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初期定着・テンプレ集

開業プレスリリースの書き方テンプレ|地域メディア・タウン誌向け文例

最終更新: 2026年7月2日

美容室・ネイルサロン・まつげサロン・エステ・リラクゼーション・整体院など、個人・零細規模で開業する場合、広告予算をかけずに地域での認知を広げる手段としてプレスリリースは有効な選択肢のひとつです。地域紙やタウン誌、コミュニティFM、CATV(ケーブルテレビ)などの地域メディアは、大手チェーンよりもむしろ「地域に新しくできた個人店」の情報を求めていることが多く、開業ストーリーや店主の人柄が伝わる小規模サロンは記事化・紹介されやすい題材になります。

本記事では、プレスリリースの基本フォーマットから、業種別にそのまま使える文例テンプレ、送付先の探し方、送るタイミングの逆算スケジュール、送付マナー、掲載されやすくするための工夫まで、実務に沿って具体的に解説します。開業前後の告知全体の流れを先に押さえたい場合は、まず サロン開業ロードマップ完全ガイド を確認したうえで、本記事を「プレスリリース」という個別施策の実行マニュアルとして活用してください。

プレスリリースとは何か・SNS投稿や挨拶状との違い

プレスリリースとは、報道機関(新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・Webメディアなど)に向けて、新しい店舗のオープンや取り組みを取材・掲載してもらうために送る「お知らせ文書」のことです。企業の広報活動として広く使われている手法ですが、個人サロンが使っても何ら問題はなく、むしろ地域密着メディアほど個人店の情報を歓迎する傾向があります。

混同されやすい3つの告知手段を整理すると次のようになります。

手段主な目的届く相手フォーマット
プレスリリース報道機関に取材・掲載してもらう記者・編集者・番組担当者5W1Hに基づく客観的な文書
SNS投稿一般顧客・フォロワーへの直接告知見込み客・既存客写真中心、カジュアルな文体
開業挨拶状近隣住民・取引先への礼儀としての挨拶近隣・関係者手紙形式、丁寧な挨拶文

プレスリリースは「メディアという第三者を通じて地域に伝わる」点が最大の特徴です。SNSや挨拶状のようにサロン自身が発信するのではなく、報道機関が「取材する価値がある」と判断して初めて記事や放送になるため、広告とは異なる客観性・信頼性を帯びて地域住民に届きます。SNS投稿文や開業挨拶状の具体的な文例は、姉妹記事 開業挨拶状・SNS投稿文例テンプレ で詳しく扱っていますので、あわせてご活用ください。

送るタイミングと逆算スケジュール

プレスリリースは「思い立ったときに送る」ものではなく、メディア側の編集スケジュールを逆算して準備することが重要です。月刊のタウン誌であれば、発行の1〜2ヶ月前には情報が締め切られていることも珍しくありません 。以下の4段階を目安に準備を進めましょう。

時期やること
オープン1〜2ヶ月前送付先リストの作成、プレスリリース文面のドラフト作成、掲載写真の準備・撮影
オープン3〜4週間前文面の最終確認(誤字脱字・日時・連絡先)、各メディアへの初回送付、電話での事前確認(可能な場合)
オープン1週間前未返信メディアへの丁寧なフォローアップ、取材希望への日程調整
開業後1週間開業直後の様子(初日の来店状況、来店客の反応など)を追加リリースとして送付、SNSでの掲載御礼投稿

タウン誌や自治体広報誌は発行サイクルが月刊・隔月刊など長いものが多いため 、オープン日から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むことが、掲載可能性を高める最も基本的なコツです。

送付先(地域メディア・タウン誌)の探し方

送付先を探す際は、いきなり大手メディアを狙うのではなく、地域密着度の高いメディアから当たるのが現実的です。以下の手順で候補をリストアップしていきます。

  1. 地域紙・地方新聞: 都道府県版・市区町村版の地域面を持つ新聞社の「投稿・情報提供」窓口をWebサイトで確認する
  2. フリーペーパー・タウン誌: 駅や商業施設に置かれている無料情報誌の発行元に問い合わせる
  3. CATV(ケーブルテレビ): 地域のケーブルテレビ局には地域情報コーナーがあることが多く、開業ネタは歓迎されやすい
  4. コミュニティFM: 地域FM局は情報番組内で新規オープン店舗を紹介するコーナーを持っていることがある
  5. 自治体広報: 市区町村の広報誌・広報Webサイトの「新規開業」「地域の話題」欄への掲載を問い合わせる
  6. 商工会議所・商工会: 加入している場合、会報やWebサイトでの紹介、地域事業者向けメールマガジンへの掲載を相談できることがある
  7. 地域Webメディア・地域情報サイト: 地域特化のブログメディア・ポータルサイトも取材候補になる

