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脱ポータル・手数料削減

ホットペッパー手数料シミュレーション|送客率×客単価で年間コストを試算【記入式・美容サロン向け】

最終更新: 2026年6月29日

「ホットペッパーの手数料って、結局うちは年間いくら払っているんだろう」。この記事は、その金額を自分の数字で出すための「試算ツール記事」です。総額が高いか安いかという主観の話はしません。あなたのサロンの「送客率(ネット予約経由比率)」「客単価」「来店件数」の3つを入れれば、年間コストの目安が出る——その計算手順と早見表を用意しました。

最初に、この記事を安心して読んでいただくための前提(免責)を固定しておきます。

  • 本記事の金額はすべて「前提を置いた例示」です。実額は契約条件で変わります。手数料率・掲載料・初期費用・契約期間は、必ず担当者・契約書・各社公式で確認してください。
  • 後半で紹介する「手数料0」という表現は、仲介(送客)手数料が0という意味で、決済代行(Stripe)の決済手数料は店舗負担で別途かかります(基本3.6%/件・最新はStripe公式参照)。この点は該当箇所すべてで併記します。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕
  • ホットペッパー(株式会社リクルート)はVANNAとは別事業者です。本記事は公開情報をもとにした中立の事実比較で、競合を貶める意図はありません。

なお、手数料・掲載料の「仕組みそのもの」や、費用対効果をCPA(顧客獲得単価)・LTV(顧客生涯価値)でどう評価するかという総論は、この記事の役割ではありません。仕組みの全体像は ホットペッパー手数料・掲載料の仕組みと費用対効果の見直し方 にまとめてあります。本記事はあくまで「数字を入れて試算する」ことに特化します。脱ポータルの全体像を知りたい方は 脱ホットペッパー完全ガイド もあわせてどうぞ。

記入式シミュレーションシートのサンプル
記入式シミュレーションシートのサンプル

シミュレーションの前に|試算に必要な3つの数字(送客率・客単価・件数)

試算に使う入力変数は、たった3つです。

  1. 送客率(ネット予約経由比率)=全来店のうち、ホットペッパーのネット予約で来た件数の割合
  2. 客単価=1回の来店あたりの平均売上(税抜でそろえる)
  3. 件数=月間の全来店(または全予約成立)件数

ここで押さえておきたいのが、ホットペッパーの費用は「二層構造」だということです。掲載料は、来店があってもなくても毎月かかる「固定費」。ネット予約手数料は、ネット予約での来店が成立したぶんだけかかる「変動費(成果連動)」です。固定費と変動費は性質が違うので、年間コストを出すときは分けて足し算します(二層構造の詳しい解説は018へ)。

そして本記事の主役が「送客率」です。電話予約・指名での再来・自社サイトからの予約など、ホットペッパーのネット予約を経由しない来店は、原則として送客手数料の対象になりません。つまり、再来のお客様を自社の予約経路で取れているサロンほど送客率が下がり、変動費(手数料)も減る——この関係が、記事後半の「損益分岐」につながる伏線です。

【手数料2%とポイントは別の話】見出しや広告で見かける「手数料2%」という数字は、サロンがリクルートに払う「送客の対価」です。一方、ユーザーが受け取る予約ポイントは別系統で、サロンの手数料がそのままポイントの原資になっているわけではありません。さらに、ユーザー向けポイントの基本加算率は2026/1/29に2%→1%へ改定されたとされます(公式告知info_20251110相当)。「2%還元」という古い説明と「サロンが払う2%手数料」を混同しないよう注意してください。両者の系統の違いは018で整理しています。

入力① 送客率(ネット予約経由比率)の出し方

送客率は、次の式で出します。

送客率(%) = ホットペッパーのネット予約で来店した件数 ÷ 全来店件数 × 100

たとえば月の全来店が80件で、そのうちホットペッパーのネット予約経由が56件なら、送客率は70%です。電話予約・店頭での次回予約・指名・自社サイト予約はこの分子に含めません(手数料対象外になりやすいため)。サロンボード上での次回予約の扱いなど、対象になりにくいケースの細かい条件は媒体仕様で確認が必要なので、深掘りは018へ送ります。

入力② 客単価・入力③ 件数の出し方(データの所在も)

客単価は「税抜」でそろえてください。手数料は税抜売上ベースで計算されるのが一般的とされるため、税込客単価で試算すると手数料を過大に見積もってしまいます。客単価は、サロンボードの売上データや会計(POS・レジ)の月次画面から「総売上(税抜)÷ 来店客数」で求められます。

