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開業・業種別・季節

美容室の閑散期はいつ?月別の暇な時期と、売上を落とさない対策【2月・8月・1月】

最終更新: 2026年6月29日

本記事はVANNA運営チームが制作しています。閑散期の月・理由・数値はすべて一般的な傾向の目安であり、立地・業態・客層による店舗差が大きい点にご注意ください。記事内の機能・料金・トライアル条件は執筆時点のもので、最新情報は申込ページでご確認ください。

「うちのサロン、今月なんだか暇だな…これって普通?」——多くのオーナー・店長が一度は抱く不安です。

結論から言うと、美容室・サロンの閑散期は一般に2月・8月・1月が三大閑散月といわれます。ただし本記事でいちばんお伝えしたいのは、「一般論の暇な月」を鵜呑みにせず、自店の閑散期は“数字”で特定すべきということです。立地や業態によって暇になる月はズレますし、感覚で「2月は暇」と思い込むと打ち手を間違えます。

この記事を読むと、次のことがわかります。

  • 閑散期になりやすい月のカレンダー(なぜ繁忙期と対になるのか)
  • 2月・8月・1月が暇になりやすい理由(「ニッパチ」の意味も)
  • 業態・立地・曜日による暇な時期のズレ
  • 自店の閑散月を過去データから特定する手順
  • 暇な月が「来る前」に動く前倒しの対策

なお、「空いた枠をどう埋めるか」「稼働率の計算と当日の空き枠対策」は別記事で詳しく扱っています。本記事は 「いつ・なぜ暇か/自店の閑散月の見つけ方」を主役にし、枠を埋める打ち手の優先順位や時間帯ヒートマップの作り方は委譲します。あわせてどうぞ。

美容室の稼働率とは?計算式と空き枠(アイドルタイム)を埋める

繁忙期↔閑散期の年間カレンダー帯グラフ
繁忙期↔閑散期の年間カレンダー帯グラフ

美容室・サロンの閑散期はいつ?結論は「2月・8月・1月」

まずは一般論としての全体像です。ここでの月の並び「2月・8月・1月」は暦順ではなく、一般に閑散期として挙げられやすい順として記載していますが、これも経験則であり順位を保証するものではありません。自店の本当の閑散月は、後半のH2-3で必ず数字から確認してください。

閑散期になりやすい月ランキング(2月・8月・1月ほか)

一般に、美容室で客足が落ちやすいといわれる月と、逆に混みやすい繁忙期は次のように対で語られます。重要なのは、閑散期の多くは「繁忙期の反動」として生まれるという構造です。

区分よく挙げられる背景
繁忙期3月・4月卒業・入学・新生活・就職でイメチェン需要
繁忙期7月・12月夏休み前・年末年始前の身だしなみ需要
繁忙期GW前(4月下旬)連休の予定前に整える
閑散期2月年末年始来店の反動・寒さ・出費控え
閑散期8月お盆帰省・猛暑・「ニッパチ」
閑散期1月年末の駆け込み来店の反動
閑散期になりやすい11月・6月大きな行事の谷間にあたりやすい

この表の月・順位はあくまで「一般に挙げられやすい」もので、一次統計に基づく断定ではありません。繁忙期に来店が集中した分、その人たちの次回来店までの数週間〜数ヶ月後に谷ができる——この見方を持つと、自店の閑散期も予測しやすくなります。

業態・立地別の違い(住宅街/オフィス街/メンズ/ネイル・まつエク/エステ)

「一般論の閑散月」をそのまま信じない方がよい最大の理由が、業態と立地で暇な時期がズレることです。下表は傾向の一例で、自店で必ず検証してください。

業態・立地暇になりやすい時期の傾向背景の一例
住宅街・ファミリー層2月・8月・連休中帰省・行楽で在宅が減る
オフィス街お盆・年末年始・GW・大型連休法人需要・通勤客が抜ける
学生街2〜3月・夏休み・春休み学生の長期帰省
メンズ専門サイクルが短く谷が浅め短い来店周期で平準化されやすい
ネイル・まつエク付け替え周期で谷の出方が異なる周期管理で来店月が分散しやすい
エステ露出が減る冬・出費控えの時期季節需要の波を受けやすい