送付先タイプ別比較表

媒体タイプ掲載可能性スピード感費用向いている業種
地域紙・地方新聞中〜高(地域面のネタ不足時は歓迎されやすい)遅め(取材調整含む)無料全業種、特に開業ストーリー性のある店
フリーペーパー・タウン誌高(個人店特集を組むことが多い)発行サイクルに依存(月刊等)無料〜広告出稿は別料金美容室・ネイル・エステ等の女性向け業態
CATV遅め(撮影調整あり)無料店内の様子を見せやすい業種全般
コミュニティFM中〜高(番組出演のハードルは比較的低い)早め無料話しやすいオーナー、トーク映えする店
自治体広報中(新規開業コーナーがある自治体に限る)自治体の発行スケジュールに依存無料地域貢献性をアピールしやすい業種
商工会議所・商工会中(会員限定の場合あり)比較的早い会費が発生する場合あり地域の会員事業者
地域Webメディア中〜高早い無料〜有料掲載枠ありSNS親和性の高い業種

なお、プレスリリースには自力送付のほかに「配信代行サービス」を利用する方法もあります。配信代行は全国の登録メディアに一斉配信できる利便性がある一方、費用は月額・従量課金制などサービスによって幅があり、目安として数千円〜数万円程度かかるケースがあります 。個人・零細サロンの場合、全国配信のニーズは薄く、まずは地域を絞った個別送付(実質0円)から始めるほうが、費用対効果の面でも現実的な選択肢になりやすいでしょう。

プレスリリースの基本フォーマット(テンプレ)

プレスリリースには決まった書式がありますが、難しく考える必要はありません。以下の要素を順番に埋めていけば基本形が完成します。

  • タイトル: 何のお知らせかを一目でわかるように(例:「〇〇市に完全予約制のネイルサロン『△△』が7月1日オープン」)
  • リード文(前文): タイトルの内容を2〜3行で要約し、最も伝えたいポイントを先に示す
  • 本文(5W1H): いつ(When)・どこで(Where)・誰が(Who)・何を(What)・なぜ(Why)・どのように(How)を漏れなく記載する
  • 店舗概要: 店名・住所・電話番号・営業時間・定休日・アクセス・料金帯・公式HP/SNSのURL
  • 問い合わせ先: 取材申し込みや質問を受け付ける担当者名・電話番号・メールアドレス
  • 画像添付: 外観・内観・施術風景・オーナーの写真など1〜3点程度を目安に添付する

分量の目安としては、A4用紙1枚程度(本文800〜1200字程度)にまとめると読みやすいとされています 。長すぎると読まれずに終わる可能性があるため、要点を絞ることを優先しましょう。

プレスリリース文書のサンプルレイアウト(件名・リード文・本文・問い合わせ先が分かるA4見本)
プレスリリース文書のサンプルレイアウト(件名・リード文・本文・問い合わせ先が分かるA4見本)

【業種別】コピペで使える文例テンプレ

以下はいずれもベースとなるテンプレートです。[ ]内を自店の情報に差し替えてご利用ください。

美容室の文例

【プレスリリース】
[開業日]、[市区町村名]に完全予約制の美容室「[店名]」がオープン

[市区町村名]にて、[開業日]より美容室「[店名]」が新規オープンいたします。
当店は[コンセプト・強みを1〜2文で]を掲げ、[ターゲット層]のお客様に向けたヘアサービスを提供いたします。

■店舗概要
店名:[店名]
所在地:[住所]
電話番号:[電話番号]
営業時間:[営業時間]
定休日:[定休日]
料金:[カット〇〇円〜など]
公式HP:[URL]

■問い合わせ先
担当者名:[氏名]
電話番号:[電話番号]
メール:[メールアドレス]

ネイル・まつげサロンの文例

【プレスリリース】
[開業日]、[市区町村名]にプライベートネイル&まつげサロン「[店名]」がオープン

[市区町村名]の[エリア名]に、[開業日]よりネイル・まつげサロン「[店名]」がオープンいたします。
[施術内容・こだわりを1〜2文で]。少人数制の完全個室で、リラックスした時間をご提供します。