件数は、まず直近1か月の実績を使います。ただし美容サロンは季節変動が大きいので、繁忙期と閑散期の2か月ぶんを見て、できれば年間の月平均に近い数字を使うのがおすすめです。サロンボードの予約一覧や月次集計、会計の客数データのどこを見れば件数・売上が取れるかを、試算の前に一度確認しておくと後がスムーズです。

【記入式】自店の年間手数料シミュレーション(掲載料+予約手数料)

ここからが試算の本体です。単月ではなく「年間総コスト」を出します。年間総コストは、固定費(掲載料)12か月分と、変動費(手数料)の年間累計を足したものです。

年間総コストの積み上げ図
年間総コストの積み上げ図

【コンプラ注記】手数料率は「目安2%・税抜・改定あり」です。担当者・契約書で必ず確認してください。掲載料は公開定価がなく、数万円〜数十万円のレンジで、見積もりで確定します。以下の数値はすべて例示です。

計算式と記入欄(客単価・全来店件数・送客率・手数料率・掲載料)

本記事では、送客率を主役にするために、入力を「全来店件数」にそろえた次の式で統一します。記入式・早見表・損益分岐のすべてで、この同じ式を使います。

  • 年間手数料(変動費) = 客単価 × 月間全来店件数 × 送客率 × 手数料率 × 12
  • 年間総コスト = 年間掲載料 + 年間手数料

ポイントは、件数を「ネット予約件数」ではなく「全来店件数」にしている点です。そこへ送客率を掛けることで、手数料の対象になるネット予約ぶんだけを正しく取り出せます。だからこそ、送客率を下げれば手数料が減る、という後半の話が数式として成立します。

記入欄(自店欄/例示欄の2列で書き出してみてください)

項目自店欄例示欄
① 客単価(税抜)8,000円
② 月間全来店件数80件
③ 送客率(ネット予約経由比率)70%
④ 手数料率(目安・要確認)2%
⑤ 月額掲載料(見積もりで確定)50,000円
年間手数料(①×②×③×④×12)
年間掲載料(⑤×12)
年間総コスト

計算例(数字はすべて例示)

例示欄の数字で計算してみます。

  • 年間手数料 = 8,000円 × 80件 × 70% × 2% × 12 = 約107,520円
  • 年間掲載料 = 50,000円 × 12 = 600,000円
  • 年間総コスト = 約707,520円

この例では、送客率を実際にありそうな70%に置いています(100%に固定すると送客率を動かす意味が消えてしまうため)。同じ店でも送客率が90%なら年間手数料は約138,240円、50%なら約76,800円と、送客率しだいで大きく変わります。繰り返しますが、手数料率も掲載料も前提を置いた例示で、実額は契約条件しだいです。費用対効果(1件あたりいくらまでなら払う価値があるか=CPA/LTV)の判断は018で扱います。

見落としやすい「初期費用」も年間で考える

「年間費用」を正しく出すなら、毎月のコストだけでなく、掲載開始時の初期費用や撮影・制作費の有無も視野に入れておきましょう。掲載スタート時に初期設定費や写真撮影・原稿制作の費用が発生するケースがあるとされますが、金額は見積もり依存です。また、契約は半年・年間などの単位で、途中解約の扱いが決まっている場合があります。初年度の総コストを見るときは、これらを別枠でメモしておくと、後半の損益分岐の精度が上がります。

3シナリオ早見表|あなたは「小規模・中規模・繁盛店」のどれ?

「いちいち計算するのは面倒」という方向けに、客単価(低/中/高)×件数(少/多)で年間概算を一覧化しました。自分の店がどのセルに当たるかを、まず大づかみで把握してください。

送客率×客単価の2軸マトリクス早見表
送客率×客単価の2軸マトリクス早見表

下表はすべて「送客率70%・手数料率2%・掲載料は各規模の想定額」という前提を置いた試算例です。最安・No.1といった表現は使いません。実額は条件で変わります。

規模客単価(税抜)月間全来店想定月額掲載料年間手数料(概算)年間総コスト(概算)
小規模(一人・自宅)6,000円30件20,000円約30,240円約270,240円
中規模8,000円80件50,000円約107,520円約707,520円
繁盛店11,000円200件120,000円約369,600円約1,809,600円

注:各セルは前提条件つきの試算例で、確定値ではありません。複数スタッフ・指名構成の店は次のH3を参照してください。

一人・自宅サロン(低単価×少件数)の試算例

小規模は、変動費(手数料)そのものは小さいのが特徴です。上表でも年間手数料は約3万円。ところが固定費(掲載料)の重みが相対的に大きく、年間総コストの大半を掲載料が占めます。件数が少ないぶん「1件・1人あたりに換算すると割高」になりやすい構造です。総額の小ささに安心せず、1件あたりに均して見る視点が大事になります(この1件あたりの考え方=CPAの詳細は018へ)。個人サロンのコスト感は 業種別予約システム選び も参考になります。

