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予約システム乗り換えの移行チェックリスト|ダウンタイム0で切り替える段取りと並行運用【保存版】
最終更新: 2026年6月29日
予約システムの乗り換えで本当に怖いのは、「データが消えること」よりも「切り替えの段取りミス」です。具体的には、旧システムを止めるのが早すぎて予約を受けられないダウンタイム(予約の空白)や、新旧を同時に開けてしまう二重予約(ダブルブッキング)。乗り換えの成否は、作業の中身より「順番」で9割が決まります。
この記事が提供するのは、印刷して使える移行マスターチェックリストと、契約更新日から逆算するタイムライン、そして並行運用(新旧の二重稼働)の日割り段取りです。これさえあれば、お客様に気づかれないまま、予約を1件も落とさずに切り替えられます。
なお、CSVの整形・名寄せ・文字化け対処といった「データ作業そのもの」の細かい手順は、本記事では扱いません。そこは専門の記事に役割分担しています(予約システム乗り換えで顧客データを失わないCSV移行手順)。本記事は「移行すると決めた後の実行計画(プロジェクト段取り)」に純化しています。
本記事は一般的な実務情報であり、成果を保証するものではありません。料金・契約・法令・各社の規約は変更されることがあるため、最新情報は必ず各社公式でご確認ください。

H2-1. 「ダウンタイム」とは?乗り換えで本当に怖いのはデータ消失より"予約の空白"
ここでまず、検索意図の核心に答えます。乗り換えにおけるダウンタイムとは、新旧どちらのシステムでも予約を受けられない、あるいは予約が二重化してしまう「空白時間」のことです。
乗り換えの失敗は、ほとんどがこの3類型に分類できます。
- ①予約の空白:旧システムを止めるのが早すぎた、または新システムの公開が遅すぎた。お客様が「予約しようとしたのにできない」状態に。
- ②二重予約:新旧を同時に受付状態にしたため、同じ枠に2人入ってしまう(ダブルブッキング)。
- ③連絡の途絶:お客様が古い予約URLや旧LINEに来てしまい、新しい受付窓口にたどり着けない。
注目すべきは、この3つはいずれも「データが消えたか」とは無関係だということです。データ移行(CSVの取り込み)が完璧でも、切り替えの段取りを誤れば予約は落ちます。逆に言えば、段取りさえ正しければダウンタイムは0にできます。なお、データ消失を防ぐ整形・名寄せの手順は別記事が担当します(予約システム乗り換えで顧客データを失わないCSV移行手順)。
H3-1-1. ダウンタイムが発生する3つの瞬間と、それぞれの回避の一手
ダウンタイムは、次の瞬間に生まれます。各瞬間に「回避の一手」をセットで覚えてください。
| 危険な瞬間 | 何が起きるか | 回避の一手 |
|---|---|---|
| 解約先行(旧を先に止める) | 新公開前に予約窓口が消える | 解約ボタンは最後。検証完了まで旧を生かす |
| URL/独自ドメイン切替 | 切替反映の待ち時間に旧URLが死ぬ | 旧ドメインを生かしたまま新を公開→検証→切替 |
| DNS反映待ち | 独自ドメインの切替が浸透するまでアクセス不能枠が出る | 切替は平日昼に実施し反映時間を見込む(後述H3-4-3) |
| LINE導線の宙ぶらりん | 旧LINEに来たお客様が新予約に進めない | 旧LINEのリッチメニュー・固定文を新URLへ張り替え |
H3-1-2. 「順番が9割」:解約ボタンは最後に押す(鉄則)
乗り換えの全工程で、最も大切な鉄則がこれです。旧システムの解約は、すべての検証が終わった「最後」に行う。 月額の二重払いを惜しんで早く解約すると、何か問題が起きたときに戻る場所(ロールバック先)が消え、予約の空白が直撃します。並行運用期間中の数千円の二重課金は、ダウンタイムによる予約取りこぼしの損失より、はるかに安い保険です。

H2-2. 移行マスターチェックリスト(全体像・印刷して使う)