■店舗概要
店名:[店名]
所在地:[住所]
電話番号:[電話番号]
営業時間:[営業時間]
定休日:[定休日]
メニュー例:[ジェルネイル〇〇円〜/まつげエクステ〇〇円〜など]
公式HP:[URL]

■問い合わせ先
担当者名:[氏名]
電話番号:[電話番号]
メール:[メールアドレス]

まつげサロンの文例注意点

まつげエクステ(まつげエクステンション)の施術は、美容師法上「美容」に該当する行為とされており、美容師免許を持つ施術者が行う必要があるとされています 。プレスリリースやその他の告知文において、施術者の資格の有無・種類を実態と異なる形で誇張したり、誤解を招く記載をしたりすることは避けてください。資格について記載する場合は事実に即した表現にとどめ、疑義がある場合は所轄の保健所や行政書士等の専門家へ確認することをおすすめします。

エステ・リラクゼーション・整体の文例

【プレスリリース】
[開業日]、[市区町村名]にプライベートサロン「[店名]」がオープン

[市区町村名]にて、[開業日]よりリラクゼーション・整体サロン「[店名]」がオープンいたします。
日々の疲れやコリが気になる方に向けて、[施術内容・雰囲気を1〜2文で]をご提供します。

■店舗概要
店名:[店名]
所在地:[住所]
電話番号:[電話番号]
営業時間:[営業時間]
定休日:[定休日]
メニュー例:[全身もみほぐし60分〇〇円〜など]
公式HP:[URL]

■問い合わせ先
担当者名:[氏名]
電話番号:[電話番号]
メール:[メールアドレス]

エステ・リラク・整体の文例注意点

エステ・リラクゼーション・整体の告知文では、「治る」「改善する」「痩せる」といった効果効能を断定する表現や、医療行為・医療類似行為であるかのような誤解を招く表現は使用しないでください。景品表示法・医師法・あん摩マッサージ指圧師等に関する法律(あはき法)等の観点から問題となる可能性があります 。また、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師などの国家資格保持者でない場合に、これらの資格を保有しているかのような誤解を与える表示も避ける必要があります。表現に迷う場合は、弁護士・行政書士等の専門家に事前確認することをおすすめします。

自宅サロンの場合の住所表記の注意点

自宅の一室などを利用したプライベートサロンの場合、プレスリリースに住所をどこまで記載するか悩むケースがあります。特定商取引法上、通信販売や特定の取引形態に該当する場合は事業者の住所等の表示義務が課されることがありますが、具体的にどの範囲まで公開が必要か・免除されるかは業態や取引形態によって解釈が分かれるため、一律に「公開しなくてよい」と判断することは避けてください 。

実務上は、番地までの住所を原則公開としつつ、プライバシーやセキュリティ上の配慮から「詳細な部屋番号等は予約確定後にご案内します」といった運用を併用しているサロンも見られます。ただし、この運用が特定商取引法上の表示義務との関係でどこまで許容されるかはケースバイケースであるため、該当しそうな場合は弁護士・行政書士、または消費生活センター等の窓口に事前相談することをおすすめします 。

送付方法とマナー

プレスリリースの送付は、多くの場合メールが基本になりますが、メディアによってはFAXや郵送を希望する場合もあるため、送付先の指定方法に従いましょう。

メール送付時のポイント

  • 件名は「【プレスリリース】〇〇市に美容室新規オープンのお知らせ」のように、要件が一目でわかる形にする
  • 本文には簡単な挨拶とリリースの要旨を数行で記載し、詳細は添付ファイルまたは本文下部に記載する
  • 添付ファイルはPDF形式にしておくと、レイアウト崩れを防げて閲覧環境を選ばない
  • 画像は別途JPEG等で添付するか、ダウンロード用リンクを用意する

FAX・郵送の場合

  • FAXは白黒印刷されることを前提に、写真に頼らない文章構成にする
  • 郵送は到着までの日数を見込み、逆算スケジュールに余裕を持たせる

フォローアップのマナー 初回送付から1〜2週間程度返信がない場合は、簡単な確認の連絡を1回程度行っても失礼にはあたらないとされていますが 、短期間に何度も催促の連絡をするのは避け、メディア側の判断を尊重する姿勢を持ちましょう。