中規模サロン(中単価×中件数)の試算例

中規模は、固定費と変動費が拮抗し始める「分岐帯」です。上表では年間手数料約11万円に対し掲載料60万円で、まだ固定費が優勢ですが、件数や客単価がもう一段上がると変動費が無視できない大きさになります。重要なのは、この帯はちょうど「送客率を下げる施策の効果が効き始める」ゾーンだということ。再来を1割ぶん自社経路に移すだけでも、年間手数料が目に見えて動きます。だからこそ中規模は、現状維持か自社化(または併用)かを、次章以降の損益分岐でいちばん丁寧に検討すべき層といえます。

繁盛店(高単価×多件数)の試算例

繁盛店は、送客率が高いほど変動費が雪だるま式に増えます。上表の年間手数料は約37万円。客単価も件数も大きいため、ホットペッパー経由の比率がそのまま手数料に直結します。裏を返せば、再来を自社経路に移して送客率を下げたときの「削減インパクトが最も大きい層」でもあります。なお、複数スタッフ・複数席で同時に予約が入る店は、件数が早見表の想定を超えやすいので、必ず自店の実件数で記入式を回してください。客単価レンジの根拠は 美容室の客単価とは?平均・計算式・上げ方 を参照してください。

送客率を下げると手数料はどう減る?(再来を自社経路に移す試算)

ここで送客率が主役である理由を回収します。「2回目以降のお客様を自社予約に移す=送客率が下がる=年間手数料が減る」を試算してみましょう。

送客率を100%→70%→50%へ下げたときに年間手数料がどう減るかの推移グラフ
送客率を100%→70%→50%へ下げたときに年間手数料がどう減るかの推移グラフ

中規模の例(客単価8,000円・月80件・手数料率2%)で送客率だけを動かすと、年間手数料は次のように変わります。

送客率年間手数料(概算)
100%約153,600円
70%約107,520円
50%約76,800円

送客率を100%から60%に下げれば、この例では年間手数料が約153,600円から約92,160円へ、6万円ほど減る計算です(いずれも前提を置いた例示)。

ただし正直に書くと、自社化が「常に大幅削減」になるとは限りません。たとえばサロンボードで店頭次回予約を取れば、そもそも手数料対象になりにくいケースもあるとされます。つまり、すでに次回予約をしっかり取れている店は、外部システムに移しても削減幅が思ったほど出ないこともあります。誇張せず、自店の実態で確かめることが大切です。

送客率を下げる現実的な打ち手(次回予約・リマインド・台帳化)

送客率を下げるのは、特別なテクニックではなく地道な行動の積み重ねです。

  • その場で次回予約をいただく(会計時に次の来店日を押さえる)
  • 来店前にリマインドを送り、無断キャンセルや離脱を防ぐ
  • お客様情報を自社の台帳に蓄積し、次回以降は自社の連絡経路でつながる

この3つを回すと、再来が少しずつ自社経路に移り、送客率が下がっていきます。実装の具体手順は ホットペッパーをやめたい個人サロンへ/脱ポータル手順、リマインドの自動化は 予約リマインドメール自動化 にまとめています。なお、リマインド以外の販促メール(休眠掘り起こし・誕生日メールなど)を送る場合は、特定電子メール法上、原則としてオプトイン(配信同意)の取得・送信者の氏名/名称の表示・配信停止(受信拒否)導線の整備がサロン側の責任になります〔出典: 総務省 特定電子メール法 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕。顧客台帳を作る際も、取得目的の明示と安全管理、そしてポータルの名簿を持ち出してよいか(エクスポート可否)は規約で確認が必要です。とくに病歴・施術歴など要配慮個人情報に当たりうる情報は、取得や第三者提供に原則本人同意が必要とされます〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。

これらの「行動」をひとつのツールで回す選択肢のひとつが、次章で触れる自社化(定額モデルの予約システム)です。

自社化したときの「損益分岐点」を試算する(何件・何%で逆転するか)

最後の主役は損益分岐です。「ホットペッパーの変動手数料」と「自社化したときの追加コスト(月額定額+Stripe決済手数料)」が、どこで逆転するかを自分の数字で出します。

損益分岐の判定ゾーン記入シート
損益分岐の判定ゾーン記入シート

ここで定額モデルの一例としてVANNAを使いますが、自社化=VANNAという話ではありません。無料系・他社定額も含めた総コスト比較は サロン予約システム比較・決定版無料予約システム・総コスト比較 にまとめています。比較の母数は開いたうえで、定額モデルが手数料をどう変えるかだけを、ここでは試算します。