ポイントは、「世間の閑散月」と「自店の客層の閑散月」は一致しないことがあるという前提です。オフィス街なら帰省シーズンに大きく空き、ネイルは付け替え周期しだいで谷が分散します。だからこそ、後述の自店データでの確認が欠かせません。

業態×立地別の閑散月ズレ早見表
業態×立地別の閑散月ズレ早見表

暇になりやすい曜日・時間帯(平日午前〜昼)

閑散は「月」だけの話ではありません。同じ月の中でも、平日の午前〜昼は予約が入りにくい時間帯になりやすいといわれます。土日や平日夜に来店が偏ると、平日昼に空き枠が固まります。

この「平日昼の空き」は、後半で触れる平日昼・閑散月限定のクーポンでアプローチしやすいポイントです。なお、時間帯×曜日の空きを細かく可視化する「ヒートマップの作り方」や、当日空き枠の埋め方は稼働率の記事に委ねます。

曜日×時間帯の暇マップ(平日午前〜昼が濃い)
曜日×時間帯の暇マップ(平日午前〜昼が濃い)

美容室の稼働率とは?計算式と空き枠を埋める

なぜその月に客足が落ちる?月別の「暇な理由」

ここからは三大閑散月の理由を分解します。いずれも一次統計ではなく一般的に語られる経験則であり、自店に当てはまるかは数字で確認してください。

2月が暇な理由(年末年始来店の反動・寒さ・出費控え)

2月が暇になりやすいとされる主な背景は次の通りです。

  • 年末年始の来店の反動:12月に身だしなみを整えた人が多く、2月はまだ次回来店期に達していない
  • 寒さで外出意欲が下がりやすい:特に平日の不要不急の外出を控えやすい
  • 出費を控えやすい時期:年末年始の出費の後で財布の紐が固くなりやすい
  • 日数が少ない:そもそも2月は28日(うるう年でも29日)と他月より営業日が少ない

「2月 売上 落ちる」と感じたら、まずは日数差(28日と31日では約1割の差)も加味して比較するのが冷静な見方です。

8月が暇な理由(お盆帰省・猛暑・「ニッパチ」)

8月が暇になりやすい背景には次のようなものが挙げられます。

  • お盆の帰省・行楽:在宅客が減り、地元密着店ほど影響を受けやすい
  • 猛暑で外出を控えやすい:暑さで「美容室は涼しくなってから」と先延ばしされやすい
  • 「ニッパチ」:商売で2月(ニ)と8月(ハチ)が売上の落ちやすい月とされる古くからの言い回しで、その語源・由来や美容業界への当てはまりは諸説あり一次的な裏付けはありません。あくまで「2月・8月は商売が鈍りやすいといわれる」程度に捉えるのが無難です。

「ニッパチ 美容室」で検索される方が気にされる通り、美容室でも当てはまりやすい傾向はありますが、オフィス街・住宅街など立地で出方は変わります。

1月が暇な理由(年末の駆け込み来店の反動・正月明けの財布の紐)

1月、特に正月明け以降が暇になりやすい背景です。

  • 年末の駆け込み来店の反動:多くの人が年内にカット・カラーを済ませている
  • 正月明けの出費控え:お正月の出費の後で、美容の優先度が一時的に下がりやすい
  • 連休・帰省明けの生活リズム:外出より休息に向かいやすい

1月は前半(年始)に動きがあっても、中旬以降にトーンダウンしやすい、という出方をすることがあります。

「来店サイクル」で連鎖する仕組み(谷が生まれる理由)

ここが本記事の核です。閑散期は「来店サイクルの連鎖」で説明すると腑に落ちます。

たとえば、12月の繁忙期にカット+カラーで来店した顧客を考えます。次回来店までの周期を仮に6〜8週間とすると、その人たちの次の来店は2月前後に固まりがちです。一見すると2月に再来店が集中して混みそうですが、現実には全員が予約を入れるわけではなく、寒さ・出費控えで一部が「もう少し先でいいか」と先送りします。

つまり、

  1. 繁忙月(12月)に来店が集中する
  2. 次回来店期(=数週間〜2ヶ月後)が同じ時期に重なる
  3. その時期に来店控えの要因(寒さ・出費控え)が重なると、来るはずだった人の一部が抜ける
  4. 結果として、繁忙月の「裏側」にあたる月の谷が深くなる

