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脱ポータル・手数料削減

ポータルの顧客リストを自社台帳に取り戻すCSV移行手順|脱ポータルの境界線と名寄せ

最終更新: 2026年6月29日

運営者情報: VANNA運営事務局 (運営会社名・所在地は確定情報で表示)

「ポータル(集客サイト)の管理画面には何百人もの顧客が並んでいる。でも、それは“自分のもの”なのだろうか」——掲載をやめたら、その顧客接点も予約導線も一緒に消えてしまうのではないか。手数料は減らしたいのに、リストを失うのが怖くて解約に踏み切れない。このページは、まさにそこで止まっているサロンオーナーのための手順書です。結論から言えば、取得時の利用目的の範囲内で、各サービスの規約を確認したうえでなら、顧客リストを自社の台帳へCSV(顧客データを表形式で書き出したファイル)で移せる場合があります。本記事では「持ち出してよいデータの境界線」「実際の出力タイミング」「取り込み後の名寄せ」までを、ポータル特有の論点に絞って解説します。

ポータル→自社台帳のデータ帰属・喪失リスク構造図
ポータル→自社台帳のデータ帰属・喪失リスク構造図

なお本記事は一般的な情報提供であり、成果を保証するものではありません。法令・各社規約に関わる箇所は、個別の判断を専門家や各サービスの最新の規約、個人情報保護委員会の最新ガイドラインでご確認ください。

この記事は「脱ポータル・手数料削減」という大きなテーマの“実装フェーズ”にあたります。全体戦略から知りたい方は、まず総論記事をご覧ください。

この記事の位置づけ:汎用のCSV移行手順は別記事に委ねます

最初に、検索者の時間を無駄にしないために正直にお伝えします。「CSVを書き出す→文字化けや電話番号の0落ちを直す→列を整える→名寄せする→取り込んで検証する」という移行作業の“共通手順”は、予約システム全般を対象にした専用記事ですでに詳しく解説しています。所要時間の目安(件数別)や、文字化けの直し方、列マッピング表、検証チェックリストもそちらにまとまっています。

本記事はそれと重複させず、ポータル(集客サイト)から取り戻すときに固有の論点だけに重心を置きます。具体的には、(1)持ち出してよいデータと規約・法の境界線、(2)口コミ本文や会員IDなど“持ち出せないもの”の見極め、(3)掲載停止・解約のタイミングと出力可否、(4)取り込み後の自動名寄せ、です。

文字化け・0落ち・列マッピング・件数別所要時間といった汎用手順の細部は、次の記事を参照してください(本記事はその実務手順の上位文脈にあたります)。

予約システム乗り換えで顧客データを失わないCSV移行手順


H2-1. なぜ今「顧客リストの取り戻し」が必要なのか

検索の本題は「やり方」ですが、その前に「なぜ自社へ移すのか」を一度だけ整理しておきます。ここが曖昧だと、せっかく移しても活用に踏み込めません。

ポータルの顧客データは“自社の資産”とは限らない構造

ポータルに貯まった予約・顧客の情報は、便利な反面、その多くがポータルのシステム上に置かれています。掲載を停止したり契約を解約したりすると、予約を受ける導線も、そこから生まれていた顧客接点も同時に止まる構造になっている場合があります。 言い換えると、毎月の費用や送客のたびの手数料を払い続けることで“接点を借りている”状態になりやすい、ということです。

ポータルの予約・送客手数料には各社が公表する料率がありますが、料率は時期やプランで変動します。本記事では具体的な数字を断定せず、ご自身が契約中のプランの公式の公表値・請求明細でご確認ください。手数料・掲載料の仕組みと費用対効果の見直し方は、専用記事で中立的に整理しています。

ホットペッパーの手数料・掲載料の仕組みと費用対効果の見直し方

大切なのは、ポータルを否定することではありません。集客チャネルとしてポータルを使い続けるとしても、顧客の連絡先という“資産”を自社の台帳にも持っておけば、掲載をどうするかを自分の意思で選べるようになる——この「選択肢を取り戻す」ことが、移行の目的です。

