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脱ポータル・手数料削減

minimo・楽天ビューティーの手数料が痛いフリーランス美容師へ|自社集客で「自分の客」を資産にする方法

最終更新: 2026年6月29日

面貸しサロンの一席で施術するフリーランス美容師と、その横にスマホの予約画面・顧客台帳を並べ「席は借りても、客は自分の資産
面貸しサロンの一席で施術するフリーランス美容師と、その横にスマホの予約画面・顧客台帳を並べ「席は借りても、客は自分の資産

「予約は入るけれど、手数料を引かれると手元に残らない」。minimo(ミニモ)や楽天ビューティーを使うフリーランス美容師の方から、よく聞くお悩みです。とくに面貸し・業務委託・シェアサロンで働く方は、席を借りる立場ゆえに「店の予約システムは使えない」「客が自分に付いているのか店に付いているのか曖昧」という固有の悩みも重なります。

結論を先に言うと、手数料が痛いと感じたときの正解は「いきなり全部やめる」ではありません。次の3ステップで考えると判断を誤りません。

  1. 媒体別に「手数料が痛い」構造を正しく知る(感情でなく仕組みで把握する)
  2. 自分名義の予約導線・顧客台帳・屋号(独自ドメイン)を「自分の資産」として持つ
  3. 全切りか、使い分けか、段階移行かを「数字」で判断する

フリーランスにとっての核は、「席は借りても、客は自分の資産」にできるかどうかです。ただしこれは契約次第で「できる場合」と「できない場合」があります。本記事ではその切り分けまで踏み込みます。

この記事の中立性・信頼性について(対象読者・監修方針・更新日)

対象読者:面貸し・業務委託・シェアサロンで働く、または独立準備中のフリーランス美容師(ヘア/ネイル/アイラッシュ)。なお、サロンに在籍しながら個人集客でminimoを使っていて手数料が痛い方も、本記事の「媒体の構造」「自社集客の作り方」部分はそのまま読み替えて活用できます。

*本記事は契約・データ帰属・労務・金銭という、判断を誤ると生活や事業に影響しうるテーマを扱います。そのため、面貸し・フリーランス実務の経験者と、契約・労務に関する有資格者(社会保険労務士・弁護士等)の確認を前提とする方針です。

中立に関する注記:各媒体の料率・条件はプラン変更やキャンペーンで変動します。本記事は2026年6月29日時点で公開されている情報をもとにしており、優劣を断定したり、特定の媒体を貶めたりする目的はありません。実際の契約前には、必ず各社公式の一次情報を最終確認してください。

まず正しく知る|minimoと楽天ビューティーの「手数料が痛い」構造を媒体別に整理する

「ポータルの手数料」とひとくくりにすると判断を誤ります。minimoと楽天ビューティーは、どちらも「予約が成立して初めて費用が発生する成果報酬型」という点は同じですが、何をきっかけにいくら課金されるか(課金トリガー)が違います。ここを正しく押さえましょう。

minimoの料金構造の特徴(予約完了ごとの定額・施術料金帯で決まる)

minimoは、個人の施術者が直接出店し、お客様が「サロン」ではなく「人」を選んで予約する仕組みです。料金は次のような構造とされています。

  • 初期費用・月額掲載料:0円
  • 手数料:予約が成立し来店が完了した1件ごとに発生する定額の成果報酬
  • 金額:施術料金の価格帯に応じた段階制(2026年6月時点の公開情報では、無料施術110円/〜2,200円440円/2,201〜6,600円660円/6,601円以上880円・いずれも税込とされる)
  • 新規・再来の区別:手数料は施術料金の金額のみで決まり、新規限定で発生するわけではないとされる

つまりminimoは「掲載しているだけ」ではお金がかからず、1予約ごとに数百円という小さな定額が積み上がる構造です。痛点として検索者が挙げやすいのは「手数料そのものの額」よりも、後述の指名・リピートが自分に積み上がりにくいという点です(次々節で詳述)。

楽天ビューティーの料金構造の特徴(施術料金に対する料率)