ここが本記事の心臓部です。乗り換えは5つのフェーズで進みます。この表を印刷、またはコピーして手元に置き、上から順にチェックしてください。各フェーズの詳細は後続のH2で解説します。
| フェーズ | 主なやること | 担当目安・所要 | つまずきポイント | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| ①棚卸し・計画 | 契約更新日/締め日/最低契約期間の確認、繁忙期回避、逆算スケジュール作成 | オーナー/半日 | 締め日を見落とし二重課金 | H2-3 |
| ②受け皿づくり | 新システムでHP・予約導線を構築し公開(旧は止めない) | オーナー/1〜3日 | 独自ドメインのDNS待ちを甘く見る | H2-4 |
| ③データ移行 | 顧客台帳のCSV取り込み、移せないデータの代替決定 | オーナー/件数次第 | 整形・名寄せの実作業 → 専用記事へ | H2-5・CSV一括移行 |
| ④並行運用・告知 | 新規受付開始・旧は既存予約消化専用に・お客様へ告知 | オーナー/数日〜数週間 | 二重予約・告知のオプトイン | H2-6 |
| ⑤検証・旧解約 | 動作検証、台帳件数突合、旧予約0確認、旧解約 | オーナー/半日 | 検証前に解約してしまう | H2-7・サロンボードの解約方法と乗り換え前の準備 |
このチェックリストの価値は、「予約を落とさないための作業」だけを通しで並べてある点にあります。データ整形のような専門作業は各詳細記事へリンクで送り、ここでは段取りの抜け漏れを防ぐことに集中しています。
このあと登場する3つの図は役割が違います。H2-2のチェックリスト=全体のToDo(何をやるか)、H2-3の逆算タイムライン=いつ着手するか(日付)、H2-6の並行運用カレンダー=切替前後の4マイルストーン(運用)。混同しないよう使い分けてください。

H2-3. 【フェーズ1】移行前の棚卸しと逆算スケジュールの引き方
「いつ動くか」は、思いつきで決めてはいけません。契約更新日・締め日・繁忙期から逆算して決めます。これがダウンタイム回避の起点です。
H3-3-1. 契約状況の棚卸し(更新月・締め日・最低契約期間)
まず現在の契約を棚卸しします。確認するのは次の4点です。
- 契約更新月(自動更新の有無)
- 解約の締め日(「○日までの申請で当月末解約」など)
- 最低契約期間の残り
- 解約に伴う費用の有無
注意点として、各社の違約金・解約金・締め日・最低契約期間は、ここで断定せず必ず各社公式で確認してください。条件は契約時期やプランで異なり、一般論で判断すると誤ります。なお、解約金・違約金は消費者契約法第9条により「平均的な損害の額」を超える部分が無効となる場合があります〔出典: e-Gov 消費者契約法 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕。条項の有効性の最終判断は専門家にご確認ください。
H3-3-2. 繁忙期を避け、閑散期に切り替える(移行は予約の谷で)
切り替え作業は、予約が薄い閑散期に置くのが鉄則です。万一トラブルが起きても影響が最小で済みます。自店の閑散期がいつかは月別の傾向で見極めてください(閑散期はいつ?月別の暇な時期と対策)。
H3-3-3. 逆算タイムライン例(更新日の○週間前に着手)
考え方はシンプルです。「旧の解約締め日」から逆算し、その前に検証完了・並行運用・受け皿構築を収めます。
- 解約締め日(ゴール)
- ← その前:既存予約の消化完了 + 検証OK
- ← その前:並行運用期間(最も先の既存予約が消化されるまで)
- ← その前:データ移行 + テスト予約で動作確認
- ← その前:受け皿(新システム)の構築・公開
- ← スタート:棚卸し・計画
件数別の所要日数の目安(データ移行にかかる時間)は、データ作業を担当する記事に依拠します(CSV移行手順)。並行運用の期間目安などの数値は、自店の予約状況により変わるため。
H3-3-4. ロールバック(切り戻し)の保険:検証NG時に旧へ戻せる状態を保つ
