モニター価格」表示の有利誤認リスク 「今だけ無料」「通常価格〇〇円が今なら無料」といった二重価格表示は、比較対象となる通常価格が実態と異なる場合、有利誤認表示として景品表示法上の問題になり得ます〔出典: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/ (参照2026-06-29)〕。通常価格を明示する場合は、実際にその価格で一定期間販売実績があることが前提です。不明点は専門家(弁護士・行政書士等)に確認することをおすすめします。

予約導線の設計

告知だけで満足せず、「予約するまでの動線」を具体的に設計することが体験会成功の分かれ目です。

候補日予約とネット予約の使い分け 予約の受け方には大きく2つのアプローチがあります。

  • 候補日予約(全プランで利用可能な機能の例): 「第1候補・第2候補」の形でお客様から希望日を出してもらい、サロン側が確定連絡をする方式。予約管理の仕組みを最小限にしたい小規模サロン、体験会の開催枠が少ない場合に向いています。
  • 24時間ネット予約(時間枠・指名予約・所要時間から空き枠を自動計算し、ダブルブッキングを防止する仕組み): お客様が自分でカレンダーから空き枠を選んで即予約完了できる方式。体験会の告知反響が読めない場合や、深夜・早朝でも予約を受け付けたい場合に向いています。

体験会メニューは通常メニューよりカウンセリング時間を長めに取る設計が重要です。「お試しだから短時間で回せる」と考えがちですが、実際には初回説明・同意確認・アンケート記入などで通常施術より時間がかかることが多いため、1枠の所要時間設定を余裕を持って組むことをおすすめします。

来店前メールリマインドの活用 体験会は通常来店より予約〜来店日までの期間が空きやすく、ノーショー(無断キャンセル)のリスクが高い傾向があります。来店前のメールリマインドを自動で送る仕組みを使うと、来店率の底上げにつながりやすいとされています。

事前決済・デポジットを使うかどうかの判断基準 無料の施策であれば決済は不要ですが、有料のお試し施術会・フル体験モニター型では、ノーショー対策として事前決済やデポジット(予約保証金)を設定するサロンもあります。事前決済・デポジットを導入する場合は、Stripe等の決済代行サービスと連携し、キャンセルポリシー(返金条件・期限)を予約前に明示することが前提です。この点は次章で詳しく解説します。

予約画面で体験メニューの時間枠設定をしているスクリーンショットイメージ(通常メニューより長めの所要時間を設定している例)
予約画面で体験メニューの時間枠設定をしているスクリーンショットイメージ(通常メニューより長めの所要時間を設定している例)

有料体験会にする場合の表示・返金ルール

無料カウンセリングと異なり、お試し施術会・フル体験モニター型など有料で実施する場合は、特定商取引法上の表示義務やキャンセルポリシーの明示が必要になります。

特定商取引法の表示義務 インターネット上で有料の役務(施術)を提供する場合、通信販売に該当する可能性があり、事業者名・所在地・連絡先・価格・支払方法・キャンセル(返金)条件等の表示が求められる場合があります〔出典: e-Gov 特定商取引に関する法律 https://www.no-trouble.caa.go.jp/ (参照2026-06-29)〕。体験会の申込ページや予約完了メールに、これらの必要事項を明記しているかを確認しましょう。具体的にどこまでの表示が必要かは業態・提供形態によって異なるため、専門家(行政書士・弁護士等)に確認することをおすすめします。

キャンセルポリシーの明示 有料体験会では、以下を事前に明文化しておくことがトラブル防止につながります。

  • キャンセル可能な期限(例:前日〇時まで)
  • キャンセル料の有無・金額
  • 無断キャンセル(ノーショー)時の取り扱い
  • 返金の可否・返金方法・返金までの日数

デポジットの資金決済法上の位置づけ 事前決済・デポジットを預かる形式は、資金決済法上の前払式支払手段等に該当するかどうかの整理が必要になる場合があります。この判断は個別の運用形態によって異なるため、断定はできません。専門家(弁護士・税理士等)に確認することをおすすめします。

