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VANNA・比較・乗り換え

予約システム乗り換えで顧客データの取りこぼしを防ぐCSV移行手順【完全ガイド】

最終更新: 2026年6月29日

「予約システムを乗り換えたい。でも、長年ためてきた顧客リストや来店履歴が消えてしまわないか不安で動けない」——このページは、まさにそこで止まっているサロンオーナーのための手順書です。結論から言えば、どの予約システムからでも、CSV(顧客データを表形式で書き出したファイル)を使えば顧客データは移せます。多くのケースで自動でまるごと移してくれる仕組みは限られており、CSVを書き出して整え、取り込む「手作業」が基本になります。つまり移行の成否は手順が9割。この記事では、取りこぼしを防ぐ全工程を、つまずきやすいポイントごとに具体的に解説します。

移行5ステップのフロー図(エクスポート→整形→名寄せ→インポート→検証)を横一列で示した図
移行5ステップのフロー図(エクスポート→整形→名寄せ→インポート→検証)を横一列で示した図

なお本記事は一般的な情報提供であり、成果を保証するものではありません。個人情報や法令に関わる箇所は、個別の判断を専門家や個人情報保護委員会の最新ガイドラインでご確認ください。

移行の全体像と所要時間の目安(まず工数感をつかむ)

手を動かす前に、全体像と「どれくらいかかるか」をつかんでおくと、途中で不安にならずに進められます。移行は次の5ステップです。

  1. エクスポート: 今の予約システムから顧客データをCSVで書き出す
  2. 整形: 文字化け・電話番号の0落ち・列ズレを直す
  3. 名寄せ: 同じお客様の二重登録をまとめる
  4. インポート: 新しいシステム(本記事ではVANNA)に取り込む
  5. 検証: 件数とサンプルを突き合わせ、取りこぼしがないか確認する

所要時間は、顧客件数と元データの状態で大きく変わります。あくまで一般的な目安として、次の表を参考にしてください。

顧客件数エクスポート整形名寄せ・取込・検証合計の目安
〜100件10〜30分30〜60分30〜60分半日以内
〜500件30分前後1〜2時間1〜2時間1日
〜1,000件30分〜1時間2〜4時間2〜4時間1〜2日

上記はあくまで一般的な目安です(公式の保証値ではありません)。元データに表記ゆれや重複が多いほど整形・名寄せの時間は伸びます。

1,000件を大きく超える、あるいは複数店舗・複数年分の履歴がある場合は、後述の「手作業の現実圏」を確認し、無理に一気にやらず分割するか、サポートに相談することをおすすめします。

乗り換えの移行チェックリスト・ダウンタイム回避


1. 乗り換えで顧客データを失う典型パターン(まず原因を知る)

「取りこぼしを防ぐ」ためには、まず「どこで失われるか」を知るのが近道です。実際の移行でつまずく代表例を、具体的なデータ片とあわせて見ていきます。

1-1. エクスポートできる項目・できない項目を確認していない

予約システムによっては、氏名・連絡先のような基本情報はCSVに書き出せても、来店履歴・カルテ・施術写真・ポイント残高はCSVに出てこない場合があります。「全部移せるはず」と思い込んで進めると、移行後に「写真が消えた」と気づくことになりがちです。最初に「何が移せて、何が移せないか」を切り分けるのが出発点です(移せるもの・移せないものの一覧は後述します)。

1-2. 文字化け・列ズレ・桁落ちでインポートが弾かれる

CSVの取り込みで最も多いのが、この前処理のつまずきです。代表例を挙げます。

  • 文字化け: 「文字化け」が「譁・喧縺・」のように壊れる。文字コード(UTF-8とShift_JISの違い)を取り違えると起きます。
  • 電話番号の先頭0落ち: 「09012345678」が「9012345678」になる。表計算ソフトが数値と判断して先頭の0を消してしまうためです。
  • 列ズレ: 氏名のセルに改行やカンマが混ざると、それ以降の列が1つずつズレて、電話番号の欄に住所が入る、といった崩れが起きます。
  • 空行・空白: 末尾の空行や、全角スペースの混入で取り込みエラーになることがあります。

文字化けのBefore/After例
文字化けのBefore/After例

1-3. 同一客が二重登録される(名寄せ未実施)