——という連鎖です。この構造を理解すると、「閑散月そのものに慌てて集客する」より、繁忙月のうちに次回来店を閑散月へ意図的にずらすほうが効くと気づけます。これが後半の「2ヶ月前から準備」と「次回予約の平準化」につながります。

来店サイクル連鎖の図解
来店サイクル連鎖の図解

一般論より大事:自店の閑散期を「数字」で特定する

ここが競合の「暇な月一覧」と一線を画す部分です。自店の閑散月は、感覚ではなく過去データから割り出します。

見るべき3指標:月別売上・新規/リピート比率・来店周期

自店の閑散期を診断するときに見たい指標は、主に次の3つです。

  1. 月別売上(できれば過去2〜3年分):どの月に谷ができているか。年ごとに谷が一致すれば、それが自店の閑散月
  2. 新規/リピートの比率:閑散月に「新規が減る」のか「リピートが途切れる」のかで打ち手が変わる(リピート減なら休眠掘り起こしが効きやすい)
  3. 来店周期のばらつき:常連の来店間隔が空いていないか。周期が伸びている顧客は休眠予備軍

これらを並べると、「2月が暇」ではなく「2月にリピート客の来店が途切れている」のように、原因まで踏み込んだ判断ができます。

過去2〜3年の月別売上を並べて谷を見つける手順

ツールがなくても、スプレッドシートで誠実に分析できます。手順は次の通りです。

  1. 列に月(1〜12月)、行に年(例:2024/2025/2026)を取った表を作る
  2. 各セルにその月の売上(または来店件数)を入力する
  3. 各年について12ヶ月の平均を出し、「平均に対して各月が何%か(季節指数の簡易版)」を計算する
  4. 複数年で共通して80〜90%前後を下回る月を探す——それが自店の閑散月の候補
  5. 2月など日数の少ない月は、「1日あたり売上(売上÷営業日数)」でも見て、日数差による錯覚を排除する

前年同月比だけだと「去年がたまたま良かった/悪かった」に振り回されます。複数年を並べて、毎年へこむ月を探すのがコツです。

ただし、この手作業には限界もあります。レジ締めやカルテからの月次集計の転記に手間がかかる、来店周期のばらつきまでは追いきれない、といった点です。ここで集計を自動化したくなったら、次の選択肢が出てきます。

過去3年の月別売上を並べたスプレッドシート例(数値は例示)
過去3年の月別売上を並べたスプレッドシート例(数値は例示)

VANNAの経営ダッシュボードで売上を可視化する(Max)

集計の手間を減らす選択肢として、VANNAの経営ダッシュボード(Maxプラン以上)があります。VANNA経由の予約・売上・来店データをもとに、当月の売上・来店・リピート状況を画面で確認でき、紙カルテやExcelへの手集計の手間を減らせます。

ここで正直にお伝えします。複数月をまたいだ月別トレンドのグラフ表示、客単価、来店周期のばらつきといった指標を、ダッシュボード上で自動表示できるかは仕様の確認が必要です(最新の対応範囲は公式機能ページで要確認)〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕。現時点で確実に言えるのは「当月の売上・来店・リピート状況が見える」ことまでで、過去複数年の谷の比較は、必要に応じてCSVエクスポートやスプレッドシートでの手集計と併用するのが誠実な使い方です。

また、ダッシュボードが集計するのはVANNA経由のデータが中心です。現金会計やVANNA外の予約は手入力が必要で、導入前の過去データは自動移行されません(分析したい過去分はCSV取り込みや手入力が要ります)。閑散期“分析”を目的にする場合、この点は事前に押さえておいてください。

それでも、日々の売上・来店・リピートが自動で台帳に貯まっていくと、翌年以降の閑散期予測の土台が手間なく整っていきます。まずは「自店の暇な月を見える化する」入口として、無料トライアルで試すのが手堅い進め方です。 無料トライアルで自店の閑散期を可視化する