楽天ビューティーは、楽天会員という巨大な利用者基盤からお客様を送客するモデルです。料金は次のような構造とされています。

  • 固定費・月額:0円/初期費用:50,000円(キャンペーンで無料になる場合あり)
  • 手数料:ネット予約は施術料金の15%(税別)とされる
  • 電話予約:1件あたり定額(1,000円)+電話転送システム料(月300円)+成果通話料(1分30円)等、別建てとされる
  • 料率はキャンペーンで変動することがある(過去にネット予約手数料が10%に低減された例もあるとされる)

minimoが「件数×定額」なのに対し、楽天ビューティーは「売上(施術料金)×料率」です。客単価が上がるほど1件あたりの手数料も増えるため、高単価メニューほど負担を体感しやすいのが構造上の特徴です。一方で、楽天ポイントが付く・楽天会員へリーチできるという集客上の長所も中立にあわせて理解しておきましょう。

minimoと楽天ビューティーは両者とも成果報酬型だが、課金トリガー(完了ごと定額 vs 施術料率)が異なることを示す比
minimoと楽天ビューティーは両者とも成果報酬型だが、課金トリガー(完了ごと定額 vs 施術料率)が異なることを示す比

minimoと楽天ビューティーを並べて比べる(事実比較のみ)

「minimo 楽天ビューティー 比較」で迷っている方のために、事実ベースで並べます。優劣をつける表ではなく、構造の違いを把握するための表です。

比較軸minimo楽天ビューティー
料金タイプ成果報酬型成果報酬型
課金トリガー予約完了1件ごと予約成立(ネット/電話で別建て)
手数料の決まり方施術料金帯に応じた定額(税込110〜880円とされる)施術料金の料率(ネット予約15%とされる)
初期費用0円とされる50,000円(キャンペーンで無料の場合あり)とされる
月額・固定費0円とされる0円とされる
主な客層イメージ個人指名・若年層が多いとされる楽天会員(幅広い年代)とされる
負担を体感しやすい場面予約件数が多いとき客単価が高いとき

注:金額・料率はいずれも2026年6月時点の公開情報であり、最新の正確な条件は各社公式でご確認ください。

共通する痛点—「自分の客」が手元に残りにくい

media(媒体)を問わず共通する根の深い問題は、予約・連絡先・来店履歴が媒体側に蓄積されることです。お客様にとっての「予約窓口」がアプリやサイトのままだと、再来も毎回そのアプリ経由になり、そのたびに手数料が発生し続けます。

そしてフリーランスにとってはここが死活問題になります。独立・移籍するとき、その名簿を自分の手元に持ち出せるのか。これは「データは誰のものか」という、次章で扱う論点に直結します。

それでも「すぐやめない方がよい」ケース(中立判断)

手数料が痛くても、次に当てはまる人は即解約してはいけません。

  • 開業・独立直後で、指名客がまだ薄い
  • 自社の予約導線(ホームページ・ネット予約)がゼロ
  • 媒体経由の新規予約に代わる入口がない

受け皿がない状態で媒体を切ると、新規がそのまま激減します。後述の「使い分け(二段構え)」のほうが現実的なケースは多く、判断は感情ではなく数字で行います。

フリーランス特有の論点|「席は借りても、客は誰の資産か」

ここが本記事の核心です。一般的な「ポータルのやめ方」記事ではほとんど触れられない、フリーランス美容師ならではの実務を整理します。なお、この章はまず契約・データの中立的な整理に徹します(具体的な打ち手・ツールは後半の「受け皿づくり」章でまとめて扱います)。

面貸し・業務委託・シェアサロンで起きる「予約と顧客管理」の制約

席を借りる立場では、次のような制約が起きがちです。

  • 店の予約システムや顧客台帳は店のもので、自分が自由に使えない/持ち出せない
  • 店の屋号で集客すると、お客様は「店の客」として認識し、独立時に付いてこない
  • 結果として、媒体(minimo等)の管理画面が唯一の自分の名簿になりがち

つまり、媒体に依存しているように見えて、実は「自分名義の顧客接点を持てていない」状態に陥りやすいのです。

顧客データ・予約は誰のものか(契約・データ帰属の確認)

「自分が担当したお客様だから自分の客」と感じても、契約上はそうとは限りません。面貸し・業務委託・シェアサロンの契約には、次のような定めが入っていることがあります。

  • 顧客情報の帰属が店舗側にある
  • 在籍中・退店後の顧客の引き抜き(連れ出し)を禁止する条項
  • 一定期間・一定エリアでの同業活動を制限する競業避止の条項