ポータル経由とは別に、二重予約・二重台帳が起きやすい

ポータルと自店サイトの両方で予約を受けていると、同じお客様が別々のIDで登録され、台帳が二重になりがちです。複数経路を1本にまとめる考え方は、別記事で解説しています。


H2-2. 【移行前チェック】持ち出してよいデータと、その法的・規約的な境界線

ここが本記事の最重要パートです。「やってよいのか」が解消できないと、手順に進めません。私たちサロン運用支援チームが現場のオーナーから最も多く受ける不安が、まさにこの「移しても大丈夫か」です。順に、規約・個人情報保護法・安全管理の3つの観点で確認します。

なお、以下は一般的な情報であり法的助言ではありません。個別の判断は、各サービスの最新の規約、専門家、個人情報保護委員会の最新ガイドラインでご確認ください。

H3-2-1. 規約上、持ち出せる項目/持ち出せない項目を見極める

考え方の軸はシンプルです。「自社がお客様から取得した情報」と「ポータルがポータルの仕組みで生成した情報」を分けて考えます。

  • 自社が取得した情報(例:お客様が予約時に入力した氏名・フリガナ・電話番号・メールアドレス・来店履歴など)は、提供元が出力に対応していれば、オーナー権限でCSV出力できることが多いです。
  • 一方、ポータルが生成・管理している情報(例:ポータル上の口コミ本文や写真、他店と共通の会員ID、ポータル独自のポイントなど)は、規約上、持ち出し対象外になり得ます。

持ち出し可否マトリクス図
持ち出し可否マトリクス図

注意したいのは、ここで特定のサービス名を挙げて「○○は禁止」「○○なら持ち出し可」と断定しないことです。出力可否や対象範囲は各サービスの規約とプランによって異なり、改定もされます。必ず契約中の各サービスの最新の利用規約を確認し、不明点は提供元のサポートに問い合わせてください。商標・サービス名への言及は事実としての記載であり、優劣を述べるものではありません。

会員IDについて補足します。仮にポータル独自の会員IDが出力できたとしても、自社の台帳ではその番号は意味を持ちにくいものです。移行後は、電話番号とメールアドレスを軸に管理し直すのが現実的です(この2つが、後の名寄せの“鍵”になります)。

H3-2-2. 個人情報保護法:取得済みデータは「利用目的の範囲内」で使う

サロンは、顧客の個人情報を扱う「個人情報取扱事業者」にあたります。原則として、お客様から情報を取得したときに示した利用目的(例:予約連絡・施術記録・顧客管理など)の範囲内で扱う必要があります。

ここでよくある誤解を正します。「自社台帳への移管そのものが利用目的の範囲内かどうか」は、お店がプライバシーポリシー等で示した利用目的の“書き方”次第で変わります。範囲内に収まる場合もあれば、目的外利用にあたり別途の手当てが必要になる場合もあります。一律に「移管は問題ない」とは断定できません。〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕

着手前に、最低限この3点を確認してください。

  • プライバシーポリシーに、予約管理・顧客管理(必要なら販促連絡)の目的が記載されているか
  • 自社台帳への移管・その後の利用が、取得時に示した利用目的の範囲に収まるか
  • 範囲を超える使い方(後述する販促メール等)を予定していないか

判断に迷う場合は、自己判断で進めず、専門家や個人情報保護委員会の最新ガイドラインで確認してください。サロン向けの基礎は、自社解説記事でも整理しています。

H3-2-3. 移行作業中の安全管理:CSVは“裸の名簿”として扱う

出力したCSVは、暗号化されていない「お客様の連絡先一覧」そのものです。漏えいすれば、お店が事業者としての責任を問われます。抽象論ではなく、作業ルールに落とし込みます。

  • 出力したCSVは、原本と作業用コピーを分け、誰でも見られる共有ドライブやチャットに上げない
  • 作業が終わったら作業用ファイルを削除し、ゴミ箱も空にする(端末から完全に消す)
  • 作業はオーナー・管理者など権限のある人だけが行う
  • 作業に使うPC・端末はパスワードロックなどで管理する

外部の代行業者やオンボーディング支援に作業を任せる場合は、委託先が安全に扱うかを確認・監督する責任が依頼側に残ります。〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕

販促メールの送信に関わる同意・配信停止のルールは、来店連絡(リマインド)とは扱いが分かれます。詳しくは後述しますが、関連記事もあわせて参照してください。


H2-3. 【手順1】ポータルから顧客リストをCSVでエクスポートする

ここから実作業です。ポータル固有のつまずきどころを中心に説明します(文字化けや0落ちなど出力後の整形は、前述の汎用記事を参照してください)。

各節の冒頭に結論を置きます。「結論:管理画面の顧客管理系メニューにCSV出力があることが多い。見つからなければ権限と提供元サポートを確認」。

H3-3-1. エクスポート画面の見つけ方(顧客管理系メニュー→CSV出力)

多くのポータル/予約管理画面では、「顧客管理」「顧客分析」「会員リスト」といったメニューの中に「CSV出力」「ダウンロード」「エクスポート」のボタンが用意されています。条件を空欄(全期間・全顧客)にして全件出力するパターンもあります。

ただし、具体的なメニューの並び順やボタンの名称、出力できる項目は提供元の仕様であり、時期によって変わります。本記事では特定の階層パスを断定しません。 見つからない場合は、設定・データ管理系のメニューを探すか、提供元のヘルプ・サポート窓口で「顧客データのCSVエクスポートは可能か」を確認してください。

H3-3-2. 「CSV出力ボタンが出ない」ときは権限設定を疑う

結論:多くの場合、ログインしているアカウントの権限が原因です。CSVダウンロードはオーナー/管理者権限に限定され、スタッフ権限では出ないことが少なくありません。 自分のアカウント権限を確認し、必要ならオーナー権限でログインし直すか、ダウンロード許可の設定を有効化してください。それでも出ない場合は、出力機能がそのプランで提供されていない可能性があるため、提供元へ確認します。

H3-3-3. ポータル特有の「乗らない項目」を先に把握する

CSVに出力できるのは、主に氏名・フリガナ・電話番号・メールアドレス・来店日・利用メニュー・担当などの基本情報です。一方、ポータル特有の事情として、次のものはCSVに乗らない、または持ち出し対象外になりやすい点を先に押さえておきます。

  • ポータル上の口コミ本文・評価・写真:ポータルが生成・掲載しているコンテンツで、持ち出し対象外になり得ます。
  • 他店と共通の会員ID:自社台帳では意味を持ちにくく、出力できても使いません。
  • ポータル独自のポイント残高・会員ランク:移せない前提で、初期付与方針などを別途決めます。

「全部そのまま移せる」と思い込まず、移せるのは“連絡先を中心とした自社取得情報”だと期待値を正しく持つことが、後悔しない移行のコツです。

掲載停止・解約のタイミングに関する鉄則

ポータル固有の重要ポイントです。多くの場合、掲載停止や解約をすると、その後はエクスポートができなくなることがあります。 鉄則は「自社台帳への取り込みと検証が完了するまで、ポータルの契約を解約しない」こと。先に解約・掲載停止をしてしまうと、出力し忘れた項目を取り戻せなくなる恐れがあります。更新日が迫っている場合は、出力・移行のスケジュールを更新日より十分前に組んでください。


H2-4. 【手順2】自社台帳に取り込める形へCSVを整える

出力したCSVは、そのままでは取り込めないことがほとんどです。文字コード(UTF-8 / Shift_JIS)の文字化け、電話番号の先頭0落ち、列の並べ替え(マッピング)といった整形作業が必要になります。

正直にお伝えします。この整形は“お店側(あなた)の作業”です。後で紹介するVANNAに、自分のCSVの列を画面上で自由に好きな項目へ割り当てる「列マッピング機能」がある、という前提では考えないでください。VANNAでは、あらかじめ用意されたテンプレートCSVの列構成に合わせて、整形済みデータを貼り込む方式です。つまり「列を合わせる・文字コードを直す」作業そのものは自動では解消されません。ここを誤解すると移行でつまずきます。