なお、VANNAでは事前決済・デポジット機能(Max以上のプランで利用可能)がStripe接続によって提供されており、決済された売上は店舗名義のStripe口座へ直接入金される仕組みです。VANNA側が仲介手数料を取ることはありませんが、Stripeの決済手数料は店舗側の負担となります。最新の料金・機能条件は公式サイトでご確認ください〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕。

申込フォームでの個人情報の取り扱い

体験会の予約フォームでは、氏名・電話番号・メールアドレスに加え、まつげエクステでは既往歴やアレルギー情報、エステでは肌質・体質等のセンシティブな情報を取得することがあります。

利用目的の明示と同意取得 個人情報を取得する際は、利用目的(予約管理、施術の安全確認、次回案内の送付等)をあらかじめ明示し、本人の同意を得ることが個人情報保護法上の基本的な考え方です〔出典: 個人情報保護委員会 https://www.ppc.go.jp/ (参照2026-06-29)〕。特に健康・アレルギーに関する情報は要配慮個人情報に該当し得るため、取得・利用にあたってより慎重な同意取得が求められる場合があります。フォーム設計時に「取得する情報の項目」「利用目的」「第三者提供の有無」を明記したプライバシーポリシーへのリンクを設置することをおすすめします。

未成年者来店時の保護者同意論点 学生等の未成年者が体験会に申し込む場合、施術内容によっては保護者の同意を求めるサロンもあります。まつげエクステやエステの施術に関する未成年者への対応方針は、法令上一律の基準があるわけではなく、サロンごとの自主的な判断に委ねられている部分が大きいため、対応方針に迷う場合は専門家(弁護士等)に確認することをおすすめします。

当日オペレーションとつまずきポイント

告知と予約導線が整っても、当日の運営が雑になるとリピートにつながりません。基本的な流れと、よくある失敗例を整理します。

当日の流れ(タイムテーブル例)

時間内容
来店〜5分受付・本人確認・問診票記入(既往歴・アレルギー確認)
5〜20分カウンセリング(希望のデザイン・悩みのヒアリング)
20〜60分施術
60〜75分仕上がり確認・アフターケア説明
75〜85分次回予約の案内・メニュー説明・会計

顧客台帳・電子カルテの活用 体験会で得た顧客情報は、その場限りで終わらせず顧客台帳に記録し、次回案内やリピート施策に活用することが重要です。まつげエクステやエステは既往歴・施術履歴の記録が重要な業態のため、電子カルテ機能(CSVインポートに対応したプラン等)を使って一元管理すると、次回来店時のカウンセリングがスムーズになります。

よくある失敗例

  • カウンセリングに時間をかけすぎて後続の予約枠に遅延が発生する
  • 次回予約の案内を会計時に急いで行い、お客様が検討する間もなく終わってしまう
  • スタッフによって説明内容にばらつきがあり、体験会用のトークスクリプトが用意されていない
  • 体験会用の問診票と通常メニューの問診票が別管理になり、情報が引き継がれない

これらは事前にトークスクリプトと問診票のフォーマットを統一し、顧客台帳に情報を集約しておくことである程度防げます。

会場運営の注意点(自宅サロン・小規模テナント)

自宅の一室をサロンとして使っている場合、体験会の告知時に住所をどこまで公開するかは悩ましい論点です。

住所公開の原則と配慮運用 有料の役務提供を通信販売の形態で行う場合、特定商取引法上、事業者の所在地表示が求められる場合があります。原則としては所在地(住所)を公開することが望ましいとされますが、自宅兼サロンで防犯・プライバシー上の懸念がある場合、「予約確定後に詳しい住所をご案内します」という運用を行っているサロンもあります。この運用が特定商取引法の表示義務と整合するかどうかは提供形態によって解釈が分かれ得るため、断定はできません。表示方法に迷う場合は専門家(行政書士・弁護士等)に確認することをおすすめします。

複数人同時開催時の人数管理 体験会を複数人同時に開催するイベント形式にする場合、会場の収容人数や避難経路の確保等、消防法・建築基準法上の制限に関わる場合があります。テナントの契約内容や建物の用途によって基準が異なるため、大人数を集客する企画を行う際は所轄の消防署・建築指導課へ事前確認することをおすすめします。