【最重要・有利誤認の回避】

  • 「手数料0」は仲介(送客)手数料が0という意味で、Stripe決済手数料は店舗負担で別途かかります(基本3.6%/件・最新はStripe公式参照)。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕
  • 小規模・低件数の店では、削減できる手数料が追加月額を下回り、自社化で「逆に割高」になることがあります。
  • 事前決済を多用すると、決済手数料が手数料率(目安2%前後)を上回る場合があります。
  • VANNAなどの予約システムは、ホットペッパーの新規集客そのものを代替するものではありません(用途が違います)。
  • 前提条件が変われば損益分岐も動きます。

なお、消費者契約法第9条では解約金・違約金のうち「平均的な損害の額」を超える部分は無効とされます。途中解約の扱いを比較する際は、この観点も踏まえてください(最終的な有効性の判断は専門家へ)。〔出典: e-Gov 消費者契約法 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕

VANNAの料金・コスト構造(事実)とプラン別の機能差

VANNAは月額定額制で、仲介手数料は0、売上・事前決済は店舗のStripe口座へ直接入金されます(決済代行=Stripeの手数料は店舗負担で別途・基本3.6%/件、最新はStripe公式参照)。初期費用は0円です。プランは次のとおりです。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕

プラン月額(税込)主な対象
Pro3,300円まずは予約とリマインドを自社化したい
Max5,500円再来自社化を本格運用したい
Max+11,000円複数機能をフル活用したい

送客率を下げる観点で「どの機能がどのプランか」を正確に整理します(018・013と同じ線です)。

  • Proから使える: 候補日予約・来店前メールリマインド・顧客台帳。つまり「最低限の送客率低減(その場で次回予約に近い運用+来店前リマインド+自社で連絡)」はProから可能です。リマインドは全プランで使えます。
  • Max以上が前提: 時間枠カレンダー予約・指名・事前決済(Stripe)・クーポン・ポイント会員・LINE連携・独自ドメインなど、本格的な再来自社化に効く機能はMax以上です。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/features (参照2026-06-29)〕

要するに、「とりあえず再来の取りこぼしを減らす」ならPro、「指名やLINE、ポイントまで使って本腰で自社化する」ならMax以上、という書き分けです。Proですべてできるわけではない点に注意してください。

【記入式】損益分岐シミュレーション(削減手数料 vs 追加コスト)

判定はシンプルです。

年間差額 = 年間削減見込み手数料 −(年間VANNA月額 + 想定Stripe決済手数料)

項目自店欄例示欄(中規模)
年間削減見込み手数料(送客率を下げて減るぶん)約61,440円
年間VANNA月額(例:Max 5,500円×12)66,000円
想定Stripe決済手数料(事前決済ぶん・要確認)約30,000円
年間差額(プラスなら自社化メリット)約−34,560円

判定ゾーン

  • 緑(年間差額がプラス):自社化メリットあり。トライアルで実機検証へ。
  • 黄(ほぼ均衡):併用やプラン見直しを検討。
  • 赤(マイナス):現状維持が合理的。とくに小規模はこのゾーンになりやすい。

上の例示は、送客率を100%→60%に下げて年間約6万円削減できると見込んでも、Maxの月額と事前決済の決済手数料を足すと、この前提では赤(現状維持寄り)になります。これは「自社化が常に得とは限らない」ことを示す例で、件数や客単価が大きい繁盛店、または事前決済を使わない運用では緑に転じます。Stripeの決済手数料率はカードブランドや決済手段で変わり(カード決済は基本3.6%/件、Billing利用時は加算あり等)、料率は変動しうるため最新はStripe公式で必ず確認してください。〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕なお事前決済は全取引ではなく事前決済・通販に限った話で、通販を公開する場合は特定商取引法の表記が必要になることがあります(最終的な適用は専門家へ)。

VANNAとホットペッパーを1対1で精読したい方は VANNA vs ホットペッパー|手数料・顧客資産で選ぶ へ。料金の根拠(決済手数料別途の併記あり)は VANNAとは?料金プラン(Pro/Max/Max+) を参照してください。

正直な弱みの開示(有利誤認の回避)

数字で判断していただくために、VANNAの弱みも隠さず開示します。

  • 申込時にクレジットカード登録が必須(無料プランはなく、トライアル方式)
  • 電話サポートはなく、サポートはメール中心
  • 既存予約・顧客データの自動移行はなく、CSVを手入力で取り込む必要がある(ポータルからの名簿エクスポート可否は規約で要確認)
  • SMS非対応(通知はメール/LINE連携はMax以上)
  • 新規露出の母数は、大手ポータルには及ばない(新規集客の代替にはならない)

これらを踏まえても損益分岐がプラスで、かつ自社化の運用が回せそうなら、検討する価値があります。

よくある質問(FAQ)

ホットペッパーの手数料は年間でいくらくらい?