VANNAテンプレートCSVの列対応イメージ
VANNAテンプレートCSVの列対応イメージ

整形の具体的な手順(UTF-8での保存し直し、0落ちの文字列化、列マッピング表の作り方)は、重複を避けるため汎用記事に委ねます。ポイントだけ再掲します。

  • 文字化けを防ぐ:Excelで保存するとShift_JISになりがち。「CSV UTF-8」で保存し直すか、Googleスプレッドシート経由で書き出す。
  • 電話番号の0落ち:列を「文字列」として扱う。ハイフンあり/なしはどちらかに統一する(名寄せが安定します)。
  • 列を合わせる:氏名が1列なら姓・名に分割するなど、テンプレートの列構成に合わせて並べ替える。電話番号とメールアドレスは両方とも捨てずに残す(名寄せの鍵だからです)。

手順の細部とマッピング表の例はこちらです。

予約システム乗り換えで顧客データを失わないCSV移行手順


H2-5. 【手順3】VANNAの顧客台帳へCSVインポートし、名寄せまで完了させる

整形が終わったら取り込みです。ここで、ポータルから取り戻したデータが“ひとり1件”にまとまります。VANNAが自動でやってくれる価値は、整形ではなく「取り込み後の名寄せ」にある——この点を正しく理解してください。

顧客データ取り戻しの3ステップ(出力→整形→VANNAへ取り込み・自動名寄せ)を横一列で示したフロー図
顧客データ取り戻しの3ステップ(出力→整形→VANNAへ取り込み・自動名寄せ)を横一列で示したフロー図

H3-5-1. VANNAのCSVインポート手順(テンプレートに貼り込む方式)

管理画面(app.at-vanna.com)にログインし、「顧客台帳 → CSVインポート」を開きます。手順の実態は次のとおりです。

  1. テンプレートCSVを用意:VANNAにはテンプレートのCSVが用意されています。その列構成に合わせて、整形済みデータを貼り込みます。
  2. ファイルを選択:作成したCSVをアップロードします。
  3. 内容をプレビューで確認:取り込み前に取込内容のプレビューが表示されるので、文字化けや列ズレがないかを目視で確認します。
  4. 取り込み:問題なければ取り込みます。CSVインポートはオーナー/管理者の権限で行います。

弱みも隠さず明記します。VANNAには「ボタン1つで他社からまるごと自動移行する」機能はありません。CSVを自分で用意して取り込む“手入力ベース”が基本です。また、取り込み画面で列を自由に対応付ける操作は前提とせず、テンプレートの列に合わせる整形をお店側で済ませておく方式です。最初に少数データでテスト取り込みしてから本番に進むと安心です。

H3-5-2. 取り込み後に効く「自動名寄せ」で重複顧客を1本化

ここがVANNAの本来の解決価値です。VANNAは顧客台帳に取り込む際、電話番号またはメールアドレスが既存のお客様と一致すると、自動で名寄せ(統合)します。判定は電話番号だけでなく、メールアドレスでも行われます。

ポータルと自店サイトなど複数経路から来た同じお客様は、別々の行になりがちです。これを取り込み時に自動でまとめ、来店履歴を一人に集約できる——サブクラスタの趣旨「複数→1本」が、ここで実現します。だからこそ、整形の段階でメールアドレスの列を捨てないことが大切です(電話番号と並ぶ“もう一つの鍵”だからです)。

自動名寄せのBefore/After図
自動名寄せのBefore/After図

なお、顧客台帳・CSVインポート・自動名寄せは全プランで使える基本機能です(電子カルテのみMax以上)。「名寄せはMax限定」ではありません。プランごとの機能範囲は次のとおりです。

機能ProMaxMax+
顧客台帳○(基本)
CSVインポート
自動名寄せ(電話/メール一致)
来店前メールリマインド
電子カルテ×
誕生日・休眠・クーポンメール×
ポイント・会員ランク×
LINE連携×