同じお客様が「090-1234-5678」と「09012345678」、旧姓と新姓、全角と半角の違いで別人として登録されることがあります。これを統合する作業を「名寄せ」と呼びます。名寄せをせずに取り込むと、台帳が二重登録だらけになり、来店回数や売上の集計(LTV分析)も崩れます。手作業での名寄せには限界があるため、後の手順で取り込み時に自動で重複を吸収する方法も紹介します。

想定KW: 予約システム 乗り換え データ 移行/顧客データ 移行 失敗/csv 文字化け 顧客リスト


2. 移行前の準備チェックリスト(着手前にここで止まる)

ファイルを書き出す前に、ここで一度立ち止まって準備を整えます。ここを飛ばすと、後戻りできない失敗につながります。

2-1. 現システムのデータ保有期間と解約タイミングを先に確認

多くの予約システムでは、解約するとデータのエクスポートができなくなります。そのため鉄則は「移行が完了し、検証でOKが出るまで、旧システムは解約しない」こと。先に解約してしまうと、書き出せなかった項目を取り戻せません。解約予約や契約更新日が迫っている場合は、移行スケジュールを更新日より十分前に組みましょう。

2-2. バックアップを2系統取る(元CSV+作業用コピー)

書き出したCSVは、まず「原本」として手をつけずに保管し、編集は必ず「作業用コピー」で行います。原本を上書きしてしまうと、整形中にミスしたとき元に戻せません。最低でも「元CSV」と「作業用コピー」の2系統を用意してください。

2-3. 移行する顧客の同意・取得目的の整理(個人情報)

顧客データの移行は、個人情報を扱う作業です。原則として、取得時にお客様へ示した利用目的の範囲内で移行します。次の点を着手前に確認しましょう。

  • プライバシーポリシーに、顧客管理・予約管理の目的が記載されているか
  • 移行先(新システム)での利用が、取得時の利用目的の範囲に収まるか
  • 不要な機微情報(後述)まで移そうとしていないか

これは一般的な情報であり、法的助言ではありません。利用目的の範囲や同意の要否など個別の判断は、専門家や個人情報保護委員会の最新ガイドラインでご確認ください〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

サロンのプライバシーポリシー必須項目テンプレ

想定KW: 予約システム 解約 前 データ/顧客リスト バックアップ/顧客情報 移行 同意


3. 【手順1】現在の予約システムから顧客データをCSVでエクスポートする

ここから実作業です。まず、自分の移行元がどのタイプかを把握すると、探し方が見えてきます。

移行元は大きく3類型に分かれます。

  • 予約SaaS(予約システム): 顧客管理画面からCSV出力できることが多い。
  • ポータル(集客サイト): 出力できる項目や条件が独自で、規約の確認が必要。
  • 自前管理(エクセル・紙台帳・LINE・フォーム): すでに手元にデータがある/手入力が必要。

出力元の3類型(予約SaaS/ポータル/自前=エクセル・紙・LINE・フォーム)を分岐で示した図
出力元の3類型(予約SaaS/ポータル/自前=エクセル・紙・LINE・フォーム)を分岐で示した図

エクセル・紙台帳・LINE公式・Googleフォームなど「自前管理」から移す場合は、専用の解説がありますのでそちらも参照してください。

サロンの顧客管理をエクセル・紙台帳から卒業する移行手順

3-1. エクスポート画面の見つけ方(顧客管理→出力/ダウンロード)

多くの予約システムでは、「顧客管理」「顧客台帳」「会員リスト」といったメニューの中に「CSV出力」「ダウンロード」「エクスポート」のボタンがあります。見つからない場合は、設定やデータ管理のメニュー、あるいはヘルプ・サポート窓口で「顧客データのCSVエクスポートは可能か」を問い合わせます。出力機能がない場合は、画面を見ながらの手入力という判断になります。

なお、自動でまるごと移してくれる仕組みを提供している事業者もありますが、対応している元システムの範囲は各社で異なります(各社の対応範囲は公式で要確認)。CSVを書き出して取り込む手作業は、多くの環境で現実的な共通解になります。

3-2. 出力すべき項目(氏名・連絡先・来店履歴・メモ・誕生日)

後の名寄せや販促で効くので、出力できるなら以下を最初に確保しておきます。

  • 氏名(姓・名)、フリガナ
  • 電話番号、メールアドレス
  • 誕生日(誕生日販促に使える)
  • 来店履歴・最終来店日(休眠掘り起こしに使える)
  • 接客メモ・好み(機微情報は除く。後述)