前提しだいで大きく変わります。本記事の式「年間手数料=客単価×月間全来店件数×送客率×手数料率×12」に自店の数字を入れて、年間掲載料を足したものが年間総コストです。中規模の例(客単価8,000円・月80件・送客率70%・手数料率2%・掲載料月5万円)では年間約70万円でしたが、これは例示です。仕組みの詳細は018へ。

送客率が低い(再来が多い)店ほど手数料は安くなる?

その傾向はあります。手数料は原則ネット予約経由の来店にかかるため、再来を自社経路で取れている店ほど送客率が下がり、変動費が減ります。ただしサロンボードで次回予約を取れば対象になりにくいケースもあり、外部システムへの移行が常に大幅削減になるとは限りません。

早見表のどのセルに当たるか分からない

客単価(低6,000円台/中8,000円台/高1万円超)と月間全来店件数(少30件前後/多200件前後)の2軸で、いちばん近い行を選んでください。複数スタッフ・指名構成の店は件数が想定を超えやすいので、最終的には記入式で自店の実数を入れることをおすすめします。

ネット予約手数料は税込・税抜どっち?

税抜売上ベースで計算されるのが一般的とされます。試算では客単価を税抜でそろえてください。税込/税抜の具体的な扱いや会計処理は、契約書と税理士で確認してください。

初期費用込みだと年間いくら?

掲載開始時に初期設定費や撮影・制作費が発生するケースがあるとされますが、金額は見積もり依存です。初年度の年間総コストを出すときは、毎月のコスト(掲載料+手数料)に、これら初期費用を別枠で足してください。

自社予約に変えれば手数料は必ず安くなる?

必ずではありません。小規模・低件数の店では、削減できる手数料より追加月額(+決済手数料)のほうが大きく、逆に割高になることがあります。損益分岐の記入式で、自店がどのゾーン(緑/黄/赤)かを確かめてから判断してください。

VANNAの「手数料0」は完全無料?

いいえ。仲介(送客)手数料が0という意味で、決済代行(Stripe)の決済手数料は店舗負担で別途かかります(基本3.6%/件・最新はStripe公式参照)。月額(Pro3,300/Max5,500/Max+11,000円・いずれも税込)も必要で、無料プランはありません。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕無料系・他社定額を含む総コスト比較は016を参照してください。

ホットペッパーをやめると集客はどうなる?

新規集客が即座に代替されるわけではありません。だからこそ、在籍中から自社の予約導線(HP・台帳・リマインド)を準備し、送客率を少しずつ下げてから判断するのが安全です。手順は019、仕組みは018へ。

まとめ|年間試算で「自店の位置」を決めてから動く

最後に、この記事で押さえてほしい3点です(費用対効果のCPA/LTV総論は018に譲り、ここでは試算の結論だけ)。

  1. 年間コストは「送客率×客単価×件数」で決まる。総額の高い・安いではなく、この構造で見る。
  2. 3シナリオ早見表で、まず自店が小規模・中規模・繁盛店のどこかをマッピングする。
  3. 自社化は、必ず損益分岐を「自分の数字」で出してから。とくに小規模は逆転(割高)になりうることを忘れない。

次の一歩は、いきなり乗り換えることではありません。まず本記事の記入式で年間試算を出し、損益分岐が緑なら VANNA vs ホットペッパー比較 で精読し、納得できたら検証に進む——という二段階がおすすめです。

数字が合いそうなら、無料トライアルで実機を試せます。プレオープン特典で2か月無料(2026/7/31申込まで/以降は通常1か月無料)です。トライアル中の解約は無料・最低契約期間や縛りはありません。申込時にカード登録が必須で、決済を使う場合はStripe決済手数料(基本3.6%/件・最新はStripe公式参照)が別途かかります。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕設定手順は VANNA始め方・無料トライアル・初期設定ガイド、料金の詳細は 料金プラン を、脱ポータルの全体像は 脱ホットペッパー完全ガイド をご覧ください。

【末尾免責】本記事は成果を保証するものではありません。最上級表現(最安・No.1等)や、施術の効能効果(薬機法に触れる表現)は使用していません。〔出典: VANNA公式 https://at-vanna.com/pricing (参照2026-06-29)/Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕

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