閑散期に売上を落とさない対策【月が来る“前”にやる】

ここからが対策ですが、本記事では「閑散“月”という時間軸に固有の前倒し設計」に絞ります。空いた枠の即時の埋め方・当日クーポンによる再販・打ち手の限界利益の細かい優先順位は、稼働率の記事へ委ねます。

鉄則は「2ヶ月前から準備」:繁忙月の会計で閑散月の枠を取る

来店サイクルの連鎖を思い出してください。閑散月に慌てて集客するより、その2ヶ月ほど前——繁忙月のうちに種をまくのが時間軸の対策の核です。

  • 繁忙月の会計時に、次回予約を閑散月へ案内する:12〜1月に来た常連の次回を、あえて2月前後の平日昼へ誘導する
  • 繁忙月の来店客に、閑散月に使えるクーポンを手渡す:「次回◯月までにご来店で◯◯」のように期限を閑散月に設定
  • 閑散月の予約枠を“先に”埋める発想:谷ができてから動くのではなく、谷の前に座席を予約で埋めておく

繁忙期は接客で手一杯になりがちですが、その忙しい時期の一言が、2ヶ月後の谷を埋める——これが前倒し設計です。

既存客の掘り起こしが最優先(新規獲得コストが高い時期)

閑散期の対策は、新規獲得より既存客の呼び戻しが基本です。一般に新規集客は広告コストがかかり、閑散期に新規を取りに行くのは費用対効果が悪くなりやすいといわれます。一方、来店が途切れた休眠客は、すでに自店を知っている分、再来店のハードルが低めです。

  • 「前回来店から◯ヶ月以上空いている顧客」を抽出する
  • 「お久しぶりです」のひと声+再来店のきっかけ(限定特典など)を届ける
  • 周期が伸び始めた“休眠予備軍”には早めに声をかける

具体的な抽出・配信のやり方は後半のVANNAの項と、休眠掘り起こしの専用記事で扱います。

次回予約・来店サイクルの平準化(谷を埋める発想)

谷を埋めるもう一つの発想が平準化です。繁忙月に集中した客の次回来店を、意図的に閑散月へずらします。

  • 会計時に次回予約を取り、来店時期を月単位でならす
  • 来店前のリマインドで予約忘れ・先送りを防ぎ、閑散月の来店を確実にする
  • 周期が短い客と長い客を混ぜて、特定月への集中を避ける

次回予約とキャンセルに予約金やキャンセル料を絡める場合は、キャンセル料は「平均的な損害の額」を超える部分が無効となりうるため、事前の掲示・同意を前提に設計します(具体的な金額設定の有効性は専門家にご確認ください)〔出典: e-Gov 消費者契約法 第9条 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕。詳細は専用記事へ。

クーポン・限定メニュー・店販で客単価を補う

来店“数”の谷は、1人あたりの単価である程度補えます。

  • 平日昼・閑散月限定クーポン:暇な枠に絞った条件設計で、正規価格を崩さずに来店を促す
  • 季節の限定メニュー:夏のトリートメントメニューなど(※「美髪になる」「うるおいが続く」等の効能効果の断定はしない。あくまでメニュー名・受付の話に限定)
  • 店販:待ち時間に余裕がある閑散期は、丁寧な提案がしやすい

クーポンで気をつけたいのは安売りで粗利を崩さないことです。割引の元値は「実際に販売していた価格」のみを使い、架空の元値や「最安」といった表現は使いません(二重価格・有利誤認の回避)〔出典: 消費者庁 景品表示法 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling (参照2026-06-29)〕。平日昼・閑散月の枠限定にすれば、繁忙時間の正規価格を守りつつ、暇な枠だけを狙えます。

時間に余裕がある今だからやる:HP・ブログ更新/カルテ整備/研修

閑散期は、売上に直結しないけれど効いてくる“仕込み”の好機です。ただ羅列するのではなく、「閑散期だからこそ価値がある理由」とセットで考えます。

  • HP・ブログの更新:繁忙期は手が回らない記事更新を進める。特に「地域名+メニュー」「お悩み解決」の記事は、指名検索・お悩み検索の受け皿になり、数ヶ月後の集客の土台になる。VANNAのブログ・お知らせ機能やSEO設定で、当日公開・更新ができる
  • カルテ整備:紙・他システムの顧客情報を整理し、休眠客抽出の精度を上げておく(次の閑散期の掘り起こしが速くなる)
  • スタッフ研修・メニュー見直し:閑散期の空き時間を技術練習・新メニュー設計に充てる