特に電話番号とメールアドレスは、後の名寄せの要になります。どちらも必ず残してください。

3-3. ポータル(集客サイト)から取り出す際の注意

ホットペッパービューティーやサロンボードなどの集客サイトから顧客データを取り出す場合は、提供元の規約と利用目的の範囲を確認してから行います。 出力できる項目や取り出しの可否は一般に提供元の仕様によるとされ、最新の対応可否は各社の公式案内で要確認です。また、ポータル独自の会員IDは持ち出せても、自社の台帳では意味を持ちにくいため、電話番号・メールを軸に管理し直す前提で考えます。商標名はいずれも各社のサービス名としての言及であり、優劣を述べるものではありません。

ポータル経由の集客に依存している場合の顧客資産の取り戻し方は、専用記事で詳しく解説しています。

ポータルの顧客リストを自社台帳に取り戻すCSV移行手順

想定KW: ホットペッパー 顧客 データ エクスポート/サロンボード csv 出力/予約システム 顧客リスト ダウンロード


4. 【手順2】CSVを整形する(文字化け・列ズレ・桁落ちを防ぐ)

書き出したCSVは、そのままでは取り込めないことがほとんどです。ここが移行の山場の一つで、ていねいにやるほど後がラクになります。作業は必ず「作業用コピー」で行います。

4-1. 文字コードをUTF-8で保存し直す(Excel・スプレッドシートの落とし穴)

Excelは、CSVを保存するとき自動でShift_JISという文字コードにしてしまうことがあり、これが文字化けの原因になります。対処は次のいずれかです。

  • Excelの場合: 「名前を付けて保存」→ ファイルの種類で「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選ぶ。
  • Googleスプレッドシートの場合: CSVを取り込んでから「ファイル → ダウンロード → カンマ区切り形式(.csv)」で書き出す。スプレッドシート経由はUTF-8で出力されるため、文字化け対策として安全です。

ExcelとGoogleスプレッドシートでUTF-8 CSVとして保存する画面の例
ExcelとGoogleスプレッドシートでUTF-8 CSVとして保存する画面の例

4-2. 電話番号・郵便番号の先頭0落ちを直す(文字列化)

「09012345678」が「9012345678」になる0落ちは、その列を「文字列」として扱えば防げます。

  • 表計算ソフトで該当列を選択し、セルの書式を「文字列」に変更してから値を貼り直す。
  • すでに0が消えている場合は、元のCSVを開き直す前に列を文字列指定してから読み込む。
  • ハイフンあり(090-1234-5678)で統一するか、なし(09012345678)で統一するか、どちらかに決めておくと名寄せが安定します。

4-3. 列をインポート先の項目名に合わせる(マッピング表を作る)

取り込み先が受け付ける列の並びに、自分のCSVの列を合わせます。頭の中だけで進めずに、簡単な「マッピング表」を作ると間違いが激減します。

現システムの列取り込み先の列(VANNAテンプレート)必須/任意補足
顧客名姓 / 名必須1列なら姓名の分割が必要
TEL電話番号任意(推奨)文字列化・0落ち注意
メールメールアドレス任意(推奨)名寄せの補助キー。捨てない
生年月日誕生日任意形式を揃える(例: YYYY-MM-DD)
備考メモ任意機微情報は移さない

列マッピング表(現システムの列→VANNAテンプレ列、必須/任意/分割の別)のイメージ図
列マッピング表(現システムの列→VANNAテンプレ列、必須/任意/分割の別)のイメージ図

氏名が1列になっている場合は、姓と名に分けられるかを確認します。分割が難しいときは、まず姓の列にまとめて入れ、後で個別に直す運用でも構いません。重要なのは、電話番号とメールアドレスの両方を残すことです(理由は次の手順で説明します)。

想定KW: csv 文字化け 直し方/csv 電話番号 0 消える/顧客リスト 整形 エクセル


5. 【手順3】重複を名寄せする(二重登録を作らない)

整形が終わったら、同じお客様の二重登録をまとめます。ここで設計を誤ると、せっかく移したのに台帳が汚れてしまいます。

5-1. 名寄せのキー設計(電話番号を最優先に、メールも必ず残す)