万一に備え、いつでも旧システムに戻せる状態を保ちます。抽象論で終わらせないよう、具体的に決めておくのは次の3点です。
- 切り戻しのNG判定条件:例)新システムのテスト予約でリマインドメールが届かない/台帳件数の突合が合わない状態が解消しない。
- 旧を生かしておく期限:旧システムは検証完了まで=最も先の既存予約が消化される日まで解約しない。
- 切り戻し時の顧客連絡文面:新URLへ案内済みのお客様に「旧URLへ戻す」連絡文を、事前に下書きしておく。

H2-4. 【フェーズ2】先に"受け皿"を立てる——旧を止める前に新を完成させる
ダウンタイム回避の最重要原則がこれです。新システムを公開し、予約を受けられる状態にしてから、旧を止める。 順番を逆にすると、必ず予約の空白が生まれます。
H3-4-1. 受け皿は「公開の速さ」が効く——条件付きで見る
受け皿は旧を止める前に立てる必要があるため、新しいHP・予約ページを早く公開できるサービスほど、二重稼働のコストとリスクが小さくなります。
この点で、例えばVANNAのようなノーコードでHPを当日公開できるサービスは受け皿づくりに向いています。ただし注意が必要なのは「即日公開」が成り立つのはサブドメイン(○○.sites.at-vanna.com のような形式)で公開する場合だということ。独自ドメイン(自店の取得したドメイン)を使う場合は、後述のDNS認証・反映待ちが入るため、即日とはいきません。「即日公開だからダウンタイム0」が独自ドメイン移行にもそのまま当てはまる、と誤解しないでください。なお独自ドメインの利用はMaxプラン以上です。
H3-4-2. 予約導線の整備と最低限の公開セット
受け皿として最低限そろえるのは、HP・予約ページ・予約導線です。VANNAの場合、候補日から選ぶ形の予約は全プランで使えます。カレンダー予約(時間枠指定・指名・事前決済=Stripe)はMaxプラン以上です。自店の予約フォームは離脱が起きやすいので、入力項目は最小限に(予約フォームの離脱を減らすUX)。HP構築の基本は専用ガイドへ(サロンのホームページ作成完全ガイド)。
H3-4-3. 独自ドメイン切替で"アクセス不能の空白"を出さない実務
DNS(ドメインと公開先サーバーを結びつける仕組み)の切り替えは、ダウンタイムの典型的な落とし穴です。散らばりがちなので、ここに集約します。
- サブドメイン公開は即日でできるが、独自ドメインはDNS認証・反映待ちが入る。反映には時間がかかる場合がある(一般に数時間〜最大72時間程度とされるが、環境により異なるため)。
- 旧ドメイン・旧サイトを生かしたまま新を公開・検証し、最後にDNSを切り替える。先に切ると反映中にアクセス不能枠が出る。
- 切替日は平日昼に設定する。万一不具合が出ても、その日のうちに気づいて対処できる時間帯にする。
詳細手順は専用記事へ(独自ドメインでサロンHPを公開する)。
H3-4-4. テスト予約を自分で1件入れて動作確認する
公開したら、自分のスマホやPCから実際に1件テスト予約を入れます。確認するのは予約完了画面だけでなく、来店前のリマインドメールが実際に届くところまでです(来店前メールリマインドは全プラン対応)。ここまで確認して初めて「受け皿が立った」と言えます(予約リマインドメールを自動化する設定方法)。

H2-5. 【フェーズ3】データ移行は"どこまで本記事でやるか"の線引き
このフェーズは、役割分担をはっきりさせることが大切です。CSVの整形・名寄せ・文字化け対処といった「データ作業そのもの」は、専門記事に全面的に委譲します(CSV移行手順/既存顧客リストをCSVで一括移行する手順)。
本記事で扱うのは2点だけ。「並行運用のどのタイミングでデータを移すか(順序)」と、「移せないデータの代替を、いつ決めるか(締切)」です。
H3-5-1. データ移行の差し込み位置(受け皿完成後・本稼働前)
データ取り込みは、受け皿(新システム)が公開された後、本格運用(新規受付開始)の前に行います。受け皿がない状態でデータだけ入れても確認できず、本稼働後に入れると台帳が空のまま接客することになります。