掲載されやすくするための工夫とNGチェックリスト

送付前に、以下の項目を自己採点してみてください。多くの項目にチェックが入るほど、掲載・取材につながりやすいプレスリリースになります。

掲載されやすくする工夫

  • 開業までのストーリー(なぜこの地域で・なぜこの業種で開業したか)が具体的に書かれているか
  • 地域とのつながり(地元出身、地域貢献の意図など)に触れているか
  • 写真の画質が十分で、店内の雰囲気が伝わるか
  • タイトルと本文で一番伝えたいことが一致しているか
  • 誤字脱字、日時・電話番号・住所の記載ミスがないか

避けるべきNGポイント

  • 「日本一」「業界No.1」等の根拠のない最上級表現を使っていないか
  • 「必ず痩せる」「絶対に治る」等、効果効能を保証する表現を使っていないか
  • 広告色・売り込み色が強すぎて、お知らせというより宣伝文になっていないか
  • 他店・競合への言及がある場合、事実に基づかない比較や誹謗中傷になっていないか

なお、お客様の声や写真をプレスリリースに掲載する場合は、事前に本人から掲載の同意を取得しておく必要があります。氏名・顔写真等は個人情報や肖像権に関わるため、口頭のみでなく書面やメール等、同意の記録が残る形で取得しておくことをおすすめします 。

プレスリリースの「受け皿」となる公式HPを用意する

プレスリリースが掲載されると、記事やSNS経由で「この店、気になる」と思った読者が店名で検索したり、記事内のリンクやQRコードからアクセスしたりします。このとき、住所・営業時間・メニュー・予約導線が整理された公式HPが用意されていないと、せっかくの掲載機会を活かしきれずに終わってしまうことがあります。

VANNAはノーコードで美容室・ネイル・まつげ・エステ・リラク/整体等のサロン向け公式HPを作成できるオールインワンSaaSで、独自ドメインでの当日公開に対応しています。プレスリリース掲載のタイミングに合わせてHPを先に整えておけば、掲載記事からの流入を取りこぼしにくくなります。予約導線としては、全プランで候補日を提示して予約を受け付ける「候補日予約」機能も利用できるため、開業直後で予約システムを本格導入する前の段階でも、最低限の予約受付を用意しておくことが可能です。

なお、VANNAの申込には他のSaaS同様クレジットカードの登録が必要で、サポートはメール中心(電話サポートはなし)である点は、導入を検討する際の判断材料として留意しておくとよいでしょう。現在プレオープン中の無料期間などのキャンペーン条件は今後変更される可能性があるため、詳細・最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. プレスリリースは無料で送れますか? A. 自力でメールやFAXで直接送付する場合、費用は基本的にかかりません。配信代行サービスを利用する場合は別途費用が発生します 。

Q. 何日前に送るのが目安ですか? A. 媒体によって差がありますが、月刊のタウン誌等は発行の1〜2ヶ月前が締め切りの目安になることがあるため 、遅くともオープンの1ヶ月以上前には送付先リストを作り始めることをおすすめします。

Q. 返信がない場合、催促してもよいですか? A. 1〜2週間程度待っても返信がない場合、1回程度の確認連絡は一般的に失礼にはあたらないとされていますが 、頻繁な催促は避けましょう。

Q. 複数の媒体に同時に送付してもよいですか? A. 基本的には問題ないとされていますが、媒体によっては独占的な情報提供を希望する場合もあるため、心配な場合は送付時にその旨を一言添えるか、事前に確認すると安心です 。

Q. 写真は必ず必要ですか? A. 必須ではありませんが、外観・内観・施術風景などの写真があると掲載の判断材料になりやすく、特にタウン誌やWebメディアでは写真の有無が掲載可否に影響することがあります 。

Q. 個人事業主の場合、会社概要欄はどう書けばよいですか? A. 法人でなくても、屋号・代表者名(個人名)・住所・電話番号・開業日などを「店舗概要」として記載すれば問題ありません。個人名の公開範囲に不安がある場合は、事前に送付先メディアに相談するか、専門家に確認しておくと安心です 。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法令解釈や個別の適法性を保証するものではありません。薬機法・景品表示法・美容師法・あはき法・特定商取引法・個人情報保護法等に関わる判断が必要な場合は、必ず弁護士・行政書士・税理士等の専門家、または所轄の行政窓口にご確認ください。VANNAの料金・機能・キャンペーン条件は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイト(https://at-vanna.com/pricinghttps://at-vanna.com/features)でご確認ください。

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