名寄せの「キー」とは、同じ人かどうかを判定する目印のことです。氏名は結婚や改名で変わり、同姓同名もあるため、キーには向きません。連絡先のほうが安定しています。

ここで重要な実装上のポイントがあります。VANNAの自動名寄せは「電話番号またはメールアドレスのどちらかが一致するお客様」を同一人物とみなして自動でまとめます。つまり判定は電話番号だけではありません。そのため、

  • 電話番号を最優先のキーとしつつ、
  • メールアドレスも補助キーとして必ず残す

のが正解です。整形の段階でメール列を捨ててしまうと、名寄せの精度が落ちます。あわせて、電話番号は全角・半角・ハイフンの有無を統一(正規化)しておくと一致しやすくなります。

5-2. 手作業での名寄せ手順と限界

手作業の場合は、電話番号順に並べ替えて、隣り合う同じ番号をまとめます。次にメールアドレス順でも同じことをします。ただし、件数が増えると見落としや統合ミスが増え、数百件を超えると手作業は現実的に破綻しがちです。ここが、取り込み時の自動名寄せに頼る分岐点になります。

5-3. VANNAの自動名寄せでインポート時に重複を吸収する

VANNAは、顧客台帳に取り込む際、電話番号またはメールアドレスが既存のお客様と一致すると、自動で名寄せ(統合)します。これにより、CSVを手作業で取り込んでも、二重登録が台帳に残りにくくなります。「自動でまるごと移す機能はない=手入力」という弱みを、取り込み時の自動名寄せが補う形です。

なお、自動名寄せ・CSVインポート・顧客台帳そのものは全プランで使える基本機能です(電子カルテのみMax以上)。「名寄せはMax限定」ではない点に注意してください。プランごとの機能範囲は次の表のとおりです。

機能ProMaxMax+
顧客台帳○(基本)
CSVインポート
自動名寄せ(電話/メール一致)
来店前メールリマインド
電子カルテ×
誕生日・休眠メール×
ポイント・会員ランク×
LINE連携×

プラン×機能対応表(顧客台帳/CSVインポート/自動名寄せ=全プラン、電子カルテ/誕生日・休眠メール/LINE/ポイント
プラン×機能対応表(顧客台帳/CSVインポート/自動名寄せ=全プラン、電子カルテ/誕生日・休眠メール/LINE/ポイント

想定KW: 顧客 名寄せ csv/顧客データ 重複 統合/予約システム 顧客 重複


6. 【手順4】VANNAにCSVをインポートして取り込む

整形と名寄せ設計が済んだら、いよいよ取り込みです。少数でも一度試してから本番に進むと安心です。

6-1. インポート画面とテンプレートCSVの使い方

管理画面(app.at-vanna.com)にログインし、「顧客台帳 → CSVインポート」を開きます。テンプレートのCSVが用意されているので、その列構成に合わせて整形済みデータを貼り込みます。ファイルを選択すると、取り込み前にプレビュー(取込内容の確認画面)が表示されるので、文字化けや列ズレがないかをここで目視確認してから取り込みます。CSVインポートはオーナー/管理者の権限で行います。

VANNAのCSVインポート画面
VANNAのCSVインポート画面

6-2. 取り込みエラーが出たときの直し方

エラーが出ても慌てる必要はありません。代表的なものと対処は次のとおりです。

  • 必須列の欠落: 氏名など必須の列が空。手順2のマッピング表に戻り、列を補う。
  • 形式不一致: 誕生日の書式バラつきなど。日付や電話番号の形式を統一する。
  • 重複行: 同一CSV内の重複。並べ替えて事前に整理するか、取り込み後の自動名寄せに委ねる。

エラーは「手順2(整形)」に戻って直し、再度プレビューで確認してから取り込むのが安全です。

取り込みエラー表示の例
取り込みエラー表示の例

6-3. CSVで移せないデータの扱い(未来予約・ポイント・写真・カルテ)

ここはとても重要です。CSVで移せるのは主に顧客の基本情報で、それ以外は手動再登録や運用での代替が必要になります。期待値を正しく持つために、一覧で整理します。

データCSVでの移行可否代替運用
顧客の基本情報(氏名・連絡先・誕生日)○ 移せるそのままインポート
来店履歴・最終来店日△ 出力できれば移せるメモ欄等で補完も可
施術写真× 移せない初回来店時に再撮影・登録
電子カルテ(施術記録)× 移せない(Maxで手動入力)次回来店時に必要分のみ再記録
ポイント残高× 移せない初期付与の方針を決める(下記)
会員ランク× 移せない来店回数の自動判定で再形成
未来の確定予約× 移せない手動で再入力+並行運用で取りこぼし防止