名寄せの仕組みをさらに詳しく知りたい場合はこちらです。

H3-5-3. 取り込めない情報(口コミ・写真・カルテ)の補完

CSVで移せるのは、基本的に連絡先を中心とした自社取得情報です。それ以外は手動での補完が必要になります。簡潔に整理します。

  • ポータルの口コミ本文・評価:持ち出し対象外になり得ます。自社の口コミ(Max以上)で新たに集める前提に切り替えます。
  • 施術写真・電子カルテ(施術記録):CSVでは移せません。電子カルテ(Max以上)は次回来店時に必要分だけ手入力で再記録する運用が無難です。施術記録など心身の状態に関する情報は、要配慮個人情報に該当し得るため、該当性は個人情報保護委員会のガイドラインで確認のうえ、安易に平文CSVへ書き出さないでください。〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕
  • ポイント残高・会員ランク:移せません。初期付与の方針やお客様への告知文を別途決めます。

電子カルテの手入力はやや地味な作業で、Max以上の機能です。ここを過大に膨らませる必要はありません。あわせて、VANNAはSMS非対応・電話サポートなし(メール・問い合わせフォーム中心)という制約があることも、判断材料として正直にお伝えしておきます。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕


H2-6. 取り戻した顧客を“逃さない”:自社経由の再来店を増やす次の一手

移すこと自体がゴールではありません。移したデータで何ができるのかを、同意の扱いに注意しながら見ていきます。ここで重要なのは、来店連絡(リマインド)と販促(掘り起こし)で、必要な同意の扱いが分かれることです。

H3-6-1. 来店前メールリマインドで離脱を防ぐ(全プラン)

移した連絡先は、来店前のリマインドメールにそのまま使えます(全プラン)。来店予約の確認・前日リマインドは、予約という取引に付随する“連絡”の性格が強いものですが、配信にあたっては送信者情報の明示や配信停止への対応など、一般的な配信ルールに配慮します。リマインドの設定手順は専用記事を参照してください。

H3-6-2. クーポン・誕生日・休眠メールで再来店(Max)

名寄せ済みの台帳があると、同じお客様への重複配信を避けつつ掘り起こしができ、精度の高い配信につながりやすくなる場合があります。誕生日・休眠・クーポンメールはMax以上の機能です。

ここで必ず守るべき注意があります。誕生日・休眠・クーポンなどの“販促”メールは、来店リマインド(連絡)とは扱いが異なります。これらはお客様の事前同意(オプトイン)が前提で、取得時に示した利用目的に販促が含まれていない場合、移行直後に旧台帳へ一斉配信することは利用目的の範囲外になり得ます。 また、特定電子メール法により、広告宣伝メールは原則オプトイン同意を得たうえで、送信者の氏名・名称の表示と、配信停止(オプトアウト)の連絡先の表示が必要です。〔出典: 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕同意が確認できないお客様には販促メールを送らない運用が安全です。効能効果をうたう表現や成果保証は使いません。掘り起こしの設計はこちらです。

H3-6-3. ネット予約を自社化し、ポータル手数料の支払いを減らす

自社サイトでネット予約を受けられるようにすると、ポータル経由に依存しすぎる状態を見直しやすくなります。VANNAでは、候補日予約(全プラン)に加え、カレンダー予約・指名・事前決済(いずれもMax以上)が使えます。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕

費用構造について、誤解のないように正確に書きます。VANNAは予約・販売の仲介手数料を取りません(予約/販売の仲介手数料0)。事前決済やネット通販の売上は、お店のStripe口座へ直接入金されます。ただし、決済を使う場合の決済代行(Stripe)の手数料は、お店の負担で別途かかります(カード決済の基本は1件あたり3.6%ですが、料率は変動しうるため最新はStripe公式でご確認ください)。〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕「仲介手数料0」と「決済代行(Stripe)手数料は店負担で別途」はセットで理解してください。

なお、事前決済に伴うキャンセル料の設定は、消費者契約法第9条(平均的な損害の額を超える部分は無効とされる扱いなど)に配慮し、無理のない範囲で設計してください。〔出典: e-Gov 消費者契約法 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕 自社予約の立ち上げ手順はこちらです。


H2-7. よくある質問(FAQ)

ポータルから取り戻すときに固有の疑問に絞ってお答えします(文字化け・自動移行の有無・費用など汎用の質問は、前述の乗り換え記事のFAQも参照してください)。

Q1. ポータルの顧客データを自社に移すのは違法ですか?