なお、ブログでメニューを書く際は効能効果の断定表現(治る・生える・小顔になる 等)を避ける点に注意してください〔出典: 消費者庁 景品表示法 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling (参照2026-06-29)〕。VANNAのブログ入力時の注意表示など具体仕様は公式機能ページで要確認です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕。

閑散期対策をVANNAで仕組み化する

ここまでの「診断→掘り起こし→取りこぼし防止」を、VANNAの機能でつなぐとどうなるかを整理します。機能とプランの境界は正直に明記します。

診断→掘り起こし→取りこぼし防止の一気通貫フロー図
診断→掘り起こし→取りこぼし防止の一気通貫フロー図

谷を見つける:経営ダッシュボードで現状を可視化(Max)

入口は前述の通り、経営ダッシュボード(Max以上)で当月の売上・来店・リピート状況を確認することです。複数年・客単価・来店周期の自動表示は最新の対応範囲を公式機能ページで要確認のため〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕、過去の谷の比較はCSV/手集計と併用してください。VANNA経由データが中心で、現金会計・他媒体予約は手入力という前提も忘れずに。

掘り起こす:休眠客メール・誕生日メール・クーポン配信(Max)

来店が途切れた顧客への休眠メール、誕生日メール、閑散月限定クーポンの配信は、Maxプラン以上で利用できます。顧客台帳と自動名寄せで「◯ヶ月以上来ていない顧客」を抽出して配信できます。

販促メールの運用は特定電子メール法に沿うことが前提です〔出典: 総務省 特定電子メール法 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕。

  • 事前同意(オプトイン)を得た相手にのみ送る
  • 配信停止(オプトアウト)の導線を必ず用意する
  • 送信者情報(店名・連絡先)を明示する
  • リマインド等の取引付随メールに宣伝を混ぜると広告宣伝メール扱いになりうるので、クーポン告知は分けて考える
  • LINE連携(Max)で配信する場合も、友だち追加=同意・ブロック/配信停止の扱いに配慮する

顧客台帳で対象を抽出する際は、取得目的の明示と安全管理にも配慮してください。なお病歴・施術歴など要配慮個人情報に該当しうる情報の取り扱いは本人同意が原則とされますが、自店のデータが該当するかの最終判断は専門家にご確認ください〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

取りこぼさない:ネット予約とリマインドを使い分ける(プラン境界に注意)

「暇な平日昼でも、夜間や営業時間外の予約を受けたい」というニーズには、ネット予約が有効です。ただしプランで仕組みが分かれるため、ここは正確に押さえてください。

  • カレンダー予約(Max以上):時間枠・指名・事前決済(Stripe)に対応し、お客様がその場で24時間、枠を確定できる。平日昼の空き枠をそのまま予約で埋めやすいのはこちら
  • 候補日リクエスト型(全プラン/Proを含む):お客様が候補日を送り、店側が確認して確定する形式。24時間“受付”はできるが、その場確定ではないため、繁忙時には店側の確定作業が積み上がるトレードオフがある
  • 来店前メールリマインド(全プラン):予約1件につき自動で1回送信。直前キャンセル・無断キャンセルを抑え、閑散月の貴重な来店を守る。SMSには非対応(メールのみ)

「その場で確定する24時間予約」を重視するならMax以上のカレンダー予約が前提、という点を申込前にご確認ください。

価格と始めやすさ(初期費用0・手数料0の中身)

VANNAの料金とプランは次の通りです(月額・税込)。

プラン月額(税込)閑散期対策で関係する主な機能
Pro¥3,300候補日リクエスト予約・来店前リマインド・ブログ/お知らせ・SEO設定
Max¥5,500上記+カレンダー予約・経営ダッシュボード・休眠/誕生日メール・クーポン・顧客台帳/電子カルテ・LINE連携・ポイント・口コミ
Max+¥11,000Maxの上位
  • 初期費用0・予約/販売の仲介手数料0:VANNAは予約や物販の仲介手数料を取りません。ただし決済代行(Stripe)の手数料は店舗負担で別途かかります。売上はVANNAを経由せず店舗のStripe口座へ直接入金されます
  • 本記事で軸にした経営ダッシュボード・休眠/誕生日メール・クーポン・カレンダー予約はMax以上の機能です。Proでは候補日リクエスト予約・リマインド・ブログ・SEOが使えます