移せる/移せないデータ一覧表(顧客基本情報○/来店履歴△/写真×/カルテ×/ポイント残高×/未来予約×)のイメージ図
移せる/移せないデータ一覧表(顧客基本情報○/来店履歴△/写真×/カルテ×/ポイント残高×/未来予約×)のイメージ図

特に注意したいのが「未来の確定予約」です。すでに入っている先の予約は自動では移りません。新システムに手動で入れ直すか、後述の並行運用で旧システムの予約が消化されるまで両方を動かす運用にします。

ポイント残高・会員ランクの引き継ぎは、顧客クレームに直結しやすい論点です。具体的な代替案として、たとえば「移行時点の残高を一覧で控え、新システムで初回に同額を初期付与する」「会員ランクは来店回数の自動判定に任せ、当面は旧ランク相当の特典を手動で案内する」といった運用が考えられます。お客様への告知文も用意しておくと安心です。

電子カルテなどの施術記録には、病歴・心身の状態に関わる情報(要配慮個人情報に該当しうる情報)が含まれることがあります。安易にCSVに含めず、移行は必要最小限にとどめ、次回来店時に必要分だけ登録し直す運用が無難です(詳しくは次章)。 個々の情報が要配慮個人情報に該当するかの判断は専門家へ〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

想定KW: vanna csv インポート/顧客台帳 csv 取り込み/写真 カルテ csv 移行


7. 【手順5】移行後の検証とダウンタイムなしの切り替え

取り込んだら必ず検証します。ここが「取りこぼしていないか」を確かめる最終ステップです。

7-1. 件数・代表サンプルの突合チェック(4点チェックリスト)

検証は感覚で済ませず、次の4点を必ず確認してください。

  • 総件数の一致: 元CSVの件数と、取り込み後の台帳の件数を突き合わせる(名寄せで減った分は把握しておく)。
  • ランダム10件の全項目目視: 無作為に10件選び、氏名・電話・メール・誕生日などの全項目が正しいか目視する。
  • 文字化けの検索: 台帳内を「?」や「□」「文字化けらしき記号」で検索し、0件であることを確認する。
  • 重複0件の確認: 同一電話番号・同一メールが二重に残っていないかを確認する。

移行後の検証チェックリスト(総件数一致・ランダム10件目視・文字化け検索・重複0件)を示した図
移行後の検証チェックリスト(総件数一致・ランダム10件目視・文字化け検索・重複0件)を示した図

7-2. 旧システムは検証完了まで解約しない・予約受付の二重期間を作る

検証でOKが出るまで、旧システムは解約しません。さらに、ダウンタイム(予約を受けられない空白時間)を作らないために、一定期間は新旧を並行運用します。旧システムに入っている先の予約が消化され、新システムで予約を受け始められる状態になってから、旧システムを停止・解約します。

並行運用(ダウンタイム回避)タイムライン図
並行運用(ダウンタイム回避)タイムライン図

並行運用の具体的な段取りは、専用記事でチェックリスト化しています。

乗り換えの移行チェックリスト・ダウンタイム回避

7-3. 移行後にやること(リマインド・誕生日・休眠の再設定)

移した台帳は、活かしてこそ意味があります。VANNAでは、来店前メールリマインド(全プラン)、誕生日メール・休眠掘り起こしメール(Max以上)を設定できます。

ただし、広告宣伝メール(誕生日・休眠などの販促メール)は原則として受信者の事前同意(オプトイン)が必要で、送信者の氏名・名称や受信拒否(配信停止)の連絡先の表示等が求められ、配信停止の求めには速やかに対応する必要があります(特定電子メール法)〔出典: 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕。 移行直後に旧台帳へ一斉配信する場合は、取得時の利用目的に販促が含まれているか、同意が引き継がれているかを必ず確認してください(最終的な適用判断は専門家へ)。同意が確認できないお客様には販促メールを送らない運用が安全です。

リマインドや販促メールの設定手順は、それぞれの専用記事を参照してください。

予約リマインドメールを自動化する設定方法 誕生日・誕生月クーポンの自動配信でリピートを増やす 休眠客の掘り起こし手順

想定KW: 予約システム 乗り換え ダウンタイム/顧客データ 移行 確認/予約システム 切り替え 手順


8. 顧客データを移すときの個人情報の注意点(取得目的・安全管理)