一律に違法とは言えませんが、適法かどうかは状況によります。取得時にお客様へ示した利用目的の範囲内であり、各サービスの規約に反しない持ち出し方であれば、問題になりにくいと考えられます。ただし利用目的の範囲か否かは記載内容次第で、規約も各社で異なります。断定せず、各サービスの最新の規約と個人情報保護委員会の最新ガイドライン、必要に応じて専門家に確認してください。〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕

Q2. 掲載を停止した後でも顧客データを出力できますか?

提供元の仕様によります。多くの場合、掲載停止や解約をすると出力ができなくなることがあるため、 自社台帳への取り込み・検証が完了するまではポータルの契約を解約・掲載停止しないことをおすすめします。出力可否はあらかじめ提供元サポートに確認しておくと安全です。

Q3. ポータルの解約手続き中でも出力は間に合いますか?

これも提供元の仕様と契約状態によります。 解約予約を入れた後に出力できなくなる場合があるため、解約手続きの前に、出力・整形・取り込み・検証まで終えておくのが鉄則です。更新日が迫っているときは、更新日より十分前倒しでスケジュールを組んでください。

Q4. 口コミ本文や写真は自社に移せますか?

ポータル上の口コミ本文・評価・写真は、ポータルが生成・掲載しているコンテンツのため、持ち出し対象外になり得ます。 移せる前提では考えず、自社サイトの口コミ機能(Max以上)で新たに集める運用に切り替えるのが現実的です。SMSでの連絡はVANNAでは非対応です。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕

Q5. VANNAは自動でデータ移行してくれますか?

自動でまるごと移す機能はありません。テンプレートCSVに整形済みデータを貼り込んで取り込む方式(手入力ベース)です。文字コードや列合わせなどの整形はお店側の作業になります。一方、取り込み後は電話番号またはメールアドレスの一致で自動名寄せが働き、複数経路の同一顧客を1本化できます。

Q6. 費用はいくらですか?

料金は月額・税込で、Pro 3,300円/Max 5,500円/Max+ 11,000円です。初期費用は0円です。CSVインポート・自動名寄せ・顧客台帳は全プランで使えます(電子カルテ・誕生日/休眠/クーポンメールはMax以上)。無料プランはありませんが、無料トライアルがあります(プレオープン特典で2か月無料・2026年7月31日の申込分まで、以降の申込は通常1か月無料/2026年6月29日時点)。申込時にカード登録が必須です。VANNAは予約/販売の仲介手数料を取りませんが、決済代行(Stripe)の手数料はお店の負担で別途かかります。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕


H2-8. まとめ:今日からできる3ステップ

ポータルの顧客リストの取り戻しは、(1)規約と利用目的を確認したうえで出力する、(2)テンプレートに合わせて整形する、(3)VANNAへ取り込み、電話番号またはメール一致で自動名寄せして1本化する——この3ステップで進められます。鍵は、取り込み・検証が終わるまでポータルを解約しないこと、電話番号とメールの両方を残すこと、持ち出せないもの(口コミ本文・会員ID・写真・ポイント)の補完を先に決めておくこと、そして個人情報を利用目的の範囲内・安全管理を守って扱うことです。

まずは少数データでテスト取り込みして、自分の環境で問題なく移せるかを確かめてみてください。無料トライアルからお試しいただけます。

無料トライアル案内のCTAボックス
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無料トライアルの条件は、誤解のないよう明記します。

  • 現在はプレオープン特典で2か月無料(2026年7月31日の申込分まで/以降の申込は通常1か月無料)。最低契約期間はなく、縛りはありません。本記事は2026年6月29日時点です。
  • 申込時にカード登録が必須・無料期間終了後は自動で課金が始まります。トライアル中に解約すれば無料で、料金はかかりません。
  • 解約はStripeのカスタマーポータルから手続きでき、無料期間が終わる前に解約すれば課金されません。最新の課金日・終了日は管理画面の「契約・お支払い」が正式です。
  • VANNAは予約/販売の仲介手数料を取りませんが、決済代行(Stripe)の手数料はお店の負担で別途かかります。
  • サポートは電話を設けておらず、メール・問い合わせフォームが中心です。

〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricinghttps://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕

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