他社サービスとの比較は事実ベースでご判断ください(特定の他店・他社を貶める意図はありません)。

注意点(誠実な弱みの開示)

導入を検討するうえで、先に知っておいてほしい弱みも開示します。

  • 申込時にクレジットカードの登録が必須です
  • 電話サポートはなく、メール中心のサポートです
  • 既存データの自動移行はありません。過去のカルテ・顧客情報・売上はCSV取り込みや手入力で移します(閑散期分析に使いたい過去データも同様)
  • SMSは非対応で、リマインド等はメールで届きます
  • 経営ダッシュボードが集計するのはVANNA経由データが中心で、現金会計や他媒体予約は手入力です

無料トライアルの条件も正確にお伝えします。プレオープン特典として2か月無料(2026年7月31日までの申込が対象。以降の申込は1か月無料)です。本記事は2026-06-29時点の情報で、締切まで約1か月です。最新の条件は申込ページでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 美容室の閑散期は結局いつ? A. 一般には2月・8月・1月が三大閑散期といわれます。ただし立地・業態で暇な月はズレるため、自店の過去2〜3年の月別売上で必ず確認してください。

Q. 「ニッパチ」は美容室にも当てはまる? A. 当てはまりやすい傾向はあります。「ニッパチ」は2月・8月が商売で鈍りやすいとされる古くからの言い回しで、語源・由来や美容業への当てはまりに一次的な裏付けはありません。お盆帰省・猛暑・年末年始の反動などが重なるため、と説明されます。

Q. 閑散期は何から手をつければいい? A. まず自店の暇な月をデータで特定し、次に既存客(特に来店が途切れた休眠客)の掘り起こしから着手するのが基本です。新規集客は閑散期にコストがかさみやすいためです。

Q. 閑散期に新規集客とリピート、どちらを優先? A. コスト面から、まず既存客の呼び戻しを優先するのが基本とされます。新規広告は閑散期ほど費用対効果が下がりやすいといわれます。新規施策は繁忙期や閑散月の前から仕込むのが効率的です。

Q. クーポンを出すと安売りで損しない? A. 条件設計しだいです。粗利が残る範囲で、平日昼・閑散月の枠限定にすれば、正規価格を崩さずに暇な枠だけを狙えます。割引の元値は実際に販売していた価格のみを使い、架空の元値や「最安」表現は使いません(二重価格の回避)。乱発すると正規価格が崩れるため、回数・期間を区切るのが安全です。

まとめ:閑散期は「来る前」に動けば怖くない

最後に要点を整理します。

  • 美容室の閑散期は一般に2月・8月・1月といわれますが、これは目安です。自店の閑散月は過去2〜3年の月別売上から数字で特定してください
  • 谷は来店サイクルの連鎖で生まれます。だからこそ閑散月の2ヶ月前——繁忙月のうちに種をまく前倒し設計が効きます
  • 対策の3ステップは、①特定(月別売上で谷を見つける)→②掘り起こし(休眠客の呼び戻し)→③平準化(次回予約で来店月をならす)

「空いた枠の埋め方・稼働率の計算・時間帯ヒートマップ」は稼働率の記事へ、月別の販促アイデアは年間販促カレンダーへ。本記事とあわせてご活用ください。

まずは「自店の暇な月を見える化する」ところから始めてみてください。VANNAの経営ダッシュボード(Max)や休眠メール・クーポン(Max)、ネット予約・リマインドは、その診断から掘り起こしまでを一つの画面でつなぎます。初期費用0・予約/販売の仲介手数料0(決済代行=Stripeの手数料は別途・店舗負担)で始められ、いまならプレオープン特典で2か月無料(2026年7月31日までの申込/2026-06-29時点・締切まで約1か月)。最新条件は申込ページをご確認のうえ、無料トライアルで自店の閑散期の可視化を試してみてください。

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