顧客データの移行は、個人情報を扱う作業です。ここを丁寧にやることが、お客様からの信頼を守ります。以下は一般的な情報であり、個別の判断は専門家や個人情報保護委員会の最新ガイドラインでご確認ください。

8-1. 利用目的の範囲内で移行する(目的外利用にしない)

原則は「取得時にお客様へ示した利用目的の範囲内で移行する」ことです。予約・顧客管理のために取得した情報を、その範囲を超えて使わないようにします。プライバシーポリシーが整備されているか、移行先での利用が利用目的に収まるかを確認しましょう。

8-2. 安全管理措置(具体的な作業ルール)

抽象論ではなく、作業ルールに落とし込みます。最低限、次を守ってください。

  • 作業用CSVを、誰でも見られる共有ドライブやチャットに上げない。
  • 作業が終わったら作業用ファイルを削除し、ゴミ箱も空にする(端末から完全に消す)。
  • 作業はオーナーや管理者など、権限のある人だけが行う。
  • 作業に使うPC・端末は、パスワードロックなどで管理する。

委託の監督も忘れないでください。CSV作業を外部の代行業者や、オンボーディングの同席支援で第三者・サービス提供側に渡す場合は、委託先が安全に扱うかを確認し、監督する責任が依頼側に残ります。 委託先の監督・安全管理措置の要件は、個人情報保護法の趣旨に沿って確認してください〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

8-3. 機微情報・第三者提供の考え方

施術記録や健康に関わる情報など、機微な(要配慮個人情報に該当しうる)情報は、必要がなければCSVに含めないのが安全です。VANNAでは電子カルテを機微情報として扱い、閲覧権限のあるロールのみが表示できる設計になっています。移行時に、こうした情報を安易に平文のCSVに書き出して放置しないよう注意してください。 該当性の判断は専門家へ〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

サロンの顧客情報を安全に管理する|個情法・同意取得・権限設計 サロンのプライバシーポリシー必須項目テンプレ

参考: 個人情報の取り扱いの基本は、個人情報保護委員会の公表するガイドラインで確認できます〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

想定KW: 顧客情報 移行 個人情報保護法/顧客データ 安全 管理/サロン 顧客情報 取り扱い


9. 自動移行がない予約システムへの乗り換えを失敗しないコツ(VANNAの場合)

VANNAには「自動でまるごと移す」機能はなく、CSVでの取り込み(手入力)が基本です。ここを隠さずお伝えしたうえで、失敗しないための考え方を整理します。

9-1. 「自動移行なし」でも失敗しない理由=手順とテンプレ、そして件数の目安

本記事の手順どおりに、テンプレートに沿って整形・名寄せ・検証を行えば、手作業でも移行は完遂できます。判断の目安として、おおよそ次のように考えると安全です。

  • 〜500件: 多くの場合、オーナー一人でも対応可能。
  • 〜1,000件: 時間に余裕をもって、分割しながら進めれば対応可能。
  • 1,000件超・複数店舗・複数年の履歴: 一気にやらず分割、または事前にサポートへ相談する。

サポートについても正直にお伝えします。VANNAは電話サポートを設けておらず、お問い合わせは管理画面のフォームやメール、ヘルプ導線が中心です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕。電話で逐次相談しながら進めたい方には向かない一方、手順書とテンプレートに沿えば自走できる設計です。

9-2. VANNAを選ぶ実利(初期費用0・予約/販売手数料0・売上は店のStripe口座へ直接入金)

乗り換え後の固定費の面では、次が事実です。

  • 初期費用は0円。
  • VANNAは予約・販売(仲介)手数料を取りません。
  • 予約の事前決済やネット通販の売上は、お店のStripe口座へ直接入金されます。

ここで重要な注意があります。VANNAが取らないのは「予約/販売(仲介)手数料」です。決済を使う場合の決済事業者(Stripe)の手数料は、お店の負担で別途かかります(カード決済の基本は1件3.6%程度ですが、料率は変動しうるため最新はStripe公式でご確認ください)〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕。「手数料0」と「決済代行手数料は別途」はセットで理解してください。料金は月額・税込で、Pro 3,300円/Max 5,500円/Max+ 11,000円です〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)〕。