これらの有無・内容によって、名簿の持ち出しが契約違反になる場合があります。また、働き方の実態によっては労務上の論点(いわゆる偽装請負など)が絡むこともあります。これらは専門的な判断が必要な領域です。まずはご自身の契約書を確認し、不明点は社会保険労務士・弁護士等の専門家に相談してください。本記事は一般的な整理に留め、個別の有効性を断定しません。

フリーランス美容師が自分の顧客台帳・予約導線を持つ法務と実務

「資産化できる条件/できない条件」を切り分ける

「席は借りても、客は自分の資産」というのは魅力的な言葉ですが、無条件には成り立ちません。次のように切り分けて考えてください。

資産化しやすい条件(自分名義で集客導線を持てる可能性が高い)

  • 契約上、顧客情報の帰属や集客方法に明確な制限がない
  • 自分の屋号・SNS・連絡先でお客様とつながることが認められている
  • 退店・独立後の競業避止や引き抜き禁止の定めがない、または期間が限定的

資産化が難しい/注意が必要な条件

  • 顧客情報の帰属が店舗側と明記されている
  • 競業避止・顧客引き抜き禁止の条項がある
  • 集客に使える屋号が店舗のものである

後者に当てはまる場合、店の名簿を勝手に持ち出したり、在籍中にお客様を自分のサイトへ誘導したりすると、契約違反になりうるので注意が必要です。「これからつくる自分名義の接点を、契約の範囲内で、店に依存しない形で育てる」のが現実的な落としどころです。判断に迷う場合は専門家に確認してください。

やめる前に確認|媒体依存度セルフ診断と「使い分け」という選択肢

「全部やめる」前に、自分が今どれくらい媒体に依存しているかを点検しましょう。フリーランス向けに5つの軸で診断します。

媒体依存度セルフ診断(フリーランス向け5軸)

各項目について、当てはまる度合いを0〜2点で採点してください(2点=強く当てはまる)。あくまで考え方の目安であり、絶対的な合格ラインではありません。

5軸(新規の媒体依存/リピート率/自分名義の予約比率/指名・連絡先資産/店舗契約による制約)のレーダーチャートのイメージ
5軸(新規の媒体依存/リピート率/自分名義の予約比率/指名・連絡先資産/店舗契約による制約)のレーダーチャートのイメージ

0点(依存が低い)1点2点(依存が高い)
①新規の媒体依存新規の多くは紹介・SNS半々新規はほぼ媒体経由
②リピート率高い(指名で回る)ふつう低い(毎回新規頼み)
③自分名義の予約比率自分のサイト・LINEが主一部あり媒体予約のみ
④指名・連絡先資産自分の連絡先名簿を持つ一部名簿は媒体内のみ
⑤店舗契約による制約持ち出し・集客に制限なし一部制限あり帰属が店舗/競業避止あり

採点の考え方:①〜④の合計が高い人ほど「受け皿づくりを先に進める価値が大きい」、低い人ほど「いきなり切ると新規が止まる」と読み替えます。⑤は点数の高低にかかわらず、移行・独立の前に契約確認が必須であることを示すフラグです。⑤が2点の人は、受け皿づくりと並行して必ず契約・専門家確認を行ってください。

「全部やめる」より「使い分け」が合うケース

依存度が高い人ほど、現実解は全切りではなく二段構えです。

  • 新規の入口:媒体(minimo/楽天ビューティー)は当面残す
  • 再来(リピート):自分名義の予約導線へ移し、手数料の発生を減らす

新規は「探している人に見つけてもらう」のが得意な媒体に任せ、一度来てくれたお客様の2回目以降は自分の予約サイト・LINEで受ける。これだけで、媒体に払う手数料の総額を着実に減らせます。どちらをどの局面で使うかは、診断の①②(新規依存とリピート率)で決めるのが分かりやすい判断軸です。ポータルと自社サイトの使い分け|依存しすぎない二段構え

契約・解約タイミングの注意(最低期間・締め日・掲載停止と解約の違い)

媒体をやめる・縮小する際は、最低契約期間・締め日・「掲載停止」と「解約」の違い・解約時の費用が媒体ごとに異なります。条件を誤解すると、想定外の費用や空白期間が発生します。必ず各媒体の公式規約で確認してください(本記事では断定しません)。 フリーランスはこれに加えて、店舗側との契約(退店・独立時の手続き)も同時に確認しましょう。