体験会後のフォローとリピート転換設計

体験会は「集客の入口」であって「ゴール」ではありません。体験後のフォロー設計がリピート率を左右します。

転換率の考え方(骨組み)

体験会の効果を把握する際は、以下のような段階で数値を追うと改善点が見えやすくなります。

告知リーチ数 → 予約数(予約率 = 予約数 ÷ リーチ数)
予約数 → 来店数(来店率 = 来店数 ÷ 予約数、ノーショー対策の効果を測る指標)
来店数 → 本予約(リピート)数(転換率 = リピート予約数 ÷ 来店数)

各段階の具体的な目標数値(業界平均の予約率・転換率等)は業態・地域・施策内容によって大きく異なり、公的な統一基準があるわけではないため、あくまで自店の実績を継続的に記録し、回を重ねるごとに比較する「目安」として捉えることをおすすめします。

次回予約の即時案内 体験会当日、会計・見送りのタイミングで次回予約を案内すると、後日改めて連絡するより予約獲得率が高い傾向があるとされています。当日中に次回予約が決まらない場合でも、来店から数日以内にフォロー連絡をすることで検討期間中の離脱を防ぎやすくなります。

自動販促配信・口コミ依頼・ポイント会員での再アプローチ 体験会に来店した顧客が一定期間再来店しない場合、休眠客向けの自動販促配信(誕生日メッセージ、季節メニューの案内等)や、ポイント会員制度での特典案内が再アプローチの手段になります。また、体験後の満足度が高いタイミングで口コミ依頼を自動化する仕組みを使うと、次の新規集客にもつながる好循環を作りやすくなります。これらはVANNAではMax以上のプランで利用できる機能です。最新の機能内容・料金は公式サイトでご確認ください。

サロン開業ロードマップ完全ガイド

予約受付方法の選び方(比較表)

体験会の予約をどう受け付けるかによって、告知後の予約完了率や運営の手間が大きく変わります。代表的な受付方法を中立に比較します。

受付方法メリットデメリット向くサロン
DM(SNSダイレクトメッセージ)導入コストゼロ、既存フォロワーとやり取りしやすい返信対応に手間がかかる、深夜早朝は対応できない、ダブルブッキングのリスクがあるフォロワー数が少なく小規模に運営したい店
電話予約ネットが苦手な客層にも対応できる営業中は電話対応が難しい、聞き間違いのリスク高齢客層が多い、地域密着型の店
紙の予約台帳+口頭受付特別なツール導入が不要台帳の紛失・記入漏れのリスク、多店舗展開に不向き1人サロンで来店客数が少ない店
オンライン予約ツール(VANNA等)24時間予約受付が可能、ダブルブッキング防止、リマインド自動送信導入・運用の学習コストがかかる、ツールによっては月額費用が発生新規集客を積極的に行いたい店、体験会の反響が読めない店

VANNAの場合の参考情報 VANNAは候補日予約(全プランで利用可能)と24時間ネット予約(時間枠・指名予約・所要時間から空き枠自動計算、ダブルブッキング防止。Max以上のプランで利用可能)を提供しており、料金は月額(税込)でPro ¥3,300、Max ¥5,500、Max+ ¥11,000です。初期費用は0円、予約・販売に関するVANNA側の手数料も0円(Stripeの決済手数料は別途店舗負担)です。

一方で、以下の点は導入前に把握しておくべき弱みとして開示します。

  • 申込時にクレジットカードの登録が必要
  • サポートはメール中心で、電話サポートはない
  • 他社の予約システムからの自動移行機能はなく、CSV取込によるデータ移行時は手作業が発生する
  • SMS通知には対応していない(LINE連携はMax以上のプランで利用可能)

現在プレオープン期間中は、2026年7月31日申込分まで2か月間無料、トライアル中の解約も無料で縛りはない旨が案内されていますが、この期間限定条件は変更される可能性があるため、必ず公式料金ページで最新情報をご確認ください〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