H3-5-2. 移せないデータの代替を"事前に"決める——締切をマイルストーン化
未来予約・ポイント残高・施術写真・カルテといったデータは、システムをまたいで自動では移せないことが多いです。重要なのは、代替方針を「いつまでに」決めるかを並行運用カレンダーに紐付けることです。
| 移せない可能性が高いデータ | 代替方針(例) | 決定の締切 |
|---|---|---|
| 未来予約(既存の先の予約) | 旧で消化、または手入力で新へ転記 | 並行運用開始前まで |
| ポイント残高 | 移行表を作り手入力 or 周知して精算 | 新規受付開始の○日前まで |
| 施術写真 | 当面は旧を参照保管、新規分のみ新へ | 新規受付開始の○日前まで |
| カルテ | 直近のみ新へ転記、過去は保管 | 新規受付開始の○日前まで |
機微情報の注意:電子カルテなどは取り扱いに配慮が必要な情報を含む場合があります。病歴・心身の障害などは「要配慮個人情報」に該当し、取得や第三者提供には原則として本人同意が必要です〔出典: 個人情報保護委員会 ガイドライン(通則編) https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/ (参照2026-06-29)〕。移行に際しては、取得目的の範囲内での利用・安全管理措置・第三者提供にあたらないかを各自でご確認ください(サロンのプライバシーポリシー必須項目テンプレ)。要配慮個人情報への該当性の最終判断は専門家にご確認ください。
H3-5-3. テストインポート→本インポートの2段階で
データは一発勝負にせず、まず少量でテストインポート→確認→本インポートの2段階で進めます。無料トライアルでテスト環境を作って試すと安全です。VANNAでは顧客台帳のCSVインポート・自動名寄せは全プラン、電子カルテはMaxプラン以上です。詳しい整形手順は専用記事へ(CSV移行手順)。
H2-6. 【フェーズ4】並行運用(二重稼働)の具体段取り——これがダウンタイム0の本体
本記事最大の差別化セクションです。新旧を一定期間「両方動かす」ことで、予約の空白を完全に消します。鍵は、4つのマイルストーンをそれぞれ別の日付で設計することです。
- A. 新規受付開始日(新システムで新規の予約を受け始める)
- B. 旧受付停止日(旧システムで新規の受付を止める)
- C. 旧予約消化完了日(旧に残った既存予約がすべて終わる)
- D. 旧解約日(検証OK後に旧を解約する)
H3-6-1. 新規受付の切替日と旧の予約消化期限を別々に設定する
最大の禁じ手は、A(新規受付開始)とC(旧予約消化完了)を同じ日にすることです。既存のお客様の予約は先の日付まで入っているため、旧システムは「既存予約の消化専用」としてしばらく生かす必要があります。新規だけ新に流し、旧は消化に専念させます。
H3-6-2. 二重予約を防ぐルール
ダブルブッキングを防ぐルールはシンプルです。
- A(新規受付開始日)以降の新規予約は、新システムのみで受ける。
- 旧システムは新規受付を停止し、既存予約の消化だけに使う。
- スタッフ全員に「新規はもう旧に入れない」を徹底周知する。
これでH2-1の失敗②(二重予約)が構造的に起きなくなります。
H3-6-3. お客様への告知段取りと、一斉送信の法的注意
切替時は、お客様を新しい予約窓口へ誘導します。
- 新しい予約URLを、旧サイト・旧LINEのプロフィールや固定メッセージに張り替える。
- 旧LINEのリッチメニュー、旧URLのバナー等を新導線へ差し替える。
- SNSのプロフィールリンクも更新(インスタから予約につなげるプロフィールリンク設計)。