自社集客の受け皿をつくる手順【準備→データ移行→使い分け/解約】

ここからが実践です。媒体を縮小しても困らないよう、受け皿を3フェーズでつくります。

3フェーズ(準備→データ移行→使い分け/段階移行)を左から右へ並べたフロー図
3フェーズ(準備→データ移行→使い分け/段階移行)を左から右へ並べたフロー図

フェーズ1・準備|自分名義のHP・ネット予約・リマインドを用意する

受け皿の選択肢は1つではありません。まず中立に整理します。

選択肢向いている点注意点
Googleビジネスプロフィール無料・地図/指名検索に強い予約・台帳機能は限定的
SNS(Instagram等)発信・ファン化に強い予約管理・検索資産になりにくい
汎用CMS(WordPress等)自由度が高い構築・保守の手間・知識が要る
予約専用ツール予約に特化HP・台帳は別途必要なことが多い
オールインワン型SaaSHP・予約・台帳が一体月額がかかる・機能のプラン差がある

フリーランスが「自分名義の屋号で指名検索の受け皿を持ちたい」場合、独自ドメインのホームページ+ネット予約+来店前リマインドが一体になっていると運用が楽です。

一例として、美容サロン向けオールインワンSaaSのVANNAでは、ノーコードでホームページを作成し当日公開でき、ネット予約(候補日リクエスト形式はProプランから/時間枠指定・指名・事前決済のカレンダー予約はMaxプラン以上)、来店前のメールリマインド(Proプランから)に対応します。独自ドメイン(自分の屋号でのURL)はMaxプラン以上の機能です。なお、VANNAは予約・販売についての当社手数料は0ですが、これは「決済代行のStripe手数料は店舗負担で別途かかり、売上は店名義のStripe口座へ直接入金される」という意味で、決済そのものが無料になるわけではありません。また、電話サポートはなく(メール中心)、申込時にカード登録が必要、SMSには非対応です。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricinghttps://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕

当日公開できる自社ホームページ/独自ドメインネット予約

フェーズ2・顧客データを自分の台帳へ移す(媒体・店舗からの持ち出し)

受け皿ができたら、お客様の情報を自分の台帳へ集約します。ここで2つの確認が必須です。

  1. 媒体のCSV出力可否:minimo・楽天ビューティーから顧客・予約データを出力できるかは公式で確認する(媒体により可否・範囲が異なる)。
  2. 店舗台帳の帰属:面貸し・業務委託で店の台帳を使っている場合、その名簿を持ち出してよいかは契約上の帰属次第。勝手な持ち出しは契約違反・トラブルの原因になりうるため、必ず確認する。

データを移す際は、個人情報の取扱いに配慮します。取得目的の範囲で利用し、安全に管理(漏えい防止)してください。なお美容施術に関する情報の一部(病歴・心身の状態等)は要配慮個人情報に該当しうるため、取得や第三者提供には原則として本人同意が必要です(該当性の最終判断は専門家へ)。〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕

VANNAはCSVインポートに対応していますが、正直にお伝えすると、他媒体からの自動移行機能はなく、一部は手入力が必要です。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕自動の名寄せ(重複統合)機能はありますが、重複ゼロを保証するものではありません。また顧客台帳の上限は、マニュアル上で確定しているのはProプランで基本300名という点で、Max以上の具体的な上限値は公開資料に明記がないため本記事では断定しません。 300名を超える見込みがある場合はMax以上のプランを検討してください。

ポータルの顧客リストを自社台帳に取り戻すCSV移行手順

フェーズ3・使い分け or 段階移行を数字で判断する

準備とデータ移行ができたら、媒体との付き合い方を決めます。いきなりやめず、次のタイムラインで段階的に判断するのが安全です。

段階やること判断のポイント
併用期媒体は残し、再来を自社導線へ誘導自社予約の比率が上がっているか
縮小期新規入口を媒体+自社の二本立てに自社経由の新規が増えてきたか
移行/解約期必要なら媒体を解約媒体経由の売上が「切っても痛くない」水準か

フリーランスの場合、ここに「独立・移籍のタイミング」という判断軸が加わります。退店と同時に自社導線へ一本化できると移行はスムーズですが、その前提として契約上の制約(前述)をクリアしている必要があります。

既存客への告知テンプレ(来店時・メール・LINE)