よくある失敗パターンと回避策

失敗パターン原因回避策
告知したのに予約が入らない告知媒体が既存客向けのみで新規層に届いていない、予約方法がわかりにくい告知文に予約リンクを明記し、複数媒体(SNS・HP・チラシ)で露出させる
予約は入るが当日来店しない(ノーショー)リマインドがない、キャンセルポリシーが不明確来店前メールリマインドの設定、有料の場合は事前決済・デポジットの検討
体験だけで終わりリピートしない当日の次回予約案内が弱い、フォロー連絡がない会計時の次回予約案内をトークスクリプト化、来店後数日以内のフォロー連絡
安売り目当ての客ばかり集まる価格訴求が強すぎる、通常メニューとの違いが伝わっていない体験会の目的(技術体感・相性確認)を告知文で明確にする
スタッフごとに対応がばらつく体験会用の運営マニュアルがない問診票・トークスクリプト・当日タイムテーブルを事前に統一

よくある質問(FAQ)

Q1. 体験会の定員は何人くらいが適切ですか? サロンのブース数・スタッフ数によって適切な定員は変わります。1人サロンであれば同時開催ではなく、時間枠を区切って1人ずつ対応する形が現実的です。無理に多くの予約を受けると、カウンセリング時間が圧迫され当日の満足度が下がるリスクがあるため、通常施術より余裕を持った時間枠設定をおすすめします。

Q2. 体験会の価格はいくらに設定すればいいですか? 無料カウンセリング型は無料が一般的ですが、お試し施術会・フル体験モニター型の価格設定に絶対的な正解はありません。原価(材料費・時間コスト)を踏まえつつ、通常メニューとの価格差が「お得だが安売りではない」と感じられる水準を検討することが一般的とされています。具体的な金額は自店の原価構造に応じて個別に検討してください。

Q3. 体験会の様子をSNSに掲載する場合、お客様の同意は必要ですか? 顔写真や施術写真をSNS・広告等に使用する場合は、事前に本人から掲載の同意を取得することが望ましいとされています。同意書のフォーマットを用意し、体験会の申込フォームや当日の問診票に「SNS・広告掲載への同意」欄を設けておくとトラブル防止につながります。詳細な運用は専門家(弁護士等)に確認することをおすすめします。

Q4. ノーショー(無断キャンセル)対策には何が有効ですか? 来店前のメールリマインド送信、予約時のキャンセルポリシー明示、有料の場合の事前決済・デポジット設定が代表的な対策です。ただし事前決済・デポジットを設定する場合は、特定商取引法の表示義務や資金決済法上の位置づけについて専門家に確認した上で導入することをおすすめします。

Q5. まつげエクステの体験会でも美容師免許は必要ですか? まつげエクステンションの装着は美容師法上の美容行為に該当するとされており、体験会・お試し施術会であっても有資格者が施術を行う必要があるという整理が一般的です。この論点は自治体・保健所によって解釈や運用が異なる場合があるため、不明点は所轄の保健所へ確認することをおすすめします。

Q6. VANNAの無料トライアル中でも体験会の予約受付は使えますか? VANNAは無料トライアル期間中も候補日予約・24時間ネット予約等の機能を利用できます(プランによって利用できる機能範囲が異なります)。トライアル中の解約は無料で縛りがない旨が案内されていますが、最新の条件は公式サイトでご確認ください。

Q7. 体験会は何回くらい開催すれば効果が出ますか? 1回の開催で明確な成果が出るとは限らず、告知内容・時期・施策タイプを変えながら複数回実施し、予約率・来店率・リピート率の推移を比較することが一般的な進め方とされています。1回ごとの反響データ(告知リーチ数・予約数・来店数・リピート数)を記録しておくと、次回の企画改善に活かせます。


*本記事は美容師法・医師法・景品表示法・薬機法・特定商取引法・資金決済法・個人情報保護法等に関する一般的な情報を含みますが、法令解釈・適用の最終判断は専門家や所轄官庁・保健所等の窓口にご確認ください。

本記事の内容は記載時点の情報に基づいています。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件、法令に関する情報は変更される可能性があるため、必ず公式サイト・所轄窓口で最新情報をご確認ください。

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