販促の一斉送信(メルマガ・DM)を行う場合の法的注意:特定電子メール法では、広告宣伝メールは原則として受信者の同意(オプトイン)取得、送信者の氏名・名称の表示、受信拒否(配信停止)の連絡先の表示が必要です〔出典: 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html (参照2026-06-29)〕。さらに見落としやすいのが、旧媒体で得た配信同意は、新媒体に当然には引き継がれない点です。媒体を変える場合は、再同意の取得またはオプトインの取り直し・配信停止導線の明示を行ってください(メルマガ・DM配信の特定電子メール法対応)。特電法・特商法の最終的な適用は専門家にご確認ください。
H3-6-4. リマインドの二重送信・抜け漏れ防止
並行運用中は、リマインドの窓口を一本化します。旧と新の両方からリマインドが飛ぶと、お客様が混乱します。既存予約は旧から、新規は新から、と送信元を明確に分けます(来店前メールリマインドは全プラン対応)。
H3-6-5. 並行運用の期間目安
並行運用は、旧に残った「最も先の既存予約」が消化されるまで続けます。回数券や数か月先の指名予約があれば、その分だけ期間は伸びます。なお、参考までに匿名の事例では、月の予約が数百件規模のサロンで先々の予約消化に2〜4週間ほど要したケースがありますが、これは予約構成により大きく変わるため一般化はできません。

H2-7. 【フェーズ5】最終検証と"旧システム解約"の正しい締め方
最後のフェーズです。鉄則を再掲します。検証OKが出るまで、旧システムは解約しない。
H3-7-1. 切替完了の判定チェック(解約GOの4条件)
次の4条件がすべて揃って初めて、解約に進めます。
- 新システムで予約受付がOK(テスト予約が問題なく完了する)
- リマインドメールの到達がOK(実際に届くことを確認済み)
- 台帳件数の突合がOK(旧の顧客件数と新の取り込み件数が一致)
- 旧システムの未消化予約が0件(既存予約をすべて消化済み)
H3-7-2. 旧システムの解約手続きとデータ最終取り出し
解約前に、旧システムからデータを最終バックアップ(CSVエクスポート等)しておきます。ベンダーごとの個別の解約手順は各社公式、または専用記事で確認してください(サロンボードの解約方法と乗り換え前の準備)。データ件数検証の細部はデータ作業の記事に依拠します(CSV移行手順)。
H3-7-3. 解約後のやり残しチェック(リンク張り替え漏れ)
解約後、外部に残った旧システムへのリンクの張り替え漏れがないか最終確認します。
- Googleビジネスプロフィール(MEO)の予約リンク(MEO/Googleビジネスプロフィールの始め方/MEOで上位でも予約されない受け皿の整え方)
- Instagram等SNSのプロフィールリンク(インスタから予約につなげるプロフィールリンク設計)
- 独自ドメインの向き先、旧URLからの転送設定

H2-8. ダウンタイム0で乗り換えるなら、受け皿の立ち上げが速いほど有利
ここまで見たとおり、ダウンタイム0の本質は「旧を止める前に新を立てる」ことです。だからこそ、受け皿を速く・安く立てられるほど、二重稼働の負担が小さくなります。
乗り換えの「総額」を中立に捉える
製品選び以前に、乗り換えの総コストは次の3要素で考えます。
- 旧システムの違約金・最低契約期間の残債(断定せず各社公式で確認。なお解約金・違約金は消費者契約法第9条により平均的な損害の額を超える部分が無効となる場合があります〔出典: e-Gov 消費者契約法 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000061 (参照2026-06-29)〕。条項の有効性の最終判断は専門家へ)
- 新システムの初期費用
- 並行運用期間中、新旧両方に支払う"二重課金"
並行運用は安全のために必要ですが、その間は二重に費用がかかります。だからこそ初期費用と並行期間の負担が軽いほど、乗り換えのハードルは下がります。無料の選択肢を含む総コスト比較は専用記事へ(無料の予約システムは本当にお得?総コスト比較)。
VANNAを使う場合の実利と、正直な弱み