自社の予約導線をつくったら、既存のお客様に案内します。来店時の口頭が基本ですが、メールやLINEで告知する場合は法令への配慮が必要です。

来店時(口頭)の例:「次回からは私個人の予約ページからもご予約いただけます。よろしければこちらをご利用ください」

メール/LINEでの告知文の例:「いつもありがとうございます。今後は私の予約ページ(URL)からもご予約を承ります。配信が不要な場合は配信停止(リンク)からお手続きください。〔送信者:屋号・連絡先〕」

販促の要素を含むメールを送る場合は、特定電子メール法により(1)あらかじめ同意を得ること(オプトイン)、(2)配信停止(受信拒否)の連絡先を表示すること、(3)送信者の氏名・名称を表示することが求められます。〔出典: 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕VANNAはSMSに非対応のため、告知はメールまたはLINE(LINE連携はMaxプラン以上)が前提になります。また、口コミ・紹介を依頼する際に何らかの対価を提供する場合は、ステマ規制(景品表示法第5条第3号・2023年10月施行)により「事業者の表示である」ことを明示(#PR等)し、第三者を装う自演やサクラは行わないでください。〔出典: 消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing (参照2026-06-29)〕

手数料が消えると手元にいくら残るか(実額試算ワークシート)

「やめたほうが得か」は感覚でなく数字で判断します。minimoと楽天ビューティーは課金式が違うため、媒体別に2つのフォームを用意しました。あなた自身の数字を入れてください。なお、結果は前提次第で変わるため「必ず◯円得をする」といった保証はできません。

minimo用(件数×定額)と楽天用(売上×料率)の2つの試算フォームを並べた表のイメージ
minimo用(件数×定額)と楽天用(売上×料率)の2つの試算フォームを並べた表のイメージ

フォームA:minimo(件数×定額)の現状負担

  • 1か月の予約完了件数:______ 件
  • 1件あたりの平均手数料(施術料金帯に応じた定額・税込):______ 円
  • 現状の月間手数料 = 件数 × 1件あたり手数料 = ______ 円

例:月20件 × 平均660円 = 13,200円/月

フォームB:楽天ビューティー(売上×料率)の現状負担

  • 1か月のネット予約売上(施術料金合計):______ 円
  • 手数料率(例:15%):______ %
  • ネット予約手数料 = 売上 × 料率 = ______ 円
  • (電話予約がある場合)件数______ 件 × 1,000円 + 転送料300円 + 通話料 = ______ 円
  • 現状の月間手数料合計 = ______ 円

例:ネット予約売上30万円 × 15% = 45,000円/月

移行後コストの考え方と差額

自社導線に移しても、コストはゼロにはなりません。次の式で「移行後コスト」を出し、現状と比べます。

  • 移行後コスト = 受け皿の月額 + 決済代行(Stripe)手数料
  • 決済代行手数料 = 自社決済額 × Stripeの料率(カード決済の基本は1件3.6%程度とされますが、料率は変動しうるため最新は公式でご確認ください)〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕

差額 = 現状の媒体手数料 − 移行後コスト

注意点として、媒体は「新規送客」という価値を含むため、手数料がそのまま丸ごと浮くわけではありません。媒体を縮小するなら、その分の新規をどこで補うか(自社のローカルSEO・SNS等)もあわせて設計してください。

参考として、VANNAでは予約・販売についての当社手数料は0で、売上は店名義のStripe口座へ直接入金されます。ただし前述のとおりStripeの決済代行手数料は店舗負担で別途かかり、入金サイクルはStripeの仕様に準じます。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)・Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕

サロン予約システム比較 決定版

フリーランスの自社集客でよくある失敗と回避策

失敗1:受け皿ゼロのまま媒体を切る→新規が激減する(最頻)

最も多い失敗です。手数料が惜しくて先に解約すると、新規の入口ごと失います。受け皿(HP・予約・告知)をつくってから縮小する順番を必ず守ってください。

失敗2:顧客・連絡先を持ち出さずに移籍/独立→名簿が消える(フリーランス特有の致命傷)

媒体や店舗の管理画面だけが名簿だと、退店した瞬間に連絡手段を失います。在籍中から(契約の範囲内で)自分名義の連絡先・予約導線にお客様をつなげておくことが、フリーランスの生命線です。持ち出し可否は契約を確認してください。

失敗3:店舗・媒体の屋号で育て続ける→独立時に客が付いてこない

集客の認知を「店の名前」「媒体の中の自分」だけで育てると、独立した瞬間にお客様が迷子になります。早い段階で自分の屋号(独自ドメイン)を指名検索の受け皿として育てることで、自分名義の認知を積み上げられます。