無料の予約システムは本当にお得?総コスト比較 サロン予約システム比較

9-3. まず無料トライアルでテストインポートして確かめる

いきなり全件を移すのではなく、まず少数のデータでテストインポートして、自分の環境で問題なく取り込めるかを確かめるのがローリスクです。安心してから本番の移行に進めます。

無料トライアルの条件は、誤解のないよう明記します。

  • 現在はプレオープン期間で、2か月無料(2026年7月31日の申込分まで)。以降の申込は1か月無料です(本記事は2026年6月29日時点)。
  • 申込時にカード登録が必須です。
  • 無料期間が終わると自動で課金が始まります。
  • 解約はStripeのカスタマーポータルから手続きでき、無料期間が終わる前に解約すれば課金されません。

VANNAの始め方・無料トライアル・初期設定ガイド

想定KW: vanna 乗り換え/予約システム 移行 おすすめ/予約システム 手数料 無料 乗り換え


10. よくある質問(FAQ)

Q1. ホットペッパー等の集客サイトから顧客データは持ち出せますか?

取得時の利用目的の範囲内であることを前提に、提供元が出力に対応していれば持ち出せます。 出力できる項目や条件は一般に提供元の仕様によるとされるため、最新の規約・仕様を各社の公式案内でご確認ください。独自の会員IDは持ち出せても自社台帳では意味を持ちにくいので、電話番号・メールを軸に管理し直すのがおすすめです。

Q2. データ移行に費用はかかりますか?

VANNAは初期費用0円で、予約/販売(仲介)手数料も取りません。自動移行サービスはなく、CSVでの取り込み(手入力)が基本です。なお決済を使う場合は、決済事業者(Stripe)の手数料がお店の負担で別途かかります。「手数料0」は仲介手数料を指し、決済手数料は別である点にご注意ください。

Q3. 移行中に予約は止まりますか?

並行運用にすれば止まりません。検証が終わるまで旧システムを解約せず、新旧を一定期間並行して動かすことで、ダウンタイム(予約を受けられない時間)を避けられます。

Q4. 写真や電子カルテも移せますか?

施術写真・電子カルテはCSVでは移せません。写真は初回来店時に再撮影・登録、電子カルテ(Max以上)は次回来店時に必要分だけ再記録する運用になります。機微情報を安易にCSVへ含めないようご注意ください。

Q5. 何件くらいまで手作業で移せますか?

目安として〜500件はオーナー一人でも、〜1,000件は時間に余裕をもって進めれば対応可能です。1,000件超や複数店舗・複数年の履歴は、分割するかサポートへの相談をおすすめします。重複が多いデータは、取り込み時の自動名寄せ(電話番号またはメール一致)を活用すると負担が減ります。

Q6. 移行後にメールでの販促はすぐ送れますか?

リマインドメールは全プランで使えますが、誕生日・休眠などの販促メールはお客様の事前同意(オプトイン)が前提で、配信停止にも速やかに対応する必要があります(特定電子メール法)。移行直後に旧台帳へ一斉配信する場合は、同意が引き継がれているかを必ず確認してください。

想定KW: 予約システム 乗り換え 費用/顧客データ 移行 期間/ホットペッパー データ 移行 できる/データ移行 同意


まとめ:手順どおりに進めれば、取りこぼしのリスクは小さくできる

顧客データの乗り換えは、エクスポート→整形→名寄せ→インポート→検証の5ステップを、つまずきポイントを押さえて進めれば、手作業でも取りこぼしのリスクをしっかり小さくできます。鍵は、(1)旧システムを検証完了まで解約しないこと、(2)電話番号とメールの両方を残して名寄せすること、(3)移せないデータ(未来予約・写真・カルテ・ポイント)の代替運用を先に決めておくこと、(4)個人情報は利用目的の範囲内・安全管理を守ること、です。

まずは少数データでテストインポートして、自分の環境で問題なく移せるかを確かめてみてください。無料トライアルからお試しいただけます。

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  • VANNAは予約/販売(仲介)手数料を取りませんが、決済事業者(Stripe)の手数料はお店の負担で別途かかります。

どの予約システムに乗り換えるか迷っている方は、比較記事もご覧ください。

サロン予約システム比較 VANNA vs ホットペッパー|手数料・顧客資産で選ぶ VANNA vs サロンボード|代替・乗り換え サロンの集客・予約・顧客管理を1つにまとめるオールインワンとは|VANNA完全ガイド

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