VANNAは初期費用0・予約/販売手数料0で、当日に受け皿を立てやすい設計です。ただし「手数料0」には注意があります。決済代行(Stripe)の手数料は店負担で別途かかります(カード決済の基本は1件3.6%とされますが、料率は変動しうるため最新は公式でご確認ください〔出典: Stripe公式 https://stripe.com/jp/pricing (参照2026-06-29)〕)。売上はVANNAを介さず店舗のStripe口座へ直接入金され、VANNAは仲介手数料を取りません。
公平を期して弱みも開示します。
- 自動移行なし:データはCSVで手入力(整形はCSV移行手順参照)
- 電話サポートなし(メール中心)
- SMS非対応(リマインドはメール。LINE連携はMax以上)
- 申込時にカード必須
料金はPro¥3,300/Max¥5,500/Max+¥11,000(いずれも月額・税込)です。
H3-8-1. まず無料トライアルでテスト受け皿を作ってから移行する
ローリスクな進め方は、いきなり本番にせず、無料トライアルでテスト用の受け皿を作って試すことです。並行運用の考え方とも相性が良く、旧を生かしたまま新を検証できます。
ただしローリスクと言っても、トライアルには申込時のカード登録が必要で、無料期間終了後は自動課金になります。下記の条件を必ず確認してください。
- プレオープン2か月無料は2026/7/31の申込分まで(以降の申込は1か月無料)
- 無料期間終了の翌日からプラン月額が自動課金される
- 解約はStripeカスタマーポータルから。無料期間内に解約すれば課金されません
サロン予約システム比較/VANNA vs ホットペッパー/VANNA vs サロンボード/サロンのオールインワン完全ガイド
H2-9. よくある質問(FAQ)
Q1. 移行中に予約は止まりますか? A. 正しく並行運用すれば止まりません。旧を生かしたまま新を立て、新規だけ新へ流し、既存予約は旧で消化します。これが本記事の核です。
Q2. 旧システムはいつ解約すべき? A. 検証OKの4条件(新で受付OK・リマインド到達OK・台帳件数突合OK・旧予約0件)が揃い、既存予約の消化が完了してからです。早すぎる解約は禁物です。
Q3. 独自ドメインの切替でアクセスできない時間は出る? A. DNS反映待ちで空白が出ることがあります。旧を生かしたまま新を検証し、最後に平日昼へ切替えるのが安全です(詳細はH2-4参照)。
Q4. 並行運用はどれくらいの期間? A. 旧に残った「最も先の既存予約」が消化されるまでです。先の予約が多いほど長くなります。
Q5. データ移行は誰がやる?費用は? A. VANNAは自動移行なしのため、CSVでの手入力が基本です。初期費用は0。なお「手数料0」でも決済代行(Stripe)手数料は店負担で別途かかります。整形手順は専用記事へ(CSV移行手順)。
Q6. 乗り換えにかかる総日数の目安は? A. データ件数による所要日数の目安はデータ作業の記事に、全体の段取りと逆算は本記事にあります。並行運用の長さで総日数は変わります。
まとめ:ダウンタイム0のための4原則
最後に、予約を1件も落とさない4原則を再掲します。
- 解約は最後(検証完了まで旧を生かす)
- 新を先に完成させる(旧を止める前に受け皿を立てる)
- 新規受付日と旧消化期限を分ける(二重予約を構造的に防ぐ)
- 検証OKまで旧を残す(切り戻せる保険を持つ)
まずは無料トライアルで「テスト受け皿」を作るところから始めるのが、最もリスクの低い進め方です。
申込はこちら → https://app.at-vanna.com/signup
お申し込み前のご確認(重要)
- プレオープン2か月無料は2026/7/31の申込分まで(以降の申込は1か月無料)
- 申込時にカード登録が必要で、無料期間終了の翌日からプラン月額(税込)が自動課金されます
- 解約はStripeカスタマーポータルから。無料期間内に解約すれば課金されません
- 「手数料0」でも決済代行(Stripe)手数料は店負担で別途かかります(売上は店舗のStripe口座へ直接入金)
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