失敗4:事前決済・キャンセル料の設計ミス→トラブル

無断キャンセル対策として事前決済やキャンセル料を設定する場合、金額設計に注意が必要です。消費者契約法第9条の考え方では、解約金・違約金のうち「平均的な損害の額」を超える部分は無効とされます。〔出典: e-Gov 消費者契約法 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕一律に高額な設定を避け、事前に同意を得る運用にしてください。法的な有効性は個別判断になるため、専門家に確認しましょう(本記事では断定しません)。サロンのキャンセルポリシー/無断キャンセル対策

まとめ|席は借りても、予約導線・顧客台帳・屋号は自分の資産に

手数料が痛いと感じたら、勢いで全部やめるのではなく、次の順で進めてください。

  1. 媒体別に痛点の構造を知る:minimoも楽天ビューティーも成果報酬型。違いは「完了ごと定額」か「施術料金への料率」か。
  2. 自分名義の受け皿を持つ:独自ドメインのHP・ネット予約・リマインドで、店や媒体に依存しない接点をつくる。
  3. データを手元に:媒体・店舗のデータ帰属を契約で確認し、持ち出せる範囲で自社台帳へ集約する。
  4. 使い分け/段階移行を数字で判断:新規は媒体、再来は自社、という二段構えから始め、損益で決める。

感情ではなく損益で。そして「席は借りても、客は(契約の範囲内で)自分の資産に」。これがフリーランス美容師の自社集客の芯です。

受け皿づくりを低コストで試したい方へ(無料トライアル/正直な条件)

「まずは自分名義の受け皿を低コストで試したい」という方へ。VANNAは現在プレオープン中で、2か月間の無料トライアルを提供しています(以降は1か月)。申込期限は2026年7月31日です(2026年6月29日時点。期限後は表記が変更される場合があります)。

正直な条件もあわせてお伝えします。

  • 申込時にカード登録が必須(無料期間終了後は自動で課金されます。支払いはカードのみ)
  • 電話サポートはなし(メール中心)
  • 他媒体からの自動移行はなく、一部手入力が必要
  • SMSは非対応(告知はメール/LINEが前提・LINE連携はMaxプラン以上)
  • 「予約・販売手数料0」はStripeの決済代行手数料が店舗負担で別途かかる前提(売上は店名義のStripe口座へ直接入金)
  • 成果・売上を保証するものではありません

料金プラン(いずれも月額税込)は、Pro 3,300円/Max 5,500円/Max+ 11,000円で、初期費用は0円です。最新の料金・条件は料金/始め方ページでご確認ください。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕料金プラン+無料トライアル

よくある質問(FAQ)

Q. minimoや楽天ビューティーは途中で解約できますか?費用はかかりますか? A. 解約自体は可能ですが、最低契約期間・締め日・「掲載停止」と「解約」の違い・解約時費用は媒体ごとに異なります。必ず各社公式の規約でご確認ください(本記事では断定しません)。

Q. 面貸し・業務委託でも、自分の予約サイトは持てますか? A. 技術的には持てます。ただし店舗との契約で、集客方法・屋号の使用・顧客情報の帰属に制限がないかを必ず確認してください。制限がある場合は契約違反になりうるため、専門家への相談をおすすめします。

Q. 顧客データは独立時に持ち出せますか? A. 契約上の帰属と個人情報の取扱い次第です。顧客情報の帰属が店舗側にある、または引き抜き禁止・競業避止の条項がある場合は、持ち出しが制限されることがあります。事前にCSV等での確保可否と契約内容を確認してください。

Q. 全部やめるべきですか?使い分けでもいいですか? A. 二段構え(新規=媒体/再来=自社)で問題ありません。受け皿ができていないうちは全切りせず、自社経由の比率を上げながら段階的に判断するのが安全です。

Q.「手数料0」は本当に無料ですか? A. VANNAが取る予約・販売の手数料が0という意味で、決済代行のStripe手数料は店舗負担で別途かかります。売上は店名義のStripe口座へ直接入金されます。決済そのものが無料になるわけではありません。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)・Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕

Q. 顧客が300名を超えるときはどうなりますか? A. VANNAの顧客台帳は、マニュアル上で確定しているのはProプランで基本300名という点です。それを超える見込みがある場合はMax以上のプランをご検討ください(Max以上の具体的な上限値は公開資料に明記がないため本記事では断定しません)。


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